2023年06月09日公開
アジを侮ることなかれ。
オカッパリ(陸)からでも楽しめ、船釣りでは釣果に差こそ出るものの、初級レベルと言えるアジ。持ち帰れば、刺身でもなめろうでもフライでも美味しくいただくことができる、釣り人の間ではまさに王道中の王道のターゲットだ。しかし、だからこそ釣った後の対処、持ち帰り方、そして捌き方がおざなりになっていないだろうか。エラ辺りを切って血抜き、一応冷海水で締めて、魚と氷が直接当たらないように…。否!!ひと手間、ひと工夫いれることで、もともと美味しいアジが超絶品のアジへと変貌する。知っているのと知らないのとでは雲泥の差だ。友達にちょっと自慢できる豆知識を是非覚えていってほしい。
まずは事前準備!クーラーボックスにスポンジを!
「魚に直接氷を当ててしまうと、氷焼けして身が傷んでしまうので避けたほうが良い」。これは船釣りをする釣り人ならご存じの方も多いはず。氷と合わせて海水を入れたり、魚や氷をビニール袋や新聞紙でくるんだり、間にスノコを敷いたり、各々のやり方があるだろう。だが、今回オススメするのはスポンジ。クーラーボックスにスポンジを敷くことで魚体に直接氷が当たらないようにする。ちゃんと冷えるのか心配かもしれないが、問題ない。むしろ、釣ったばかりの魚はあまり冷やしすぎないほうがよいのだ。
船上での手間を手間と思うな!下処理はすでに始まっている
美味しいアジが食べたい方、また船上で余裕のある方は、以下の工夫を一度やってみてほしい。
1)魚が釣れたら、まず暗いバケツの中で数分休ませる
2)魚の処理(適切な血抜き、神経締め)
3)水温5度程度の氷水で冷やし込み
4)クーラーボックスの中へ
詳しい解説は、”魚の伝道師”上田勝彦氏の動画『オトコの釣りメシ』をcheck!
意外と知らない、アジの美味しい捌き方
美味しいアジを持ち帰ったら、以下の手順で下処理!
それぞれの手順のPOINTがキモとなる。
1)ウロコを取る:『ナナメに引くのがコツ』
2)頭を落とし内臓を取る:『腹の中はブラシでしっかり洗う』
3)水分を取る:『1匹ずつキッチンペーパーにくるむ』
詳しい解説は、”魚の伝道師”上田勝彦氏の動画『オトコの釣りメシ』をcheck!
”最高に美味しく”食べるため、調理ごと下ごしらえも違う
下処理の次は、下ごしらえ。当然、下ごしらえにもキモがある!
ここでは、最高に美味しく刺身(焼き切り)を食べるための下ごしらえについて教えよう。
当たり前の手順だが、ここで大事なのはPOINTを押さえて、できているかどうかだ。
1)ゼイゴを取り3枚におろす:『流水で3秒洗い、血と水分を拭き取る』
2)小骨を取る:『なるべく身は触らない』
3)刺身にカット:『皮を残したまま大きく切る』
4)軽く塩を振り炙る:『角に焦げ目が付くくらいが目安』
5)脂を一度落ち着かせる:『冷凍庫で熱を取る』
詳しい解説は、”魚の伝道師”上田勝彦氏の動画『オトコの釣りメシ』をcheck!
”ウエカツ”流、超絶品のアジ料理!
下処理、下ごしらえをしたアジに、オススメの料理がこちら!
1)ダイナミックなブツ切り『さしみ』
2)最大限の食感を楽しむ『タタキ』
3)旨味のアクを残した『薬味団子すまし』
4)ゼイゴを取るのは焼く直前『塩焼き』
5)衣に卵を使わない『アジフライ』
王道のメニューが並ぶが、きちんと下処理、下ごしらえ、調理することによって、ありきたりな一品が超絶品に変わる。
動画『オトコの釣りメシ』では、アジを”最高に美味しく”食べるための、上記の工夫について、また上記以外のコツについてわかりやすく説明している。
釣り人しか味わえない、超絶品のアジ料理を是非試してほしい!
詳しい解説は、”魚の伝道師”上田勝彦氏の動画『オトコの釣りメシ』をcheck!