2026年03月17日公開
釣った新鮮な魚を提供する居酒屋『まかない家』の店主が若くして立ち上げた釣りクラブ「釣戦会」。その30周年記念として開催された通称“居酒屋マスターズ”に参加し、悪天候下でのエリア変更、爆風の中での釣り、潮変わりのチャンス、そして湧きグレとの遭遇。ドラマの末に40cmオーバーを仕留め、見事優勝を果たすまでの実釣レポート。
悪天候でエリア変更、向かった先は枕崎の名磯「長瀬」
当初予定していたのは南薩・秋目エリアだったが、北~西寄りの風が強まり、多くのエリアが船止めとなってしまった。
そこで、出船時間を遅らせれば出船できるとの情報があった枕崎エリアへ変更。『釣戦会』の皆さんに加えていただき、総勢11名で『海星丸』にお世話になり出船した。
海に出るとウネリは大きく、上がれる磯は限られていた。そんな中、5名で【長瀬】に瀬上がり。大山さん、菊池さん、私の3名は船着きから歩いて裏向きを狙うことにした。
今回の大会は1匹長寸。最低でも40cmオーバーを目指したい。
爆風下での仕掛け選びとタックル調整のポイント
大山さんとトーナメント練習も兼ね、1時間ごとに釣り座を交代。正面から爆風が吹きつけ、ウネリも大きいため、前に出て釣るのは危険。安全な位置で準備を始めた。
《タックルデータ》
●ロッド:24 FIREBLOOD Gure 1.2-510(シマノ)
●リール:BB-X TECHNIUM 3000DXG S(シマノ)
●道糸:磯スペシャル GUREMICHI 1.5号(サンライン)
●中ハリス:スーパーL・EX ハイパー 1.7号(東レ)
●ハリス:スーパーL・EX ハイパー 1.2~1.7号(東レ)
●ウキ:修道ウキ TYPE2 L-0(修道ウキ)
●針:閃烈グレライト 5号(ヤイバX)
まずは狙った位置に仕掛けを届けられること、風で撒きエサから外れないことを意識して調整。釣りを開始すると、足元のエサ取りは見えないものの、潮はしっかり動いている様子。やがて大山さんにヒット!しかしサイズは小さめ。私にもアタリはあるが、30cm前後の尾長ばかりだった。
潮変化が勝負を決める!大型が動き始めた瞬間
グレは潮に敏感な魚だが、今回もその特性を再確認することとなった。
場所を入れ替わっての後半戦、小型のグレはかかるがサイズが伸びない。そんな中、右へ左へと不安定だった潮が、沖へ払い出す潮へと変化。さらに沖には泡目ができており、まさに良型グレの“時合い”が到来。
先打ち撒きエサを払い出しに乗せ、仕掛けを中間距離へ投入。さらに後打ちを加え、沖の泡目付近でイメージ通り馴染ませることに成功。ウキが少しシモったタイミングでヒット!
重量感のある引きだったが、おそらく尾長。寄せてきたところで惜しくもチモト切れ……。隣を見ると、大山さんの竿がまた大きく曲がっている。良型グレを連発しているようだ。
そしてこの後、ドラマが——。
イルカ登場で状況一変…それでも訪れた湧きグレチャンス
沖を見ると黒い影が。そう、湧きグレだ!少しずつ磯へ寄ってきており、狙える距離に来るのを待っていると、突然姿が消えた。なんとイルカが登場…。
「これはもうダメだ」と思ったが、30分ほど経ったころふと横を見ると、再び湧きグレが射程圏内に!
大山さんと2人で湧きグレ狙いに変更し、見事40cmオーバーを確保。しばらくして納竿の時間を迎えた。
大隅方面にも釣行されている方がいたため「45cmでは厳しいか」と思いつつ、検量・懇親会会場の『まかない家』へ移動。
結果はなんと——
優勝!
たまたま近づいた湧きグレを仕留めることができて本当に良かった。その後は釣り談義に花が咲き、『釣戦会』30th記念大会は幕を閉じた。
この記事を書いたライター
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