高温、蚊の猛襲を避けて。この時期は夜釣りがお薦め!
青海島は周囲約40Km、面積14.95平方Kmの島。日本海に浮かぶ島としては、佐渡島、隠岐島に次いで3番目に大きい。日本海の荒波に浸食された奇岩群は海上アルプスと称されて、釣りやダイビングなどレジャーには最高のロケーションが広がっている。
この時期、本格的な夏を目前に日中は“夏日”になる日も多い。好きな磯釣りとはいえ日中は過酷だ。しかし、陽が落ちればさすがに気温も落ち着いて、釣りに集中できるようになる。ちなみに青海島は蚊が少ないこともあり、快適な夜釣りが楽しめる釣り場としておすすめだ。
今回お世話になったのは青海島の瀬渡し『沖千鳥』。渡礁ポイントは、渡船基地から少し遠いため、事前の予約が必要で、ある程度の人数がまとまらないと釣行出来ない。しかし、この時期は比較的海況に恵まれることが多いので計画も立てやすく、釣行出来る確率は高い。
昼間から“本命”登場!
午後1時、受け付けを済ませていよいよ乗船。朝便の回収時間と繰り合わせるため少々早めの出船だ。2時頃には無事渡礁し、撒き餌を作って釣りを開始した。案の定いつも餌が入っていないポイントなので、餌盗りは気にするほどでもない。釣りを開始して早々に、“足裏サイズのグレ(メジナ)”が竿を曲げてくれる。同行者にも同型のグレが釣れて、幸先のよいスタートとなった。
この時期は昼から夜半にかけての潮が速くよく動く。私の釣り座から10m沖は潮がよく当たっていて、撒き餌も払い出すようによい感じで流れていく。撒き餌を潮上に打ち込んで、仕掛けを馴染ませると30m沖でラインを持っていく。「アタリがきた!」。グーンと竿に乗り、良型のグレだと直感。慎重にやり取りをしていると、グレの引きとは少し違う。ここでイサキであることを確信した。最初の1匹なので、さらに慎重なやり取りを行ない、タモに収めることが出来た。上がってきたのは、お腹ぽってりの美味しそうな旬のイサキ。すぐに〆てクーラーボックスに保管して次を狙う。同様のポイントをトレース。またまたヒット! サイズは少しアップして40cm弱だがよく引く。30cm級のグレを交えながら、夕マヅメを迎えると、イサキのサイズも段々よくなって来たが、期待していたオナガグレのアタリはないままに夜を迎えた。
陽が沈み夜釣り本番!期待のオナガグレは40cmを超すか?
期待の夕マヅメは不発に終わった。「イサキは夜通し釣れるのかな」なんて、淡い期待を抱いていたが、ハリに餌が残る状況が続く。そんな時、同行者にアタリ。やり取りの末、上がってきたのは70cm近いきれいなマダイだった。「私も…」と、丹念に狙ってみたもののアタらず仕舞いだった。
その後、イサキのアタリはパッタリとなくなり、少し残念感が漂う。そこで、目先を変えて、水深の浅いポイントを狙ってみた。すると、細かなアタリがあり、丁寧に狙うと竿にグンと乗るアタリ。幾度かの突っ込みをかわして、タモに収まったのは38cmのオナガグレだった。もうワンサイズアップした釣果が出せなかったことが悔しいが、腹パンのイサキの釣果に満足いく釣行となった。
施設等情報
〒759-4107 山口県長門市通38-2 民宿 沖千鳥ホームページ
施設等関連情報
車:中国自動車・美祢ICより青海島方面へ45分
※料金等は取材当時のものとなります。料金の変更等がなされている場合がございますので、詳細につきましては各施設等にお問い合わせください。