ストーリー
~悠久の大河川 ロシア・コッピリバーのシーマPart3~
極東ロシア・コッピ川 /シーマ(サクラマス)
2003年3月7日(金)

毎年、恒例となっている極東ロシアのシーマ釣行。
今回のテーマは、究極のライトタックルゲーム。西村は、ライトタックルゲームでロッドポテンシャルをどこまで引き出せるのか!

毎年、恒例となっているロシア・コッピ川でのシーマ釣行もいよいよ終盤戦を迎えていた。

念願の80オーバーのパパシーマも手中に収める事が出来た西村は、一つの提案を出した。

「どうだろう、ライトタックルでシーマを狙ってみるのは?」誰しも、それは難しいとの考えだった。

しかし、西村は、自分が設計したロッドには、それだけのポテンシャルを秘めていると確信していた。

満を持して望んだゲームにスタッフ一同、無謀さえ感じていた。10ポンドでも時間がかかるのにましてやロッドもライトにするのは至難の技としか思えなっかた。

しかし、西村は不安の表情ひとつ見せず、その自信に満ちた顔にスタッフも折れるしかなかった。

そして、ポイント到着。コッピ川はいつもの穏やかな表情を見せていた。

これから、究極のゲームが展開されようとは知るよしも無く・・・。

西村は、ポイントに狙いを絞る。それも、計算した上でのポイントに・・・。

ファイトするシュチュエーションを考え、イメージ通りのランディングが出来るポジションを!

しかし、そこまで計算し尽くしながらゲームを展開するには、よほどの経験と実績が無ければ難しいことを、その段階ではスタッフは知るよしも無かった。

それは、後から聞いた事だったのだ。ただ単に、ライトタックルゲームで大型のシーマの引きを楽しむだけだと勘違いしていたスタッフは、唖然とさせられた。

そこまで、計算にいれ、緻密なまでに組み込まれた行動パターンに大型のシーマは成すすべなく次々にランディングされ、西村の手の中に収まっていく。

これもすべて、ロッドポテンシャルを知り尽くした人間が成せる業であり、力加減一つで失敗に終わる、紙一重のゲーム展開であった。
ロッドを通して様々な情報を瞬時に計算し行動に移さなければ成立しないライトタックルゲームが雄大なコッピ川で展開されたのは昨年の6月の事だった。

そして、そのゲームは思わぬ展開をみせ、西村を未知のポイントへと足を運ばせたのだった。

そこは、雄大な海が見渡せる海岸だった!

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