【ドラゴン級】タチウオ連発!真夏のメタルジグゲーム 東京都深川『深川 吉野屋』

東京湾の“夏タチ(夏のタチウオ)”ジギング絶好調!しかも、夏なのに数狙いだけでなく、“ドラゴン級”の大型もしっかり狙えると言う。タチウオのジギング船(予約乗合)を出船している東京都・深川『深川 吉野屋』に出掛けた。

ソルト
  • 深川 吉野屋・東京都深川

前日までに要予約、当日は6時30分までに受け付けを

出船日の前日に電話(記事末参照)を掛けると、「明日は16名」とのこと。当日は車で午前5時頃船宿着、玄関前に荷物を下ろし、車は近くの専用駐車場にスタッフの指示で停め、宿に戻って受け付け(6時30分までに済ませる)。船への通路で、必要なら自動販売機で飲料水を買い足し、ライフジャケットや貸し竿を借りて、タチウオ船の上乗りで船長見習いの西畑雅貴さんに氷を貰い、荷物をまとめていよいよ船着場へ。船体に書かれた大きなタチウオのイラストが印象的な大型船「第二十三吉野丸」に乗り込んだ。

車で着いたらまず船宿前に荷物を下ろす。©釣りビジョン
スタッフの待つ専用駐車場に車を停める。©釣りビジョン
徒歩で船宿に戻り暖簾を潜って店舗に入る。©釣りビジョン
店舗奥で受け付けを済ませる。©釣りビジョン
飲料水が足りなければ買い足そう。©釣りビジョン
貸し出し用のライフジャケット。©釣りビジョン
貸し竿。ここでスタッフから氷を貰う。©釣りビジョン
大型船「第二十三吉野丸」に乗り込んだ。©釣りビジョン

ベイトが小さいならジグも小さめが有利!?

竿とリールはベイトタックルが基本だが、浅場でジグをキャストして広く探れるスピニングタックルも持ち込む人は少なくない。ジグウェイトは仕掛け図参照。ただ、最近は鉛より比重の高いタングステン製のジグの人気が高いと言う。それは、この所タチウオの餌となるベイトのサイズが小さいためで、同じウェイトのジグならベイトに合わせて小さい物を使った方が反応が良いためだ。とは言え、タチウオの活性さえ高ければジグに関係なく喰ってくる。なので、“何製”かはあまり気にしなくてもいいことも多い。そして、ジグよりもっと大事な注意点を1つ。多過ぎる位の飲み物を持参しよう。熱中症対策は万全に!!

仕掛け図 『深川 吉野屋』タチウオ仕掛け。©釣りビジョン
専用ロッド、ベイトリール、アシストフック。©釣りビジョン
エキスパートは様々な色、形、重さのジグを用意。©釣りビジョン
フックはバーブレス。©釣りビジョン
バケツ等にぶら下げるとジグ同士が絡まらない。©釣りビジョン
絡みついたアカクラゲを取り除くためのブラシ。©釣りビジョン
魚つかみ、プライヤー、ハサミ、ナイフ。©釣りビジョン
熱中症予防の飲み物は余るくらいで丁度良い。©釣りビジョン

朝一は富津沖の浅場で勝負!“指2〜3本”が順調!

「第二十三吉野丸」は、大森健吾船長の操船で7時定刻出船。「まず富津沖の浅場を狙います。ジグは60g前後を使ってください」というアナウンスとともに走り出した。千葉県・富津沖に到着、「水深14m、底から5m位までを探ってください」というアナウンスでスタート。すぐに1匹、2匹、3匹と釣れた。体高は“指2〜3本”、いわゆる“夏タチ”サイズ。途中まで順調だったが、時間とともに状況は変わって、魚探に良い反応が出ても群れの移動が速過ぎる。それまで順調だっただけに後ろ髪を引かれる思いで移動を余儀なくされた。「猿島方面に走ります。ジグは100g前後に取り替えてください」と、船長。

夏休みを利用してパパとタチウオ釣りに初挑戦!©釣りビジョン
朝一は富津沖の浅場でまず勝負!©釣りビジョン
幸先良く船中1匹目のタチウオが釣れた!©釣りビジョン
オマツリ予防のためにもちょい投げが良さそう。©釣りビジョン
浅場では“指2〜3本”サイズが中心だった。©釣りビジョン
タチウオはよく暴れるので取り扱い注意!©釣りビジョン

猿島沖のタチウオ船団に合流、良型を狙う!

東京湾を横断し神奈川県・猿島沖に到着。同沖には何隻ものタチウオ船で既にちょっとした船団が出来ていた。「水深65m、底から20m位探ってください」というアナウンスで再開。暫くすると“指3〜4本”クラスのタチウオが釣れ始めた。結果的にこの移動は大成功!釣れるタチウオのサイズはだんだん大きくなり、“指4本”前後の物が多くなり、1mオーバーも釣れた。上乗りの西畑船長見習いに釣り方の教えを請うと、「基本は“ただ巻き”かワンピッチジャークです。夏なので速巻きでOK。上手な人を見ていると、釣り方はあまり変えずに、同じ釣り方を辛抱強く続けています。その方が結果がいいですね」。

猿島沖にはタチウオ船団ができていた。©釣りビジョン
早速釣れた!サイズは“指3〜4本”か!? ©釣りビジョン
さあ、次は誰の番かな?©釣りビジョン
「来ました!ダブルヒット!」。©釣りビジョン
「このジグで釣れました!」。©釣りビジョン
「ん〜、バケツに足を入れると気持ち良い!」。©釣りビジョン
かき氷を頂きました!最高に癒されました!©釣りビジョン
型の良いタチウオが多くなって来た!©釣りビジョン

竿頭49匹!“ドラゴン”級の大型船中2匹!絶好調!!

私も竿を出してみた。フォール中にゴツッという違和感!合わせるとドラグが止まらない。慎重に巻き上げて海面まで浮かせて抜き上げた。すると何と魚自体の重さで身切れ…、バレた。恐らく獲れていたら初めての“ドラゴン”級!?残念だ…。大型はタモで掬うこと、辛くも教訓になった(泣)。

私が肩を落としていると、夏休みに親子で挑戦していたパパに大型が掛かった!こちらは無事ギャフで引っ掛けて取り込んだ。計ってみると127cm!120cm以上なので勿論“ドラゴン”級だ!更に左舷ミヨシ(船首)でもタモで掬った!同サイズの127cm!“ドラゴン”級船中2匹ゲット!素晴らしい!

結果、65〜127cmを1〜49匹!竿頭は埼玉県草加市の井上さん、次頭は37匹、同市木内さん。127cmは、東京都板橋区の大瀧さん親子(パパ)と千葉県松戸市の高木さん。数型ともに絶好調だった!

船長に今シーズンのタチウオについて聞くと、「これからは朝狙った浅場でもっと数が出るようになります。中盤以降狙った猿島沖や走水沖には近年タチウオが居着くようになって、夏でも大型が釣れるようになりました。秋に向けて平均サイズはもっと大きくなり、ますます面白くなります!」。今年も東京湾のルアータチウオ絶好調!熱中症対策を万全にして是非挑戦して頂きたい。

来た!1mオーバー!“かき氷の釣り人”がゲット!©釣りビジョン
左舷トモ(船後方)でも良型のタチウオ!ん!?その後ろでも!? ©釣りビジョン
大ドモ(船尾)でも獰猛そうな良型のタチウオが釣れた!©釣りビジョン
タチウオ釣り初挑戦の親子のパパが大型をゲット!©釣りビジョン
パパのタチウオは127cm!“ドラゴン”級だった!©釣りビジョン
指4本クラスの良型!タチウオは、活性、型とも絶好調!©釣りビジョン
“かき氷の釣り人”にも大型が来た!©釣りビジョン
こちらも127cm!船中2匹目の“ドラゴン”級!©釣りビジョン
竿頭49匹!右舷大ドモの釣り人。©釣りビジョン
次頭37匹!右舷トモ2番の釣り人。©釣りビジョン
お世話になりました、大森健吾船長。©釣りビジョン
上乗りで面倒見の良い西畑雅貴船長見習い。©釣りビジョン

施設等情報

ジギングタチウオ乗合
料金:男性 1万500円、女性・高校生 8,000円、中学生以下 6,000円(氷付き)
集合:6時30分まで
出船:7時頃
レンタル:貸し竿(手巻き 別途料金、要予約)
※詳細は問い合わせ 釣果・施設情報 深川 吉野屋ホームページ

施設等関連情報

東京都深川 『深川 吉野屋』
〒135-0042 東京都江東区木場6-15-11
TEL:03-3644-3562
定休日:毎週火曜日(祝日の場合営業)

※料金等は取材当時のものとなります。料金の変更等がなされている場合がございますので、詳細につきましては各施設等にお問い合わせください。

この記事を書いたライター

岩見 忠弘 釣りビジョンAPC
0mの海面から水深1,000mの超深海までのレンジで、数cmのハゼやキスから、イカ・タコの軟体動物、数十kgのキハダやベニアコウまでの様々な魚を狙うフィッシング・ライター。

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