トップやメタルジグで好反応!!夏のロックショア(磯)で“カンパチ”を狙う!!

ブリやヒラマサと並んで“青物御三家”に位置づけられる“カンパチ”。砲弾型のボディを生かした圧倒的パワーと、生息地が限られる希少価値の高さ、そして食味の良さが人気で、夏のロックショア(磯)を代表するターゲットとして知られている。今回は釣りビジョンのソルトルアーコンテンツ『メタルバスター』に出演中の沼田純一さんにロックショアでのカンパチ攻略法を聞いてみた。

ソルト

夏が旬!温暖な海に生息するカンパチ

熱帯から温帯の海に生息し、国内では東北以南の暖かい海に分布。関東地方では50cm以下を”ショゴ”と呼び、それ以上を“カンパチ”と呼ぶ人が多い。ブリやヒラマサとは一線を画す、トルクフルなファイトが魅力で、一度カンパチの強烈な引きを味わうと、この魚の虜になってしまう釣り人も少なくない。沼田純一さんもカンパチに魅了された釣り人の一人で、番組では全国各地のフィールドで大型カンパチに挑戦し、様々なドラマを生み出している。

沼田純一。1975年8月11日生まれ。ロックショアだけなでなく、様々な釣りに精通するソルトウォータールアーのスペシャリスト。パームスのロッドデザイナーを務め、日夜フィールドとデスクの往復の日々を過ごしている。©釣りビジョン
『メタルバスター』ROUND7、伊豆諸島鵜渡根群礁での大型カンパチとのバトル。トルクフルかつスピード感のある引きが特徴で、ファイト時に下を向かれたら釣り人の負け。根に潜られ、ラインブレイクする事になる。©釣りビジョン
サメの餌食となってしまった良型カンパチ。温暖な海域に生息している為、ファイト中、サメに食べられてしまう事もある。©釣りビジョン
カンパチの刺身。あっさりとしていて食べても非常に美味しく、コリコリとした食感を楽しめる。©釣りビジョン

『メタルバスター』流、カンパチ攻略法!!

全国各地のフィールドで大型カンパチと対峙している沼田さんにとって、カンパチとはいかなるターゲットなのか。

沼田「カンパチはですね、根に固執する魚なんですね。シモリであったり、自分が立っている磯場、そんな障害物の所にカチっと着きやすいイメージ、これがブリやヒラマサと比べると強いですね」

根に潜られたらラインブレイクは必至。釣りあげるまで一瞬も気が抜けない、シビアなやり取りを強いられる。時合はというと、

沼田「日中でもチャンスはあるんですけど、時合がコンパクトなんですね。これが特徴で、例えば朝マズメや夕マズメ、そして、潮変わりのタイミングは反応しやすい気がします。なので、そのタイミングを外さず、しっかり釣って行く事が大切で、釣り方は、トップやメタルジグ、どちらも反応します」

どんなアクションが有効なのか。

沼田「メタルジグで釣りをしていると良くわかりますが、スローなフォーリングが主体の釣りでも反応するし、逆に超高速な水面スキッピングでも反応してきたりする。そういう意味では色んなアクションに反応してくるので、それを見つけていく楽しさもありますね」

釣り人の間で本カンパチと呼ばれる一般的なカンパチ。ブリやヒラマサと比べて体高があり、トルクフルなファイトは多くの釣り人を魅了する。©釣りビジョン
ヒレナガカンパチ。名前の通り、カンパチより背ビレが長いのが特徴で国内ではカンパチより、暖かい海に生息。主に九州や沖縄で狙う事が出来る。©釣りビジョン
メタルジグで釣ったヒレナガカンパチ。根に着いている事が多いため、甲殻類を捕食しているのか、ピンクやゴールド系にアタックしてくる事が多い。©釣りビジョン

ファイトする際の注意点

沼田「ファイトの特徴は、トルクがあってスピードがあります。また、ブリやヒラマサに比べて、ボディに幅があるので、それが上手い抵抗になって、浮かせづらい魚なんですね。それで自分の方に寄せてくるとカンパチは根に向かって走ります。そう言った意味では力強さと速さ、それと根に向かっていくので非常にスリリングなファイトを要求されますね」。

スリリングだからこそ、魅了され、虜となる釣り人が多いのだろう。

沼田「バイトさせる場所にもよるんですけど、大体、根のそばだったり、少なくとも寄せてきたら確実に根に突っ込んで行くんですね、確実に頭をこっちに向けてファイトして行くっていうのが必要で、一瞬のスキをついてパッと根に入って行こうとしますんでそこの足際、根際の攻防ですね。ここを如何に制していくかと言うのは気をつけています」。

国内屈指のカンパチフィールド、愛媛県武者泊での釣行は『メタルバスター』最新作をチェック!

過去のカンパチバトルの動画はこちら!!是非ご覧ください

根に潜られラインブレイク。©釣りビジョン
下を向かれると一気に根に向かって走られるので一時たりとも油断が出来ない。©釣りビジョン
伊豆諸島神津島でキャッチした良型ヒレナガカンパチ。ボトムからの高速巻きで反応してきた。©釣りビジョン

施設等関連情報

※料金等は取材当時のものとなります。料金の変更等がなされている場合がございますので、詳細につきましては各施設等にお問い合わせください。

この記事を書いたライター

武笠 佳司 2000年釣りビジョンに入社。入社以降ルアー番組を中心に番組制作に携わる。好きな釣りはルアーのトラウトゲームとショアジギング、サーフヒラメ、バスフィッシング。現在の担当番組は「メタルバスター」「ソルトギャラリー」「トラウトギャラリー」「世界釣旅」など。

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