釣りビジョン

2014.9.1号

浅八丸・神奈川県平塚港
暑さを忘れてショートゲーム!湘南・平塚のライトルアー船

03_main.jpg
海のライトルアーフィッシングをご存知だろうか。海のルアー釣りと言えばマグロやヒラマサなどを対象にした大物狙いと思われがちだが、最近は手軽なライトルアーフィッシングも人気を集めている。東京湾では、シーバスフィッシングが人気だが、神奈川県・湘南ではサバをメインターゲットに楽しめる。8月17日、平塚港『浅八丸』のライトルアー船に乗り込んだ。

バーブレスフックが必須!

仕掛け図
『浅八丸』のライトルアー船はライトジギングで50g前後のジグを使う。カラーや形状の種類は膨大だ。私にはどのジグが良いか判らないので、船宿お奨めの実績あるジグを2種類購入した。ここで重要なのはハリのカエシをつぶしてバーブレスフックにしておく事。怪我の防止と手返しを早くする為に必ずしなくてはいけない。自分で出来なければスタッフにお願いすればやってくれる。タックルはシーバス用の竿、リールで十分であり、貸し竿も常備しているので女性、子供にも手軽に楽しめる。なお、指示ダナは海面からの深さになるので、マーク付きのラインの方がいい。

選んでもらったジグ
ジグ拝見
常連さんからのアドバイス

ビギナーに嬉しい取り込みのレクチャー

何とこの朝の乗船者は21人、これでも少ない方と聞いて、人気の高さに驚いた。定刻の6時に出船、魚探反応を求めまずは大磯方面に向かった。30分程走って最初の釣り場に到着。スタートの前に船長から取り込みのレクチャーがアナウンスされた。釣り方の話は良く聞くが、取り込み方のレクチャーはビギナーには有り難い。「子供や女性にも安全に楽しんで貰いたいから」と船長。指示ダナ40mでスタートした。7時を過ぎる頃からアタリが出始めたが、船中でサバが4、5匹釣れると静かになってしまった。活性が少し低いようだ。そのせいかサイズもやや小ぶりだ。船長は、魚探反応を求め小さく移動を繰り返した。

ピンクが“アタリジグ”か
これもピンクだ
こちらはブルー

連続ヒット、僕も私も!

8時頃になると、魚探反応か連続して出てくるようになり、一斉にアタリが出始めた。サイズも良型が上り出しダブル、トリプルヒットも頻発したが、バラシも多い。サバのパワーにオマツリも多く、上乗りさんは大忙しだ。常に誰かの竿が曲がって船上にはサバが転がっている。子供も女性も複数ゲットで大忙しだ。
ここで灘寄りに“鳥山”を発見。ベイトの群れに船中大興奮。全速で接近しサバが連続して当たる。シイラの魚体が見えてミノーをキャスティングする人もいたが残念ながらノーヒット。そのかわりゲストで何と“トラフグ“が上った。
10時近くになり、クーラーに魚が沢山入った場合の注意事項がアナウンスされ、暑さも気にならず、短時間(実釣3時間)で獲物もたっぷり。釣果を聞いてもほとんど判らず、濃厚な釣り時間は終了した。

1匹目は緊張
何匹目だか忘れました
軽く頂きだ

やる時はやりますよ
しっかり掴んでないと

ジギング特訓、秋口に備える。

絞めたらすぐにクーラーへ
この日舵を握った塚野仁船長は、「今日はまずまずの釣果で、昨年は10月まで狙いました。秋口はイナダやシイラ、ホウボウなども釣れて魚種が多彩になります」と話す。『浅八丸』では釣った魚の捌きをお願いする事も出来る。詳細は船宿HPを参照して頂きたい。興奮の連続!湘南のライトルアーフィッシングを是非体験して頂きたい。

これも即クーラー行きだ
結構釣れるらしい高級なゲスト“トラフグ”
ターミネーターより頼りになる 塚野仁船長

(釣りビジョンAPC・野口 壮一)

今回利用した釣り船
神奈川県平塚港『浅八丸』
〒254-0803
神奈川県平塚市千石河岸57-13
TEL:0463-21-0904(定休日:原則として第2・4・5火曜日)
詳細情報(釣りビジョン)
浅八丸ホームページ
出船データ
出船時間:1便=6:00出船(実釣約3時間)
2便=10:30出船(実釣約3時間)
乗船料金:3,800円
※記事の掲載内容は公開日時点のものになります。時間経過に伴い、変更が生じる可能性があることをご了承ください。
プレミアムメンバー