前日までに要予約、当日は6時30分までに受け付けを
出船日の前日に電話(記事末参照)を掛けると、「明日は16名」とのこと。当日は車で午前5時頃船宿着、玄関前に荷物を下ろし、車は近くの専用駐車場にスタッフの指示で停め、宿に戻って受け付け(6時30分までに済ませる)。船への通路で、必要なら自動販売機で飲料水を買い足し、ライフジャケットや貸し竿を借りて、タチウオ船の上乗りで船長見習いの西畑雅貴さんに氷を貰い、荷物をまとめていよいよ船着場へ。船体に書かれた大きなタチウオのイラストが印象的な大型船「第二十三吉野丸」に乗り込んだ。
ベイトが小さいならジグも小さめが有利!?
竿とリールはベイトタックルが基本だが、浅場でジグをキャストして広く探れるスピニングタックルも持ち込む人は少なくない。ジグウェイトは仕掛け図参照。ただ、最近は鉛より比重の高いタングステン製のジグの人気が高いと言う。それは、この所タチウオの餌となるベイトのサイズが小さいためで、同じウェイトのジグならベイトに合わせて小さい物を使った方が反応が良いためだ。とは言え、タチウオの活性さえ高ければジグに関係なく喰ってくる。なので、“何製”かはあまり気にしなくてもいいことも多い。そして、ジグよりもっと大事な注意点を1つ。多過ぎる位の飲み物を持参しよう。熱中症対策は万全に!!
朝一は富津沖の浅場で勝負!“指2〜3本”が順調!
「第二十三吉野丸」は、大森健吾船長の操船で7時定刻出船。「まず富津沖の浅場を狙います。ジグは60g前後を使ってください」というアナウンスとともに走り出した。千葉県・富津沖に到着、「水深14m、底から5m位までを探ってください」というアナウンスでスタート。すぐに1匹、2匹、3匹と釣れた。体高は“指2〜3本”、いわゆる“夏タチ”サイズ。途中まで順調だったが、時間とともに状況は変わって、魚探に良い反応が出ても群れの移動が速過ぎる。それまで順調だっただけに後ろ髪を引かれる思いで移動を余儀なくされた。「猿島方面に走ります。ジグは100g前後に取り替えてください」と、船長。
猿島沖のタチウオ船団に合流、良型を狙う!
東京湾を横断し神奈川県・猿島沖に到着。同沖には何隻ものタチウオ船で既にちょっとした船団が出来ていた。「水深65m、底から20m位探ってください」というアナウンスで再開。暫くすると“指3〜4本”クラスのタチウオが釣れ始めた。結果的にこの移動は大成功!釣れるタチウオのサイズはだんだん大きくなり、“指4本”前後の物が多くなり、1mオーバーも釣れた。上乗りの西畑船長見習いに釣り方の教えを請うと、「基本は“ただ巻き”かワンピッチジャークです。夏なので速巻きでOK。上手な人を見ていると、釣り方はあまり変えずに、同じ釣り方を辛抱強く続けています。その方が結果がいいですね」。
竿頭49匹!“ドラゴン”級の大型船中2匹!絶好調!!
私も竿を出してみた。フォール中にゴツッという違和感!合わせるとドラグが止まらない。慎重に巻き上げて海面まで浮かせて抜き上げた。すると何と魚自体の重さで身切れ…、バレた。恐らく獲れていたら初めての“ドラゴン”級!?残念だ…。大型はタモで掬うこと、辛くも教訓になった(泣)。
私が肩を落としていると、夏休みに親子で挑戦していたパパに大型が掛かった!こちらは無事ギャフで引っ掛けて取り込んだ。計ってみると127cm!120cm以上なので勿論“ドラゴン”級だ!更に左舷ミヨシ(船首)でもタモで掬った!同サイズの127cm!“ドラゴン”級船中2匹ゲット!素晴らしい!
結果、65〜127cmを1〜49匹!竿頭は埼玉県草加市の井上さん、次頭は37匹、同市木内さん。127cmは、東京都板橋区の大瀧さん親子(パパ)と千葉県松戸市の高木さん。数型ともに絶好調だった!
船長に今シーズンのタチウオについて聞くと、「これからは朝狙った浅場でもっと数が出るようになります。中盤以降狙った猿島沖や走水沖には近年タチウオが居着くようになって、夏でも大型が釣れるようになりました。秋に向けて平均サイズはもっと大きくなり、ますます面白くなります!」。今年も東京湾のルアータチウオ絶好調!熱中症対策を万全にして是非挑戦して頂きたい。
施設等情報
料金:男性 1万500円、女性・高校生 8,000円、中学生以下 6,000円(氷付き)
集合:6時30分まで
出船:7時頃
レンタル:貸し竿(手巻き 別途料金、要予約)
※詳細は問い合わせ 釣果・施設情報 深川 吉野屋ホームページ
施設等関連情報
〒135-0042 東京都江東区木場6-15-11
TEL:03-3644-3562
定休日:毎週火曜日(祝日の場合営業)
※料金等は取材当時のものとなります。料金の変更等がなされている場合がございますので、詳細につきましては各施設等にお問い合わせください。