釣りビジョン
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第29回「釣りビジョン」番組審議委員会議事録

開催年月日 2016年4月28日(木)14:00~
開催場所 株式会社釣りビジョン(東京都新宿区西新宿三丁目9番19号 イマス西新宿第二ビル3階 TEL 03-3373-0753)
出席者 ■番組審議委員:6名出席
   岡田順三(JGFA名誉会長)、工藤貴史(東京海洋大学 准教授)、
   鈴木康友(株式会社つり人社 代表取締役社長)
   松井義侑(公益財団法人日本釣振興会 名誉顧問)、山田邦子(タレント)
   來田仁成(一般社団法人全日本釣り団体協議会 副会長理事)
   (ご欠席:安藤栄信、鎌田孝史、山田源太、横溝弘史)(敬称略、50音順)
■オブザーバー:3名出席
   飯島正宏(東京湾遊漁船業協同組合理事長)
   小林一弘(水産庁資源管理部漁業調整課沿岸・遊魚室 釣人専門官)
   清水司(一般社団法人日本マリン事業協会振興室長)(敬称略、50音順)
■(株)釣りビジョン役職員(11名出席)
   有澤僚(代表取締役社長)、岩崎信夫(取締役管理部長)
   野口哲雄(釣りルール担当部長)、吉田諭(第一制作部長)
   佐藤静雄(第二制作部長)、池上浩之(第三制作部長)、高橋和義(人事担当部長)
   濱田充良(営業企画室長)、山本健次(編成制作管理部担当課長)
   江守麻理香(デジタルコンテンツ部長)、塚越真美(事務局)
議案    番組に対する視聴者のご意見(クレーム)について
審議 上記の議案に関して審議を実施した。審議内容については以降の通り。

 

当社
開始宣言 14:00

【議案 番組に対する視聴者のご意見(クレーム)について】

当社
2015年10月から2016年4月までに届きました視聴者からのご意見に基づいて、該当映像をご覧頂きながら個別に審議願います。
当社
それではまず、いくつかの番組で画質が悪いというご指摘をいただいておりますのでその件について説明させていただきます。
当社
ご指摘頂いた番組はどれも同じ時期に4Kで制作し2K放送された番組です。弊社は他局に先駆け早くから4K番組制作に取り組んで参りました。撮影・編集共に4K機材を導入し、本社・芦屋の両拠点で行なっております。現在、釣りビジョンの放送はハイビジョンであり4Kではありません。当時は月に番組6本を目標に4K制作し4K番組は2Kへダウンコンバートし放送しておりました。最初はメーカー側も編集システムの設定に戸惑い、メーカーと弊社で手探りでの設定を行ないました。その際、結果的に4Kから2Kへのダウンコンバート設定が不安定な期間ができてしまい、2Kでの画質が違和感があるものになってしまった番組があったと考えられます。
委員
画質が悪いことは事前の技術レベルではわからなかったのですか。
当社
わかっておりました。メーカーとも調査しておりましたが、その時は原因がわからず、そのまま放送に至りました。
当社
映像について補足して説明しますと、アナログからデジタルに移ったときに映像のデータ量がそのまま視聴者のテレビのパネルに行くわけではありません。そのデータを放送にかける為に圧縮しています。BSは一番太い回線で放送していますので、一番生のデータに近い映像が送れられます。しかしケーブル局でご覧になっている方は、ケーブル局によっては回線が細いことがあり、帯域を狭めているので、今見ているよりもっと映像が潰れて見えます。どのような回線かによってテレビの画質が変わります。最近のテレビには補正がついているものがあり、テレビ側で補正してくれます。ですので画質については千差万別で、私たちは送出側で一番いい状態で送るしかありません。私たちはBS放送については管理しておりますが、それ以外のケーブルなどへは番組を「供給」していますので放送は管理しておらず責任が負えません。これが今日のルールです。
委員
わかりました。
当社
続きまして、スタジオ生放送番組「五畳半の狼」でゲスト出演者の番組アシスタントへのセクハラ紛いの行為が許せませんとのご意見につきまして審議願います。該当シーンでは、ゲスト出演者がアシスタントへすり寄るようなポーズをする場面が放映されました。
委員
この行為は釣りの番組には関係ないですよね。
委員
やはりやりすぎですよね、生放送でなければカットですよね。
当社
セクハラ問題が昨今騒がれる中で、社内のセクハラについての基準は厳しくできています。ですが、番組については出演の際に誓約書をいただいておりますが、そこにセクハラについては記載されておりません。出演者の方は芸能のプロではなく素人の方なので、今後は基準を作って説明していきたいと思います。
委員
わかりました。
当社
続きましてトラウト釣り大会番組「トラウトキング選手権大会」での出場者の魚の扱い方が雑ではないかというご指摘について審議願います。該当シーンでは、大会出場者が釣った魚をランディングネットに入れてすぐに池に放す場面が放映されました。
当社
大会のルールでネットにはいったら1匹とカウントし、トラウト類はなるべく触らないようにリリースするようお願いしています。リリーサーを使用する方もいます。
委員
もうちょっと考えたほうがいいかと思います。ネットに入れずに外せばいいのではないですか?
当社
これまでの流れとしましては、スレ掛りではなくきちんと食っている魚だけをカウントする為にネットに入れることになりました。そして外すときに魚に触れるとダメージを与えるので、魚に触れずにリリーサーなどで外すようになりました。ネットもラバーネットのみというルールに変わりました。
当社
釣れたかどうかはネットに入ったかどうかでカウントしています。メーカーさんや管理釣場のルールを踏まえて、見え方よりも、一切魚に触れずダメージを与えないようにする為に考えたルールです。
委員
見る人によって印象がだいぶ違う気がします。「魚のダメージに配慮してこのルールになっています」というのをテロップで最初に流してみたらいいのではないでしょうか?
当社
確かにルールは進化しておりますので、一度テロップで流してみたいと思います。
委員
わかりました。
当社
続きましてソルト番組「RUN & GUN SALT ISHIKAWA LIGHT ROCK GAME」で、立ち入り禁止場所で釣りをしているのではないかというご指摘についてご説明いたします。
当社
ご指摘いただいた番組を全編確認しましたが、該当の箇所が特定できませんでした。もちろん事前にコンプライアンスチェック、管轄への確認も行ってから撮影に入っております。またGPSをほぼ全ての番組撮影に持参しており、この番組についてもGPSデータからスタッフの現場の動きを確認しておりますが、こちらでも禁止場所での釣りは確認できませんでした。このご意見をお送りいただいた視聴者の方は、連絡先を明記せずにご意見を送りいただいたので、直接該当箇所をうかがうこともできませんでした。通常ご連絡先を明記いただいている場合は、視聴者の方と連絡を取りまして該当箇所を確認の上、調査しております。今回は該当箇所の確認がとれませんでしたので、取り組みについてご説明させていただきました。
委員
わかりました。
当社
続きまして、バス釣り番組「バスGallery」でカットしたラインの切れ端(約10cm)をそのまま捨てているのではないかというご指摘について審議願います。
当社
確かにそのまま捨てているシーンがあり、事前にプロデューサーがプレビューをしましたが、気がつかずにそのまま放送に至りました。
当社
番組で落ちているゴミを拾うとか、現場での撮影の指導についても、基準をつくって、出演される前に説明していきたいと思います。
委員
「ゴミを捨てない」というのは常識だと思いますがね。
当社
番組審議委員会で決まった内容など抜粋して注意書き(基準)にまとめ、予め出演されるかたにお渡しするように体制を変えていきたと思います。
委員
わかりました。
当社
続きまして、出演者のあご髭が汚らしい、あご髭の人が多すぎるという御意見について審議願います。
委員
髭はいいのではないでしょうか。厳しいですね。
委員
何も問題ないと思います。
当社
わかりました。
当社
続きまして、バス釣り番組「SUGOIアワー」においてバスのリリースシーンを放送しましたことを御報告いたします。
当社
取材した釣場はリリースOKで、釣場のルールを守って釣りをしましょうというテロップを番組内で流しております。
当社
今回のリリースシーンに関しては視聴者の方からのご意見は今のところきておりません。
当社
リリースシーンを入れないという暗黙の了解で釣り番組が作られていましたが、釣りビジョンとしてはリリースシーンを入れて放送するということによって、表現の自由の幅が広がったと思っています。今後も釣り場によっては他の演者さんともお話して、リリースシーンを入れていきたいと思います。
委員
バスが嫌いな人は何をやっても批判すると思いますよ。
当社
毎回全編にいれると、「リリースを推奨している」などといった誤解をされることになると思いますので、表現のひとつとして啓蒙も含めて実験的に行っていきたいと思います。
委員
わかりました。
委員
テロップの字をもう少し大きく、文章も短くしたほうがいいのではないですか?
当社
今回は初めてのリリースシーンでしたので、テロップの文章に配慮いたしました。今後定着してきましたら、簡潔にしていきたいと思います。
委員
わかりました。
当社
続きまして、バス釣り番組「俺たちのバスフィッシングR」の出演者に対して、コメント時くらいはサングラスを外した方がいいのではないかというご指摘について審議願います。
当社
ほとんどのアングラーさんは偏光グラスをかけておられます。
当社
この出演者の方はもともと目が悪く、度入りのサングラスをかけていらっしゃいます。コメント時にわざわざサングラスを外してメガネに架け替えるのも不自然なので、そのままサングラスでコメントをしています。また本人のキャラクターもあり、いつもサングラスをかけています。
委員
問題ないと思います。
当社
わかりました。
当社
続きまして、2月から「すごかby九州」、4月から「こちら東海です。」の出演者のメインMCが変わりましたので、ご紹介いたします。
当社
「すごかby九州」は隔月、「こちら東海です。」は毎月放送しております。
当社
続きまして、ソルト番組「メタルバスター」でランディングの際に魚にダメージを与えているのではないか、リリースをするのに陸にあげるのはいかがなものかというご指摘について審議願います。
当社
今回はネットをもっていなかったので地面につり上げてしまいました。
委員
リリースせずに持ち帰ればよかったのではないですか?
当社
色々なところを回っていくので、キープすることを目的に釣りをしていません。リリースシーンをカットするなど、配慮が足りなかったかと思います。
当社
弊社は基本的には釣り人の主義に合わせていますので、キャッチアンドリリースであったりキャッチアンドイートであったり、その方のスタイルで番組を作っております。今回の出演者の方はリリースのスタイルの方だったので、そうなのであれば、キャッチの仕方から含めて、一連のことを事前に出演者の方との打合せが必要であったかなと思います。制作と出演者のコミュニケーション不足もあると思います。今回の件についても、出演いただく前にお渡しする基準に含めて事前にお伝えしていきたいと思います。
委員
わかりました。
当社
続きまして、渓流釣りなどで遊漁券を見えるところに掲示して釣りをするべきではないかというご意見について審議願います。
当社
見えるところに掲示しなくてはならない釣場と、掲示しなくてもよい釣場があります。もちろん遊漁券が必要な釣場・河川での撮影については、必ず遊漁券を購入しております。また遊漁券を購入するシーンを番組内に入れているときもあります。全ての番組にいれるのは少々くどいかなと思いまして、要所要所で入れるようにしています。
委員
毎回入れなくても、入れるときには「毎回買っている」というコメントを入れるのはどうでしょうか。
当社
掲示していないと遊漁券を買っていないのではないかと誤解されるようです。河川で渓流、鮎釣りをする番組には毎回「遊漁券が必要です」というテロップは入れております。出演者の方は年券をお持ちの方が多いので、購入するシーンが取れないこともあります。また見えるところに掲示するとラインが引っかかったりすることもありますので、ポケットに入れている方もいらっしゃいます。
当社
管理漁協の遊漁券の年券・日券いくらという情報を毎回テロップで流すというルールも検討していきたいと思います。
委員
掲示しなければならない釣場ではかならず掲示しているのであれば、問題ないと思います。
当社
わかりました。
当社
続きましてトラウト釣り番組「進め!エリアくん」で、出演者に対してサソリを食べさせようとするのは、いじめではないかというご指摘について審議願います。
委員
いじめの解釈はひとそれぞれですからね。
委員
口に入れられるものなのですよね?
当社
はい。食べられるものです。
委員
食べていいものであるし、結局食べなかったので、節度という意味では許される範囲ではないかと思いますが。
当社
わかりました。
委員
釣りのプロはバラエティのプロではありませんからね。
当社
今回は出演者がスタッフに食べさせられていました。自分から食べるのと、食べされられるのでは、見る手の受け取り方も違うかと思います。
委員
そうですね。
当社
節度ある演出で制作していきたいと思います。
委員
わかりました。
当社
続きまして「ランガンパニック」内で、出演者がシートベルトをしないで運転をしているシーンがあると放送を見た社員から指摘があり、該当シーンを確認し、該当部分を削除・修正した素材に差替えて放送しました。プレビュー時には気がつかず、ベルトをしているものと思い込んでおりました。今後はこのようなことがないよう注意したいと思います。
当社
続きまして「番組審議委員会」において、審議の内容が偏ったものを感じる、その機能が果せていないのではという御意見について審議願います。
当社
NHKなどさまざまな番組審議委員会がありますが、番組審議の議事録を提出する総務省からは、弊社の委員会については、多岐にわたって細部までこれだけの番組を審議しているケースは珍しいと言われております。通常であれば代表的な番組を2~3ご覧いただいて審議しているということですが、視聴者から頂いた全ての御意見を俎上に載せて、それについての審議をされるチャンネルは珍しいとの感想をいただいております。放送法では番組審議委員会をどういう形で行うかまでは決められておりません。経営陣側で決めるのではなく、委員を7名以上選任して決めるようにとなっています。弊社としてはすべてのご意見を包み隠さずお出しする形式をとっておりますが、他に改善案がございましたらご意見を頂ければと思います。
委員
一般の方々とは違って、確かに「釣り」というフィルターを通しており、その点からいえばご不満のある方もいらっしゃるのかもしれませんね。
当社
ですので、そういった意味でも、審議委員の方にはさまざまな釣り業界の関係者の方はもちろん、一般の方を含め、バランスよく選任させて頂いており、それについては総務省へも届出をださせていただいております。
委員
釣りのチャンネルですから、釣りに関する専門知識も必要ですし、委員のバランスはいいのではないでしょうか。
委員
視聴者の方からの意見については大きく分けると二つあり、善悪に関わるものと、好き嫌いに関わるものがあると思います。善悪に関わるものについては法律に反することや社会的な常識から外れていることなど、それについてはこれまでもしっかりと審議されていると思います。しかし好き嫌いに関わるものについては、かなり幅があって、多様な意見がくると思いますが、そのすべてを審議することがこの委員会で求められているかというとそうではなくて、番組の制作側がその意見を参考にして、今後の番組作りに反映されていけばよいのだと思います。
当社
わかりました。それではこのままのスタイルで今後も進めていきたいと思います。
当社
審議については以上となります。長らくありがとうございました。今後ともよろしくお願いいたします。以上で番組審議委員会を終了致します。
終了時間 16:00
 
以上
2016年4月28日(木)番組審議委員会

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