釣りビジョン

横浜市・粕尾川で夏真っ盛りのナマズ・デイゲーム!

2022年08月19日公開

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夏真っ盛りだが、私の仕事は“繁忙期”、中々釣りにも行くことが出来なかった。ようやく休みが取れた8月10日、地元、横浜市を流れる柏尾川(境川の支流)で、ナマズをデイゲームで狙ってみた。

真夏のナマズ・デイゲーム!その秘策とは?

ナマズは全国に分布しており、大都市部を流れる川にも数多く生息している。今回の釣り場となった柏尾川は、境川支流の2級河川(戸部川とも呼ばれる)。ナマズ以外にもコイ、フナ類などがおり、オイカワ、カワムツ、アユ、ボラの稚魚、テナガエビやスジエビといったベイトも豊富で、ナマズにとっては生息しやすい環境が整っている。ナマズを日中に釣るのは、ある意味難しい。夜になるととても獰猛なハンターと化すナマズも、日中は動きが鈍く、中々水面まで出てこない。また、出て来てもミスバイトすることも多い。ナマズと言えばトップウォーターというイメージを持たれている方も多いと思うが、実は昼間にナマズを釣る一番の方法は「サイトフィッシング」。見えているナマズの目の前に、ジグヘッドリグのワームを通すのが最も簡単なのだ。
と、言うわけで、最初はワームのジグヘッドリグをセットしてスタート。しかし、連日の強風のせいか濁りが入っており、底が見えない。こうなるとかなり難しくなる。見えない以上、水面まで誘い出すしかないのだ。まずは表層系クランクベイトからキャスト。しかし、これにはコイがやたらと反応してしまう。コイは釣りたくないので、ナマズ釣りの王道、ノイジー系プラグに交換した。

根がかりを外してくれた優しい魚の正体は…

狙いは対岸のアシやガマといったベジテーションと、オーバーハングした木などが絡む場所。とにかく陰となる物がある所を丹念に探る。ルアーの着水も、ソフトプレゼンテーションの方がいい時と、ある程度パシャン!と落とした方がいいことがある。私の経験では、濁りが入った時はある程度音を立てて落とした方が反応がいい。と言うより、気づいてもらえるのだろう。そこでこの日は、パシャン、パシャンとアシ際、ブッシュ際に落としていった。
ギリギリを攻めていると、どうしても勢い余ってアシに刺さってしまうこともある。ついに私もやらかした。上手くアシの際に落ちたと思ったら、アシの根元にリアフックが掛かってしまった。外そうとラインをパンパンと弾いていると…ズパッ!と言うバキューム音と共に、ルアーが消えた。魚がルアーに喰いついて、根がかりを外してくれたのだ。しかもフッキング成功!ズシッとくる重み。一直線に下流を目指して突っ走る魚。これは…奴(コイ)だ!
コイをリリースした後、また同じ要領で対岸を打っていく。アシのポケットに上手く着水して、アクションを加えようとした時、いきなりその時は来た!ズポッ!と言うバキューム音と共に、またしてもルアーが消える。慌てず、一呼吸おいてフッキング!ズシッとくる手応え。この引きはナマズだ!グイグイと下流に泳がれると、ナマズの引きと川の流れで凄いことになる。何とか寄せて、フィッシュグリップを使ってキャッチ!なかなか大きい。

 

ナマズ・デイゲームの勧め

ナマズは、かなりの小規模河川にも生息しており、私が知る限り神奈川県を流れる川には全てその存在が確認されている。きっとご近所の川にもいるはず。また、バス用のタックルがそのまま流用でき、拘るなら専用のタックル、ルアーもかなり多く出回っている。個人的には何より、購入したもののバス釣りの場面では全く出番を与えてやれなかったノイジータイプのルアー達に、再び活躍のチャンスを与えてあげられたことが嬉しい。むしろこれから(晩夏から秋)がよく釣れる季節。是非、チャレンジして頂きたい。

施設等情報

柏尾川
神奈川県横浜市戸塚区~藤沢市

施設等関連情報

公共交通機関:JR東海道線・戸塚駅下車、東口より徒歩5分
     
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この記事を書いたライター

はるの まさを
育児休暇が明けて、2019年から「バスオブジャパン」に参戦。また、地元の釣具屋と始めたクラブトーナメントにも参画。トーナメント参戦記、プライベート釣行記とも、毎回テーマを決めて楽しく「タメになる」記事をお届けしたい。
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