低慣性のMGLスプールⅢに最適化したブレーキシステム搭載!
DC(デジタルコントロールブレーキ)搭載の頂点モデル、アンタレスDC MDが、5年の歳月を経てリニューアルされた。まず注目すべきは最近のベイトリールのキーワードでもある「低慣性スプール」の搭載。MGLスプールⅢは、先代DCMDに比べて幅を1mmナロー化。更に薄肉化を進めてより低慣性なスプールへと進化した。このスプールなら、例えばビッグベイトゲームに最低限必要な20ポンド×100mのラインキャパを有しつつ、高いレスポンスで、低い弾道を描く大遠投を可能にしてくれる。そのMGLスプールⅢに対して最適な設定を施したブレーキが、New4×8DC MD TUNE。遠くまで飛ばせるだけではなく、安全に飛ばせる能力もジャンプアップしている。
バスはもちろん、オフショア、ビッグトラウトにも使いたい1台
「一番変わった点は飛距離ですね。今までのモンスタードライブよりブレーキを開放気味にしているんです。アンタレスDC MDは海でもバスでも使える。例えば東京湾でサワラを釣る場合、30~40グラムのメタルジグにブレードつけてかっ飛ばすわけです。そんなときの遠投能力が非常に伸びた。あるいは最近盛んなシーバスのビッグベイトゲーム、ビッグブレードのスピナーベイトでも非常に遠くまで飛ばせます」
これは、村田基さんからのコメント。つまり、空気抵抗の小さいルアーも、大きいルアーも、めちゃくちゃ遠くに飛ばせるということ。そして、いざ手に取ってみると、「え?これ、モンスタードライブ?」と疑いたくなるほど、手の中でおさまりがいい。正直、前代のDC MDは、持った感じがごつい感触だったが、スプールが1mm狭くなった影響なのか? パーミング性が格段にいいのだ。実際、担当者に聞いてみたら、デザイン変更でパーミング性が上がったとのこと。そしてハンドルを巻いてみると、想像以上に滑らかだった。「空回り?」と思ってしまうほど、抵抗が軽い。村田さんによると、19アンタレス以降はこの回転フィールになっているようだ。飛び、巻き、トラブルレス、バーミング性、汎用性、能力を示すレーダーチャートが全方向に伸びた新生アンタレスDC MDに、いまのところ死角は見当たらない。個人的には昨シーズン1度しか行けなかったサワラ釣りと、レイクトラウト狙いのビッグベイトゲームで使いたい。もちろん、買える身分になったらの話だけど。
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