これぞ魔界!?「釣り具店」の恐ろしさ
当然、この執筆も業務なのだが、何故か仕事という感覚がなく、番組制作者として視聴者の笑顔を想像しながら書いている。実に楽しい仕事である。特に大志くんのファンには、ニヤニヤしながら読んで頂きたい。
前置きこれ位にして、「2回目の放送の裏側をバラしていこう」という事で、何のネタがあったかを思い出す。と、いうのも#2のロケを終えたのは7月。すっかり忘れかけていた。そんな時に便利なのが「釣りビジョンVOD」だ。いつでもどこでも番組を見ることが出来るので便利!さっそく番組を見返しながら、当時の記憶を呼び戻す。まず印象的だったのが、釣り具店での買い物シーン。釣り人にとって釣り具店は“魔界”そのもの。入ったら最後、中々抜け出せない。現に大志くんもルアーを選ぶだけで「楽しい!」と1時間以上かかった。今回はルアーだけだったが、細かい道具を足して選んでいくと、2時間はアッという間。舞台1本分を釣り具屋で過ごしている計算だ。この時の大志くん、事前にピンク色のルアーに反応が良いという情報を聞いていたのか、「ピンク、ピンク…」と呟きながらルアーを探していた。30歳を過ぎた青年が、「ピンク」を連発する機会なんてそうはない。
ヒヤヒヤドキドキの部屋撮影
番組の中で、皆さんに是非とも意識して観て欲しい箇所がある。それは番組タイトルCGだ。サブタイトルからゆっくりズームインして、その回毎のシーンに入っていく。ここに担当ディレクターの拘りが詰まっている。普段見ることのない大志くんの釣りの様子を覗き見るような演出がこのCGには込められている。その“覗き見”が、そのままストレートに表れていたのが部屋での撮影。部屋にカメラを仕込んで、「普段の様子を撮りたい」との我々のリクエストに快く応えてくれた。サービス心旺盛な大志くん、「じゃあシャワー入りますね、リアルに20分貰っていいですか」と。私の脳裏に、この日途中まで立ち会っていた事務所社長のえりさんの顔が浮かんだが、今頃、若かりし頃の思い出と共に“江ノ電”で帰宅している最中だと思い連絡は控えた。GoPro(カメラ)を仕込み、我々は隣の部屋へ。映像を電波で飛ばせるので隣の部屋からも観察できる。「何て便利な世の中になったのだろう」と思いながら、映像を確認していると、何やらカメラを覗き込んで確認する大志くんの姿が…その後ひとしきりシャワーの準備をすると、画角ギリギリに立ち、ズボンを脱ぐ大志くん。あの時、カメラを確認していたのは、ギリギリの立ち位置を確認するためだったのね!さすが舞台俳優、立ち位置は重要だ!それにしても「きわどすぎる!」。私の脳裏には、またもやえりさんの顔が浮かぶ…。「いくら何でもパンツ映ったらNGだぞ!」と、そんな私のドキドキハラハラをよそに、パンツが映らないように上手に脱いでいく大志くん。パンツが映らずシャワー室に入った瞬間、我々おっさんスタッフから拍手喝采を浴びていたなんて、シャワーを浴びている大志くんは知る由もなかった。事務所社長のえりさん、改めてお詫び申し上げます。あれでも放送された映像は、少しズームをかけており、本当はパンツギリギリの姿が映っていた次第で…。大志くんの大ファンの皆様へは、深くお詫び申し上げます。あの映像はお宝として弊社に保存しておきます。(笑)
小野Pヒットの裏側で…
ここで大志くん以外の登場人物を紹介しよう。まず今回釣り指導役で出演した小野P。釣りビジョンを昔からご覧いただいている方は、すでにご存じの方もいるであろう。スタッフながら過去に「五畳半の狼」という番組の「弥七のしらべ」というコーナーに出演していた経歴の釣り好きPである。そしてディレクターの入江は、今年釣りビジョンに中途入社した経験豊富なDである。大志くんと同じ関西出身なので、関西弁トークで番組を盛り上げてくれる。カメラマンの高橋は、数人いる釣りビジョン精鋭カメラマンの1人。現在、#3までの現場に全て同行しているお喋り好きのカメラマンである。最後に私が番組プロデューサーを担当している梅沢。大志くんからは“梅P”と呼ばれている。この企画を立ち上げ、今のところ全てのロケに同行している釣り初心者Pである。そんなメンバーで挑んだシイラ釣りだったが、結果は番組をご覧頂いた通り。大志くんが寄せたシイラを小野Pがゲットするという展開。あの場面ですぐにルアーを投げていれば、大志くんにもシイラが掛かっていたはず…。そして番組冒頭に入江Dが何回もぶっこんだ「シイラ来た、シイラ来た!」のシーンの再現となっていたはずだった。間違いなく現場では一番盛り上がったシーンであった。大志くんが釣れなかったことは残念だったが、小野P面目躍如の貴重な1匹。視聴者の皆様にシイラの姿だけでもお届け出来て良かった。
「猫の爪みたいな歯…」
この日は強風という事もあり、沖に出るシイラ釣りは途中で諦めることになった。そのことを本人に伝える時、私は「相当残念がるだろうな」と思っていた。ところが、「まあ、こんな時もありますよ!」と笑顔の大志くん。なんと切り替えの早いこと!そしてポジティブ!
「この前向きな姿勢がファンに元気を与えているのだろう」と、改めて実感した瞬間だった。その直後、“ルアー五目”に変えての1投目にタチウオをゲットした。あのポジティブさが呼び込んだ1匹と言っても過言ではない。もしあの時、残り1時間をシイラで粘りたいというタイプの人間だったらどういう結末になっていたか…?何はともあれ、貴重なタチウオの姿を見せてくれたエンターテイナーであることは間違いない。そのタチウオの鋭い歯を表現するときに、大志くんが発した一言「猫の爪のような歯ですね」。この一言が入江Dのツボに嵌まったらしく、後々のロケでちょいちょい話に出てくる。
カサゴ、ハゼ、シロギスと遊ぶ
#3は初心者の方でも出来る「穴釣り」でのカサゴ釣りや、「ちょい投げ」でのハゼ、シロギス釣りを紹介。小物がターゲットとなる回だが、侮るなかれ、その駆け引きの面白さに素で楽しんでいた大志くん。そんな彼に、スタッフは「キス釣りだけに思い出に残るキスシーンは…」と訊ねると…大爆笑の展開に!!!その模様は11月6日(日)20時から!
■番組名:杉江大志の釣りたいしっ!#3
■初回放送:2022年11月6日(日)20:00~ ※リピート放送あり
そして11月4日(金)まで、杉江大志直筆サイン入りチェキ
名付けて「杉江大志のチェキりたいしっ!」の第二弾プレゼントを実施中!
番組情報・プレゼント情報は詳細はこちら
※『釣りビジョンVOD』でも同日配信予定。スマホ・PC・テレビで、いつでも「杉江大志の釣りたいしっ!」の視聴が可能。
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