私達はさらに半島を進んだ!そして、小さな釣り場を見つけた。日暮れも迫ってきていたのでラストはこの場所で竿を出し、納竿する覚悟を決める。先行者は3人いたが、こちらの釣り場も皆、アオリイカ狙いだという。活き餌にエギに様々な釣法でイカを狙っている。最後にイカは私達に微笑んでくれるだろうか?相方は活き餌のウキ釣り、私はエギングで臨んだ!先ほどのポイントに比べるとフグの姿は少ないが、アジやカマスの姿も見られない。陽が傾く中、静かな海にはエギをシャクル音だけが響いている。ひたすらキャストを続けるが反応はない。ウキも異常なしの時間が続く。いよいよ暗くなろかと言う時だった。ウキがスーッと走る。息を呑む相方。「来い!」と渾身のアワセを入れるとずっしりとした重量感と共にラインを引く生命感を感じることができた!「キターーー!」うっすら見えてきたその姿は間違いなくアオリイカである!近くにいたお兄さんがタモを出してくれ、見事ネットイン!嬉し涙でも流しているかと相方をみれば満面の笑みでイカを掲げていた(笑)四国遠征釣行!一片の悔いなし!私は腕も、知識もまだまだであるが、いつか出会える大物を夢見て、全国各地の釣り場へと足を運び続けている。そして、そこで出会う釣り人や、地元の方々に多くのことを学ばせてもらっている。まだまだ珍道中になってしまうことが多いが、この夢多き釣りに夢中だ。2024年も大いに釣りを楽しんで行こうと思う。