天然記念物に指定されている『蕪島』を見ながらポイントに向かう
天然記念物に指定されている『蕪島』を見ながらポイントに向かう。消波ブロックや防波堤の基礎、ケーソンと人工物とはいえ、ストラクチャーだらけの八戸港に期待は高ぶる。なぜなら広大なストラクチャーから沖はほぼ砂地であるため、“根魚”が付くのは沖防波堤なのだから。
少しでも海水温の高い沖に着くと安定して7℃ほどあった海水温が雪代の影響なのか一気に下がり4.5℃まで下がっていた。ストラクチャーでじっとしているであろうアイナメを狙うべく、テキサスリグにホッグ系ワームの3インチ。シンカーは1オンス(1オンスは約28g)でケーソンの隙間を小さなリフト、またはズル引きで少しでもアイナメの目の前に落とすように探ったが、バイトの無い時間が2時間続いた。
不発の夕マヅメ!ショートバイトをヒットに持ち込む
陽もだいぶ落ち、普段ならばゴールデンタイムに突入する時間帯。日中に太陽を浴び、温められた防波堤の際からスタートして探ったが、全く応えが帰ってこない。
防波堤の基礎は手前と奥で段差があり、少しでも水深の深い場所を丁重に探るとホッグ系ワーム3インチに(1インチは約2.5cm)に待望の初バイト。しかし、ヒットには至らず。喰い渋った時の“最終兵器”のカーリーテールワーム赤系カラーにェンジ。バイトがあったのはベタ底に並んでいる敷石の隙間。ベイトリールのクラッチを切り、敷石の隙間に落とせるところは落とそうとブラインドで探る。シンカーがストンと落ちたところで小型ながらも待望のアイナメをキャッチ出来た。
ビッグワームで攻める“ナイトロック”
陽もすっかり落ち、この日のメインターゲットのクロソイを狙う。
クロソイ狙いには拘りがあり、強く攻めるリグで釣りたい。クロソイは夜、活発に行動するので波動も強めのシャッドテールをインチをチョイス。市販のジグヘッドではフックのサイズが合わないのでフックが着脱可能なジグヘッドに6/0のストレートフックを18gをセット。
キャスト後、着底を待ち巻きの釣りを試すが一向にバイトが無い。ならばキャストせずそのままボトムに落とす。そのままステイさせておくと待望のビッグバイト!しかし、喰いが浅かったのかフックアウト。その後もベタ底付近でステイを試したところバイトも増え、コンスタントとは言えないまでも“楽しめる程度”には釣れた。
八戸港のポテンシャルを信じて
陽気も春めき出し、気温も上がり海水温も安定していると思っていたが、雪解けが進んで海水温は低下。渋い日に当たってしまったが、八戸港のポテンシャルはこんなものではない。また日を改めてリベンジしたい!
施設等情報
施設等関連情報
・ボートロック料金 4人から出船(乗合可)
1人…6,000円
5人…5,000円
チャーター2万4,000円(6人まで)
※正栄丸Instagramで予約状況確認可能。詳しくはHP参照。
※料金等は取材当時のものとなります。料金の変更等がなされている場合がございますので、詳細につきましては各施設等にお問い合わせください。