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東京湾のLTアジ、夏休みのファミリーフィッシングにピッタリ!

2018年07月15日公開

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さあ、夏休みだ。子供達をどこに連れて行こうか悩んでいるお父さんに朗報!東京湾のアジ釣りがお勧めだ。水深20m前後の浅場でLT(ライトタックル)での釣りなので、小学生でも十分に楽しめる。東京・羽田『かめだや』に様子を見に出掛けた。

真夏でも美味しい東京湾のアジ!

『かめだや』は交通の便がいい。京浜急行・大鳥居駅下車、徒歩約10分だ。また、京浜急行・蒲田駅には送迎バスも出ている。マイカーなら首都高速横羽線・羽田ICか大師ICから10分程度。釣り物は、東京湾育ちの美味しい“江戸前のアジ”。6~8月が最も脂が乗り、味も絶品だ。

東京湾の名所を眺めながら釣り場へ

出船は午前7時30分(遅くとも30分前には着いておこう)、「第十二かめだや丸」は左岸に羽田空港を見ながら多摩川を下った。飛行機が轟音とともに次々に飛び立っていくのが間近に見られ、ちょっと得した気分になる。海に出ると船はスピードを上げて東京湾を南下、遠目に東京湾アクアラインの“風の塔”が見える。陸側には首都高速湾岸線のつばさ橋や横浜ベイブリッジ、航路には外国船籍の大型船なども見られ、釣り場までのクルージングも楽しい。

 

朝一のアジは高活性!

1時間程で釣り場の富岡沖に到着。野口勝弘船長はポイントを見定めると、操舵室から飛び出してきて船首から錨を下ろした。いよいよ、開始だ。「はい、どうぞ。水深は17、18mです。底から2、3mを狙ってください」とアナウンス。「ここは前日、大型が数釣れた場所」と船長。その読みが当たり、1投目からあちらこちらで竿が曲がった。「お~、来た来た!」と、嬉しそうにリールを巻き上げる。LTの竿は1匹でも掛かるとよく曲がる。引きを堪能しながらの巻き上げは楽しい。23、24cmの美味しそうな“中アジ”が中心で、ダブルで掛かると引きの強さは倍以上に感じられて実に嬉しい。

中盤、良型狙いに切り替えて移動

しかし、アジがコマセに飽きてしまったのか、次第にアタリが断続的になり、中盤にはポッツリポッツリになってしまった。他船もなかなか厳しい状況のようで、船長も堪らず場所を移動した。「水深20mです。釣れれば型がいいですよ」と船長。ここで暫く粘ると、24、25cm主体に30cm前後の大型もポツポツ交じった。朝のように活発ではなくても、この型のいいアジが釣れるのは嬉しい。左舷大ドモ(船尾)の釣り人が、釣ってはその場で開いて干していた“アジの船上干し”の数も順調に伸びていった。

いい日にはトップ束釣りも!

その後、再び食いが落ち着いてしまい、船は横浜沖へ。横浜港に架かる横浜ベイブリッジを見上げながらのアジ釣りも乙なものだ。ポイントを転々としての拾い釣りになり、船長はあの手この手でなんとか釣らせようと操船。15時過ぎに沖上がり。結果は15~31cmのアジが5~41匹。前日はトップ86匹、いい日には束釣り(100匹以上)も珍しくはない。この日はたまたま食い渋ったようだが、一番美味しい“中アジ”中心にこれだけ釣れれば上々だ。大きなサバやイシモチ、カサゴ、シロギスなども交じってクーラーは賑やかに。夏休みはファミリーで是非、LTアジの船釣りを体験して頂きたい。

今回利用した釣り船

東京都羽田『かめだや』
〒144-0043 東京都大田区羽田2-31-13
TEL:03-3741-1258
定休日:毎週火曜日 釣果・施設情報 かめだや ホームページ

出船データ

LTアジ乗合
料金=男性 9,500円(氷、コマセ、エサ付き)※女性・中学生以下割引あり
レンタル=貸し竿 無料(破損や紛失は実費)
出船=7時30分、沖上がり=15時
※詳細は事前にお問い合わせを
     
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この記事を書いたライター

岩見 忠弘
釣りビジョンAPC
0mの海面から水深1,000mの超深海までのレンジで、数cmのハゼやキスから、イカ・タコの軟体動物、数十kgのキハダやベニアコウまでの様々な魚を狙うフィッシング・ライター。
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