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【日本一早いアユ解禁】2024開幕!秩父荒川で初アユを迎える!

2024年05月16日公開

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2024年4月29日(月)、気温17℃快晴!解禁を待ち侘びたアユ師達が続々と集まる河原は賑わいを見せていた。半年間アユへの想いを温めてきたアユ釣り師にとって「解禁日」とはとても特別な一日だ!朝日が川面を輝かせ始めた6:00!川には解禁を知らせる花火が鳴り響き2024年夏の扉が開いた!さあ~さあ~始まるよ~!熱き熱き、アユタイムのスタートだ!

【この記事を書いたライター】SHOHEY

川は竿のアーチ!笑顔溢れる川で多くのアユが舞った!

例年になく暖かい朝を迎えた荒川。昼間の気温を考えればタイツでもいけるか?と迷ってしまう程である。アユに会うのも半年ぶりだが、川で会うアユ釣り師の皆様とも久々の再会となり、到着早々、アユ談義に花が咲いた。

仲間と挨拶を交わし5:30。久々のアユの装備に忘れ物が無いかと何度もチェックを繰り返し準備万端に!元気なオトリアユを受け取り川へと向かった!オトリ屋近くのポイントはすでに満員御礼だったため、友人と私は上流へと向かったのだが、そこはまだ人も少なく、ポイントを選べる状況。ということで、昨年良い想いをした場所に入ることとした。

竿を伸ばし仕掛けを張りながら川を覗くが、アユの姿は確認することができない。そしていよいよ6:00。解禁を知らせる花火が川に鳴り響く。一斉にオトリアユが川に放たれると、すぐさま川には鮎竿のアーチが現れた!解禁日の一流し目というのは、毎年のことながらこれから始まるシーズンに胸膨らむ特別なものである。竿を立て泳がせでスタート!「この感覚は久しぶりだな~たまらん!笑」。

私の目の前には岩盤が広がっていた。その岩盤の溝を狙いつつオトリをコントロールしていく。しかしながら、ピリリとも反応がない!すると向かいにいた釣り師の竿が曲がった。空を切って飛ぶアユは見事な背掛かり。オトリが変われば連チャンがスタートする。対岸から見事な4連続の入れ掛かりを見せてもらった!時を同じくして、川のあちらこちらで竿が曲がり始めている。朝日に照らされ輝くアユたちが舞う様は、シーズンの始まりを実感させてくれる素敵な景色であった。

釣れている人の狙った場所を見てみると、流れが緩い深場のようだ。さっそく私も立ち位置を対岸へと移し、大石が点在し深みのあるポイントへ。石の脇の掘れ込みにオトリが入ると、オトリアユの動きが変わった!どうやら群れに合流したようだ。するとついに「ゴツゴツ、ガツガツ」と反応が出始めた…。

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2024年初アユ!群れを見つけて入れ掛かり!

そしていよいよ、私にもその時がやって来た。ゴツゴツと反応がある中、突然の「ギュイーーーン!」。オトリアユが引き込まれる強烈なアタリ!あ~たまらん!慎重に取り込みをし、タモに飛び込んできた2024年初アユは、16cm程の背掛かりアユ。今年で15年目を迎える解禁日。何度も迎えて来たこの瞬間ではあるが、シーズン初のアユがタモに収まった瞬間、変わらずに思うことは「アユ釣りってやっぱりたのし~な~」ということ。この一言に尽きるのである。

 

ゼロテンションを保って入れ掛かりタイム突入!

初アユが掛かり、ここから入れ掛かり…とはいかず試行錯誤する時間が続いた。今年は例年になくアユの姿を目視することができない。アユがいない訳ではないのだがとてもアユが見えにくい。どうやら今年の荒川アユは隠れ上手のようだ。放流からまだ時間が経っていないこともありアユも散らばらず群れをなしている。この群れるアユを見つけなければ、釣果は伸びない。目視できない分、一瞬のアユの跳ねや、オトリの動きのを見逃さないことが大事だ。

私も気を抜かずオトリの動きに集中!群れを見つけてもうまく群れに馴染ませなければ釣果は期待できない。オバセを取りすぎてしまうと、群れに入ったとしても仲良く泳ぐばかり。そこでテンションをできるだけ〝ゼロ〟に保ち上飛ばしで泳がせる。すると一気いに釣果が出始めた!上飛ばしでオトリがギュンと泳ぎだすと尾っぽを強く振ることになり、群れアユに対して良いアピールになったようだ。この調子で午前中は入れ掛かりタイムもあり25匹という大満足の釣果となった。

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午後は気温もアップ!釣果もアップ!

お昼休憩をしていると、まるで真夏のような強い日差しが降り注いできた。気温はなんと30℃。いや~暑い。この時期でこの暑さとは先が思いやられる。今年も猛暑の予感…。川の水温も上がり始め、午後には入れ掛かりか!?

午後は川見をしながらポイント探し。下流方面は相変わらず隙間なしの混雑だったので、再び上流へ。色々見て回ったがやはり午前中に入ったポイント周辺にアユの気配が感じられたため、そこから少し上流の浅瀬の流れのあるポイントを選んだ。水温も上がり、午前中いた深みからアユたちが浅瀬に出てくるのではないかと期待したのだ。

そして、その期待にアユたちはバッチリ答えてくれた!深みからバシャバシャと音を立てるほど、いくつもの群れがポイント周辺を回遊し始めたのだ。一度群れに入れば「ゴツゴツ、ビンビン」と多くのアユが糸に当たるのを感じ、群れの中で追い気のあるアユが激しくアタックしてくる。掛かるアユは8割が背掛かりという何とも気持ちの良いアタリを味合わせてくれたのだ!

まるでイワシのような群れ。川底に蠢く黒い影を見つけられるかが、釣果を大きく左右するだろう。この群れの訪れまでには辛抱の時間も必要だ。少しでもアユからの反応があるならば「あ~もう我慢できん!」と思い、そこからあと30分は粘ってみて欲しい。アユの反応があるところでは大小あるものの群れが回ってくる確率が高いと思われる。

午後からは背掛かりのアタリを存分に楽しむことができ、今シーズンも最高の幕開けとなった!

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五感全てでアユを満喫した解禁日!これから全国各地の川で続々と解禁を迎える。今か今かと初アユを心待ちにしているアユ釣り師達が最後の仕掛け作りに勤しんでいる頃だろう。一足お先に解禁を迎えた私から言えることはひとつ!「やっぱり鮎釣りは最高にたのし~」と言う事だ!
今シーズンも珍道中の予感もしつつ…皆様に楽しい記事をお届けできればと思っております。
短き熱い鮎な夏を安全第一で楽しみ共に駆け抜けて参りましょ~!

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施設等情報

□秩父漁業協同組合
住所:秩父市荒川久那4001-1
TEL:0494-22-0460
秩父漁業協同組合メール 秩父漁業協同組合ホームページ

施設等関連情報

「柳大橋オトリ店」
住所:秩父市久那1874
漁期:4月29日6:00~9月1正午
日釣り券3,000円(現場5,000円)年券:14,000円
オトリアユ:1尾600円
※簡易トイレ完備・河原大型駐車場完備

「アクセス」関越道花園インターからR140で秩父方面へ向かう。花園インターからオトリ店までは約1時間。
     
※記事の掲載内容は公開日時点のものになります。時間経過に伴い、変更が生じる可能性があることをご了承ください。

この記事を書いたライター

SHOHEY
鮎にゾッコン!ずっと川に浸かっていたいと思う日々を過ごす。3~4月は渓流釣り、5~10月の休みは全てを鮎釣りに捧げ、全国各地を「鮎な夏!」で駆け巡る。主催するアウトドアの団体にて、キャンプや釣り初心者のためのイベントなども開催。
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