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刺し身でも美味しいエリアのブランド鱒&名物鱒とは?

2022年11月27日公開

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ハイシーズンを迎えて、益々、活況なエリアフィッシング(管理釣り場の釣り)。さまざまな楽しみ方とスタイルのある釣りだが、釣ったトラウトを持ち帰り、美味しくいただくキャッチ&イートもこの釣りの魅力のひとつ。そんなキャッチ&イート派が、このところ注目しているのが『ブランド鱒』や『名物鱒』と呼ばれるトラウトたち。それっていったいどんな魚なの?

食味にこだわって生産された抜群に美味しい鱒たち

今や寿司ネタの一番人気はマグロを抜いてサーモンらしい。たしかに、美しいオレンジ色に輝く肉質、それに甘く濃厚な脂の乗った味わいは絶品だ。実は、そんなサーモンに類する魅力的な魚をエリア(管理釣り場)で釣ることができる。それは各地の養鱒場や水産試験場などが養殖技術の粋を結集して生産した『ブランド鱒』や『名物鱒』と呼ばれる魚だ。これらは得てして大型で赤味と呼ばれるオレンジの身の色をしている。そして、とても美味しい。通常のニジマス(を含めたトラウト)が白身なのに対し、これらの魚は栄養価が高く甲殻類を多く含んだエサを与えられているため、このような身色に色上げされているのだ。
最近では、こんな魅力的なトラウトを名物として放流し、キャッチ&イート派のアングラーを集客しているエリアも増えている。そして『ブランド鱒』や『名物鱒』を釣りたいがためにエリアの釣りを始める人も一部急増している……という噂だ。
食べ方のオススメは、なんといっても刺し身。一般には淡水魚の生食は危険とも言われるが、管理された環境下で養殖され、肉質と味をよくするため品質の高いエサによって育てられた管理釣り場のトラウトは安全性も高い。そのため刺し身などの生食も可能とされる。だからこそ人気というわけだ。
ちなみにエリアで釣れる『ブランド鱒』や『名物鱒』にはどんな魚がいるのか有名どころを挙げてみよう。
●スーモン(すそのフィッシングパーク)
●甲斐サーモンレッド(小菅トラウトガーデン)
●スチールヘッド、ドナルドソントラウト(那須白河フォレストスプリングスを筆頭に各地の釣り場)
●イタダキマス(各地の釣り場)
このほか、ヤシオマスやホウライマス、サクラマスなども『ブランド鱒』や『名物鱒』に含めてもよいだろう。
これらの魚たちを狙う場合は、事前に各エリアのHPでそれらの魚種の存在や放流の時期、それに持ち帰りの可否、持ち帰り匹数などレギュレーションをチェックしておくことが大事。
そして、狙い通りに釣った際には、美味しく持ち帰るための下処理をお忘れなく!ちなみにトップ画面の刺し身はイタダキマスだ。下処理後、サクにして冷蔵庫で2~3日寝かせると旨味がアップ!

 
※記事の掲載内容は公開日時点のものになります。時間経過に伴い、変更が生じる可能性があることをご了承ください。

この記事を書いたライター

宮崎 紀幸
東京は多摩川のほとりに住まうフリーランスライター。
地元・多摩川での釣り&野外活動を楽しみつつ、自身でもトラウトやシーバスなどのルアーフィッシングを嗜む。冬はカワハギ釣りにも熱くなる!
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