愛知県の郷土料理に挑戦
一般にはあまり食べないような魚、動物、昆虫、植物などを食材としてしまう”野食ハンター”茸本朗に調理してもらうのはボラの若魚、イナ。試食担当は干物グラビアアイドルとして人気を誇る吉野七宝実。そして茸本が、今回の為に厳選した材料が、イナ、八丁味噌、みりん、日本酒、砂糖、昆布つゆ、銀杏、椎茸、ゆずの皮、ゴマ。果たしてどんな料理を作ってくれるのか。
茸本「愛知県とか中部地方の郷土料理”イナまんじゅう”を作ってみようかと」
吉野「イナのまんじゅう!?ちょっと想像がつかないですね!?」
茸本「まんじゅうって割ったらあんこが入ってますよね。イナも割ったらあんこが入っていたら、それはもうまんじゅうですよね」
あんこ作りは黒魔術!?
材料を細かく刻み、八丁味噌に加えていくのだが、八丁味噌を使ったことのない吉野はその異様な光景に若干引き気味。
吉野「これ、黒魔術かなんかですか!?」
茸本「怪しいものを練成してるようにしか見えませんよね(笑」
これから試食が待っているからこその言葉か、吉野の不安が募っていく。
これぞ技!”ツボ抜き”と”骨抜き”
あんこが完成したら次は”ガワ(イナ)”だ。イナの中に、あんこを詰めるスペースを確保しなければならない。
茸本「お腹を裂かずに内臓を取り出します。”ツボ抜き”と言って、実は、昔からある技術なんです」
”ツボ抜き”とは、腹を裂くことで、形が崩れるのを避けたい時に使う、古くから伝わる技術。菜箸や平たい金串などを2本、口から刺し、2回転くらいさせると内臓が腹膜から離れて取り出すことができるそうだ。ただ、これだけではあんこがあまり入らない。
茸本「内臓だけではあんこがそんなに入らない。まんじゅうというからにはもっとあんこを入れないと。というわけで次は、お腹を切らずに骨を抜いていきます」
キッチンバサミを使って、骨を抜いていく。腹を切ってしまわないよう細心の注意が必要となる。
”イナまんじゅう”の判定やいかに!?
後は、あんこを詰めて、両面を弱火でじっくり焼き上げれば”イナまんじゅう”の完成だ。果たして味のほうはどうなのか?
吉野「そんなにボラ感はないです。焼酎とかに合いそう。珍味ですね」
茸本「確かにご飯のおかずというよりはお酒のおつまみですね。イナ自体には味を付けてないので、時間が経つと中の味噌がじわっ~と浸透してくる。なので少し寝かしたほうがおいしいかもしれない」
最後に吉野七宝実の忖度なし、正直な判定結果が待ち受ける、星はいくつ貰えたのか!?
気になる判定結果はこちらから!
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