神奈川県・芦ノ湖で連続参戦!ショア・バスフィッシング大会 & NBCチャプター神奈川第2戦

実に3年振り。楽しみにしていた大会に参加して来た。神奈川県・芦ノ湖で開催された『第6回芦ノ湖ショア・バスフィッシング大会』である。この大会に合わせて、バスが数多く放流されることもあり、陸っぱりからコンディションのよいバスが数多く釣れる大会として有名。因みに、翌日にはNBCチャプター神奈川第2戦にも参戦して3位になることが出来た。

バス
  • 神奈川県 芦ノ湖

ショアからのアプローチでファミリーやビギナーも

今大会は今年で6回目。社会情勢を踏まえて3年振りの開催だ。この大会の特徴は、何と言ってそのアットホーム感。それは主催の『芦之湖漁業協同組合』をはじめとして、地元の山木一人プロやゲストプロ、その他の運営メンバーの空気感がなせる業だろう。私も久し振りに運営スタッフとして前日から参加させて貰ったが、笑いの絶えない楽しい時間を過ごすことが出来た。会場となる元箱根湾エリアの湖岸はコンクリートや石畳の階段になっている。そのため、足場もよく、トイレへのアクセスも抜群。子供連れやファミリーでの参加も数多くみられた。

参加賞
豪華商品の一部
協賛企業
キッチンカー 1
キッチンカー 2

釣れるバスの数もサイズも期待出来るのだ!

そんなアットホーム感の中で行なわれる大会だが、よい釣果が得られる大会でもある。180人が参加し、ウェイイン率は約7割だったが、その中で約100人が1000g以上のバスをウェイインしていた。陸っぱりという制限された大会の中で、これほどのウェイイン率と釣れるバスの状態のよさは、他に例を見ない。ちなみに私は997gという、なんとも絶妙なウェイトとなった。

私も何とかGET

芦ノ湖の陸っぱりでバスを釣るコツは?

前述したが、開催場所となる元箱根エリアは足場がよい。そして、観光船や貸しボートの桟橋が合計で10本ほどあり、手前には石積みがあったりして、なだらかに深くなっているエリアである。そんな元箱根でバスを釣るには2つのパターンがお薦めだ。ただし、初心者やファミリー向けの解説なので、キャストの難しい桟橋の釣りは割愛する。
●手前に回遊して来たバスを釣る方法
一定時間湖面を見ていると、手前にある石積みやシャローフラットにバスが回遊してくるのが分かる。そのバスを狙うのだ。これらのバスは、石の隙間のエビや目の前を泳ぐベイトフィッシュをターゲットにしている。そこで、ダウンショットリグやスモラバでエビのいそうなところでバスを待ち伏せする。または、シャッドやミノーをバスの目の前に通してやるのも効果的だ。
●沖のウィードを釣る方法
このエリアは15~20mも投げれば、水深4mほどのウィードエリアにルアーを入れることが出来る。そのウィードのエッジ(ウィードがなくなるところ)を狙う。お薦めはダウンショットリグやラバージグで丁寧に探ること。この釣り方は一発大物が釣れる可能性を秘めている。

足元に居るバス 1
足元に居るバス 2

目的は次の日に備えた陸上プラクティス

この日の目的はあくまで翌日のプラクティス。毎年、この時期の大会では、放流のMAXサイズを3匹揃えて来たら“お立ち”になるというデータがあったので、その再現をしたかったのだ。そのために、大会の参加者に釣り方をアドバイスしながら、エリア内のバスを徹底的に観察していった。そこで気づいたのは次の2点だ。プラグなどのリアクションの釣りは反応しにくいことと、黒の大き目のポークに反応するということである。
因みに、いずれもシャローにいる魚が対象なので、沖目にいるバスはまた別であると仮定した。また、今大会で釣られたバスは、翌日も同じエリアから大きく移動しないことも踏まえ、バスが固まっているエリアとポイントを記憶しておいた。

NBCチャプター神奈川の結果は?

この日のフライトは運よく3番。ほぼ全ての選手が元箱根に向かっていく中、私も真っ先に向かったのは元箱根湾の検量エリア。まずは3匹揃えてネイティブにいくという中途半端なプランを捨て、ひたすら放流を釣りまくってMAXサイズに入れ替えをすることを狙った。しかし、フライトはよかったものの足の速い船に抜かれてしまい、思うようなポイントには入れなかった。
大体の選手が3匹を揃えてネイティブにいくことは読めていたので、そのポイントがあくまでじっと我慢し、ようやく人が少なくなったので、ポイントを共有してもらい、数を釣っていった。ボート店の営業開始とともに一旦離れたが、その後も元箱根湾内で入れ替えを続け、最終的には3匹で4,292g。3位に入賞した。

使用したタックル
ロッド:バス用スピニングロッド 6フィート3インチ ウルトラライトアクション
リール:スピニングリール2000番ハイギア シャロースプール
ライン:フロロカーボン3.5lb
ルアー:ポークルアー 1.8gダウンショットリグ

ロッド:バス用ベイトロッド 7フィート2インチ ヘビーアクション
リール:ベイトリール ハイギア
ライン:フロロカーボン16lb
ルアー:3/8ozフットボールジグ + ポークルアー

タックル 1
タックル 2

施設等情報

芦之湖漁業協同組合
〒250-0521 神奈川県足柄下郡箱根町箱根184-1
TEL:0460-83-7361
遊漁料(店売り):1,500円/身体障害者750円/中学生以下無料
※軟質プラスチックワームの使用禁止
※夜釣りの禁止
※人の居る桟橋や釣り禁止エリアでの釣りは厳禁
※オオクチバス、コクチバス及びブルーギルを生きたまま移動、放流することは法律で禁止されています。違反者は処罰の対象とされます。 芦之湖漁業協同組合ホームページ

施設等関連情報

ボート店:芦ノ湖・山木商店
〒250-0521 神奈川県足柄下郡箱根町箱根61
TEL:0460-83-7331
エンジンボート:定員3名 1日9,000円

※料金等は取材当時のものとなります。料金の変更等がなされている場合がございますので、詳細につきましては各施設等にお問い合わせください。

この記事を書いたライター

高橋 慎治 ブラックバスのトーナメント参戦を主軸に、トラウトやソルトの釣りも行う。「釣りで人生を豊かにする」というコンセプトのもと、釣り普及委員会の委員長としてイベントを複数回開催。日本全国の水辺で釣りをしてきた経験をもとに、記事を執筆していきたい。重度のTwitter民でもあるので、フォローを希望!

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