釣りビジョン
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2010.5.15号

たかはし丸・東京都小岩大橋
江戸川区・小岩大橋脇から!楽ちんアジ釣り!

無風・晴天・ベタ凪。この条件が揃えば、海釣りは実に楽しい遊びである。しかし、そこに立ちはだかるのが帰り道の高速大渋滞。早朝の高速道路はガラガラだが、帰り道は場所によって大渋滞に巻き込まれることも少なくない。そんな心配をしなくて済む船宿のひとつが葛飾区・小岩大橋脇の『たかはし丸』。
しかもアジが絶好調とのこと。早速、出掛けてみた。
環七からすぐそば、たかはし丸船宿
小岩大橋・たかはし丸乗船場所

自宅から15分。無料駐車場も完備!

当日の釣り物や出船時間はこの看板で確認できる
『たかはし丸』は、基本的に当日乗り合い(予約なしでOK)だが、念のため前日午後7時の天気予報後に出船するか否かを電話で確認しておくとよい。 JR総武線・小岩駅から送迎バスもあるが、私は、自宅のある足立区から車で向かった。環状7号線から千葉街道を左折すると、“たかはし丸”の看板が目に飛び込んできた。これなら初めての人でもすぐ分かる。自宅からの所要時間は下道で行きも帰りも15分~20分。高速を使う必要はなかった。また、無料駐車場も完備しているのが嬉しい。

ポイントまでは“クルージング”と思えば全く苦にならない!

6時に到着。親方が出迎えてくれた。『2階が受け付けです。座席番号札をもらって下さい。氷は1階のクーラーです。無料ですよ』。2階へ上がると、『今日はいい天気!お客さんも一杯だよ~』と元気な女将さんの声。
『たかはし丸』では、仕掛けの購入や貸し竿利用などは受付時に済ませるのが原則だ。
事務所から船着場までは20m程。小岩大橋のすぐ下流だ。船に乗り込み、船長に座席の札を渡し、6時40分に河岸払い。現在のアジ釣り場、観音崎沖までは航程凡そ2時間だ。
新中川に架かる橋をいくつも潜り、浦安を抜け、東京湾に出る。キャビンで寝るもよし、浦安沖の“ディズニーランド”や東京湾を横断するアクアラインの“海ほたる”や“風の塔”を眺めるもよしである。海上から眺める東京湾の景色も捨てたものではない。“東京湾クルージング”付の釣行と思えば、“長い道中”も全く苦にならない。

待合所の一階にある氷。
いくつもの橋をくぐったらスパンカーを立てる。

当日は、乗船者22人の盛況

船着場を離れ、2時間程で釣り場に到着。最初のポイントは、観音崎沖。水深60~80mを狙う。昨日までの数日間、「このポイントで爆釣していた」と、この日舵を握った秋葉松市船長。
プーッ!仕掛け投入の合図が船中に鳴り響いた。『水深は65m。底から2~3m上を狙ってね~!』と、元気な船長の声に気合が入る。当日乗船していた釣り人は総勢22人。今シーズンのアジは好調でトップが50尾を超えることも珍しくはなく、人気の高さも当然か。

2本バリが、オマツリ少なく効果的

今回使うタックルはアジのビシ竿。130号アンドンビシを使い、コマセはイワシミンチ。アジは口が弱いのでバラシ防止にクッションゴムをつける。仕掛けは2本バリでも3本バリでもよいが、手返しよく釣るには、2本バリがオマツリも少なく効果的だ。
※ 釣り方は上乗りの矢野志郎さんが詳しく説明してくれている。ヒットシーンもあり非常に参考になる。(動画1)

[動画]上乗り、矢野志郎さんのアジ釣り入門!
コマセはイワシのミンチ
アンドンビシ(下を少しだけ曲げてあけてあげるとよい)

魚探反応はあるのだが…

船長の合図とともにいっせいに釣り始めたが、コマセを撒けども撒けども一向にアタリが来ない。たまーに釣れてくるのはサバやコノシロばかり。『魚探反応は出ているんだけどね~。今日は口を使わないね~』と船長はボヤき節。

横須賀沖に移動、状況一変!!

正午頃まで観音崎沖で粘ったが、一向に好転の兆しがない。そこで船長は、船を横須賀沖の水深62~65mへ移動させた。移動直前まで船中で釣れたアジは5尾程度だったが、移動した途端、いきなり“爆釣モード”へ突入した。仕掛けを入れてコマセをふるとすぐにアタリがあり、船中のあちらこちらでダブルが連発。初心者の子連れのお父さんも一気に10尾を釣り上げた。しかも釣れてくるアジの型がいい。20cmオーバー中心に30cm級の丸々太った大アジも多数交じった。

ダブル!
こちらもダブル!

食い渋った時、効果的なのは青イソメ

暫くすると“爆釣モード”も落ち着いて、アジの食いも少し落ちてきた。こんな時に、有効なのが青イソメ。基本的には“赤タン”と呼ばれるイカの切り身を食紅で染めて小さく切ったものをハリにつけるのだが、食い渋った時には青イソメが俄然いい。ただし、青イソメは、赤タン程餌持ちがよくないので、餌のチェックをまめにするのが鉄則になる。

青イソメのたらしは1cm程度。
赤タンは、色が薄くなったら取り替えよう。
仕掛け図

トップは、20~30cmを38尾!

当日の竿頭・林秀之さん
食い渋りの時間帯に突入してから1時間ほど経った頃、上乗りの矢野さんが『もう1回、“時合”がくればいいのにな~』と呟いたところで、再び“時合”が訪れた。良型のシログチなども交じって中アジが船中で次々と釣り上げられた。そして、そのまま納竿の午後3時を迎えた。
当日の竿頭は、市川市の林秀之さん。20尾前後の成績が多かったが、手返しよくダブル連発で釣りあげていた林さん、38尾を釣り上げ、堂々のトップとなった。

アジ釣りは周年出船中!

『たかはし丸』では、アジの乗合船を周年出している。この時期のアジは産卵した後と聞いていたため脂も少なめかと思っていたが、帰宅後、刺し身にして醤油につけるとすぐに脂が広がり、実に美味かった。「アジは味がいいからアジ」というとの説もあるそうだが、納得である。東京の下町からアジを狙って出船というのもオツではないか、一度試してみてはいかがだろう。

おいしそうなマアジ
[動画]船長!今日はどうでした?

(吉田 洋一郎)

今回利用した釣り船
小岩大橋・たかはし丸
TEL:03-3674-2780
詳細情報(釣りビジョン)
たかはし丸ホームページ
出船データ
餌、コマセ、氷付き9500円(午前6時40分出船、午後3時沖上がり)仕掛け200円、貸し竿500円、ビシ1000円
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