釣果情報よりも水面を観察する事が大切!
山間の早朝、気温は0℃。しかし、湖の表層水温は8.9℃とまだまだ高く、シーズン最低水温にはなっていない。例年なら白濁する冬の神流湖だが、今年は水深3mのボトムが見える程のクリアウォーター傾向だ。その水質も影響しているのだろうか、ボート桟橋の釣果情報ではブラックバスもワカサギも厳しいとの事。しかし、桟橋周辺の表層には3cm程のベイトフィッシュの群れが多い。その上、早朝には時折表層でブラックバスがボイルするシーンも確認出来、期待を持ちつつ準備して出船する事が出来た。
朝一と夕方はバスフィッシング。日中はワカサギ釣りのプラン!
時期的に厳しいながらも“釣り納め”、“初釣り”で一番避けたいのはノーフィッシュ。そこで一昨年から冬の“2種目フィッシングプラン”を構築。しかし、「二兎を追うもの一兎も得ず」にならないように、大まかな時間配分で決めたのがこちらのプランだ。
●早朝~10時までバスフィッシング
●11~14時までワカサギ釣り
●15~17時までバスフィッシング
と言うのも、経験上この時期は日中にバスからのバイトが得られない印象があるからだ。延々とキャストしていると、夕方になるまでに集中力が切れ、心が折れてしまう。そうならない為に日中でも釣れるワカサギにシフトして、夕方もバスフィッシングに集中出来るようにしているのだ。また、これからの時期に実績があるエリアに絞り込む事も重要だ。
下流域では農協ワンド、犬目ワンド、大栃ワンド、中流域ではアブ沢周辺、太田部周辺が釣れる確率が高い印象でお薦めだ。
魚探で探ったところ、ブラックバスは段々畑跡、岩盤、岩がある8~14m。ワカサギはワンド出口の32~35mのボトムに映る印象があった。
想像していたより釣れた魚、釣れなかった魚
“釣り納め”のメモリアル釣行に応えてくれたのは、ブラックバスだった! 朝一から有望なポイントを巡りながらバスフィッシングを展開。「そろそろワカサギ釣りに切り替えるかな?」という時間帯でのバイト。「ん?なんかティップが重くなった?」感覚で効き合わせ。「釣れちゃった感」満載だが、ドラマチックな1匹目だった。
その後、ワカサギ釣りにシフトするが1時間アタリもなく早々に片付け。再びバスフィッシングに切り替えた。すると夕方のチャンスタイムで2匹ものバスを追加する事が出来た。釣り方は3インチのピンテールとシャッドテールのダウンショットリグ。2022年は、感無量で大晦日釣行を終える事が出来た。
初日の出を拝み大漁祈願
翌日は、神流湖から初日の出を拝み大漁祈願。この日も前日と同じプランでスタート。早朝にブラックバスから貴重な1バイトを得るもフックアップできず。悔しさで崩れ落ちる。
日中のワカサギ釣りでやっとの思いで初フィッシュを釣り上げたが後が続かず。夕方のバスフィッシングでは陽が落ちるギリギリまで挑戦したが、反応がないまま元旦釣行は終了となった。
施設等情報
施設等関連情報
営業時間 :平日7:00~16:00、土日祝6:00~17:00
遊漁料:日釣り券1,000円、年券5,500円
ローボート:1人2,000円、2人2,500円、3人3,000円
エンジン付きボート:1万円
レンタル:フットコン…バッテリー込み4,000円、バッテリーのみ2,000円
持ち込みボートスロープ代(湖面ルール:エンジン付き4ストのみ利用可能)
カヌー:1,000円/日、小型ボート:2,000円/日、中型ボート:3,000円/日
公共交通機関:関越自動車道…児玉藤岡IC⇒国道462号を鬼石方面に22Km、上信越自動車道…藤岡IC⇒県道13号⇒国道462号を鬼石方面に21Km
※料金等は取材当時のものとなります。料金の変更等がなされている場合がございますので、詳細につきましては各施設等にお問い合わせください。