釣りビジョン

2011.1.1号

番匠高宮丸・静岡県下田須崎港
貸し道具でらくらく釣行♪新島沖の超高級魚“旨キンメ”

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静岡県・伊豆半島を代表する超高級魚・キンメ。最近では“旨キンメ”の愛称で広く知られるようになった。浜値でも1kg3000円は下らないという“旨キンメ”を一年通して狙っているのが、下田須崎港『番匠高宮丸』。貸し道具も完備しており、ビギナーにも安心して挑戦出来る。

出船前の支度は、全て船長にお任せ♪

午前4時30分、船着き場に到着。平日にも関わらず、定員7人の船に私も含め6人が集まった。私は、今回が初めてのキンメ釣り。仕掛けも含め全て小澤長夫船長にお願いしておいた。「道具のセッティングは全部こっちでやりますから待っていて下さいね」と船長。至れり尽くせりである。この日、レンタルセット組は私と隣に座ったキンメ釣り3回目の2人。釣り座は船長に色々教えてもらえる操舵室真横。

セッティングは船長がすべてやってくれる
利島の横には美しい朝日が顔を見せた

釣り場までの1時間、ベッドでゆっくり仮眠

午前5時30分の定刻に河岸払い。須崎港から新島沖のポイントまで航程は1時間程。キャビン内には2段ベッドが完備。人数分は楽に横になれるスペースが確保されているのが嬉しい。「はい、そろそろ着きますから準備して下さい」。船にアナウンスが流れ、キャビンから出ると利島の横に美しい朝日が顔を見せていた。『番匠高宮丸』では、片舷流しで釣る。経験の無いので船長に投入方法を聞いた。「ミヨシ(船首)から順番に仕掛けを入れていきます。後ろの人はオモリ(1.8kg)を水中に入れた状態で待っていて下さい。前の人が最後まで仕掛けを投入し終わったら自分の仕掛けを落とします。その際、リールのドラグは締めた状態がいいですね。ドラグをフリーにするとバックラッシュの原因になりますから」。

1.8kgの鉄筋オモリ
餌付きで投入枠に入った仕掛け1セット
仕掛け図

水深は480m~520m

「はい、ミヨシからどうぞ」。船長から投入の合図。右舷ミヨシから順番に15~20本バリの仕掛けを投入していく。最初の投入は船長に教わりながらだったためスムーズに完了。「あとはバックラッシュだけ気をつけてサミングしながら落とせばいいよ」と言う船長のアドバイス通り。ただスプールに指を置くだけの簡単な作業だ。この日は潮が1.5ノットとかなり速かったため、ラインも平均で900m以上出た。

餌では鮭の皮を使用
常連さんの使用餌(カツオハラス・スルメイカ)

巻き上げもミヨシから!

「はい、それじゃミヨシからあげてみて~」。船長からアナウンス。ミヨシから順番に巻き始め、前の人が自分のメーターより30m上に行ったら巻き始めるのがルール。左隣の人が「870mですよ」と教えてくれた。私のリールの表示は900mだったため、ドラグを絞めて“自動巻き"ボタンを押した。この巻き上げ時に注意するのは“SPEED2”で上げること。減速ボタンでリールの速度を事前に調整しておこう。

自動巻き取りボタンを押して巻き上げ開始!
巻き上げSPEEDは2にしよう

1投目から1~2kg級が5尾!

重たくて4尾しかもてないよ~(笑)
20分程経過したところで、ミヨシの釣り人が騒いでいる「重いヨー!一人じゃ上がんないよー」。全長30mある仕掛けをたぐっている最中、とにかく重そうだ。これは、良型の“旨キンメ”がゾロゾロという場面が期待できる-そう思った瞬間、海中で赤と銀ピカの魚らしきものが光った。「キンメだ!」。すかさず隣の人がタモを準備。1kg級が1尾、2尾、3尾、4尾、そして2kg級が1尾の合計5尾!「今日はイイかもね~♪と全員のテンションが上がった」。

1投目から“旨キンメ”ゲット!

しかし、期待とは裏腹に2番目、3番目はスカ。次は私が上げる番となった。1本目、2本目…順番に仕掛けをたぐっていくと、海中には赤い魚影が見えた。上げるのにもたついてしまい隣の人とオマツリしてしまったが、人生初の“旨キンメ"を釣り上げることが出来た。そして、もう一人の貸し竿の人にも2尾、その後ろでも1尾が釣り上げられた。「昨日は1投目空振りだったから心配したけど良かったよ~」と船長にも笑みがこぼれた。

私の竿にきた人生初の“旨キンメ”
貸し竿セットで良型2尾ゲット

仕掛けは毎回新品に交換!

1日に投入のチャンスは6、7回。仕掛けを上げたら移動時間に素早く新しい仕掛けにチェンジすることが大切。仕掛けは7投分用意されている。今回は3回投入して、後は取材に専念したが、余裕をもって自分の順番を待つことが仕掛けをスムーズに入れるには一番大切なことだと実感した。この日は、3投目で船中全員が型を見ることができたが、4投目、5投目と全員にアタリがなく、5投目、6投目、7投目で何人かが1、2尾追釣し、納竿の時間を迎えた。

使用済み仕掛けは丸めてこの箱に入れておけばOK
取り込みは慎重に♪
なかなか旨そうなキンメですね。

“旨キンメ”は年中旨い!

キンメと言うと、旬は夏頃と言う人が多いが、小澤船長は「新島周りのキンメは1年中脂も乗っていますし、どんな料理にしても旨いですよ」と太鼓判を押す。長靴とカッパさえあれば大丈夫という『番匠高宮丸』。絶品の“旨キンメ釣り"是非お試しを。限定7名での出船のため、釣行前に予約の電話を忘れずに。

綺麗な魚体のキンメ
最後の流しで釣れた貴重な2尾に思わず笑顔
カラスザメの毒は危険!触らずにハリスを切って逃がそう

(吉田 洋一郎)

今回利用した釣り船
静岡県下田須崎港『番匠高宮丸』
〒415-0014 静岡県下田市須崎491
TEL:0558-22-0725(定休日:毎週月曜日)
詳細情報(釣りビジョン)
番匠高宮丸ホームページ
出船データ
釣り物:キンメダイ
午前5時集合、5時30分出船、13時沖上がり
料金:28,000円~(オールレンタルセット・餌・仕掛け・氷付)
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