2026年01月07日公開
細かいアタリをヒットにつなげる「ヤリイカ釣り」は、様々な誘い方を駆使してターゲットを狙うテクニカルさが魅力。サイズも大型、食味も抜群な、良型主体で狙う小田原沖ヤリイカ釣りをレポートする。
アクセス抜群!『坂口丸』への行き方
『坂口丸』までのアクセスは西湘バイパス早川インター出口から約3分。小田原厚木道路早川出口からは約5分で港は大きく分かりやすい。船宿に到着したら受付を。また、駐車スペースは船の前になるが、初めての方は船宿に立ち寄って確認していただきたい。
受付を済ませたら、氷などを受け取り目の前の港へ移動。船の前で船長が案内してくれるので、該当の船へ。この時期は船が凍っている場合もあるので、手荷物などは分けて慎重に運び込もう。
記者はこの日、早めに到着したのだが、待っていると次々に釣り人が到着。ご挨拶がてら話を伺ってみると「ここ数日ヤリイカの釣果が上がったので来ました」とのことである。この日も平日であるにもかかわらず、2隻出しと盛況であった。
ヤリイカ釣りのおすすめタックルと仕掛け
竿はイカ専用8対2の先調子で、1.5~2mくらいが操作しやすく誘いもかけやすい。また、ヤリイカは掛けるときに身切れしやすいいため、掛かった時に「胴に乗る」ような、曲がり込む調子の竿が適している。
狙うタナは底から5~6mを攻めることが多く仕掛けはイカ角11cm、5~7本のブランコ仕掛け。迷ったら船宿で購入するのが無難だ。オモリは120号が基準で、150号も念のため持ち込んでおくと安心。イカ角を弛ませたり、ソフトに誘うために、中オモリ(10~20号)も持ち込んだ。
リールは中型電動リールに道糸はPEライン3~4号を300m巻いておく。なお、船の電源を使用するとコードが仕掛けに絡むこともあるので、自前のバッテリーを持ち込めれば位置の調整ができて快適。近年はバッテリーも軽量化されているので、持ち込みやすくなっている。また、角に付いた墨を落とすために、歯ブラシもあるとよい。
絶景とともに!小田原東沖でヤリイカ釣り開始
午前6時、朝焼けの小田原漁港から小田原東沖へ。澄んだ空気の中、美しい富士山と、沖には日の出を眺めながら、航程約40分でポイントに到着。反応を探し、船長の合図でスタートする。
一斉にオモリが投げられ、勢いよく投入器からイカ角が飛んでいく。水深は160m。「底から5~6mを探ってくださいね」と船長。すると、一投目から左舷でダブルヒット。水深も深いので身切れしないよう丁寧に竿を操作しているのが見て取れる。上がってきたのはスルメイカであったが、ミヨシでは良型のヤリイカが釣り上げられた。ヤリイカのサイズはこの時期ならではのジャンボサイズ、最高のスタートである!
船長直伝!ビギナーでも釣果を伸ばす秘訣
同じタイミングで知人が同船していたのだが、数年ぶりのイカ釣りということで、持ち込んだ数本の竿の中から船長に選んでもらい、実釣となった。すると彼にヒット!「乗ったみたいです」と慎重に巻き上げを開始。強い引きに対して、竿がしっかり曲がり込んでいる。まさに“竿が仕事をしている”という印象だ。海面にヤリイカが上がってきたかと思えば、なんとそのさらに下に2杯。見事なトリプルであった。単発ヒットが多い時間帯で素晴らしい釣果である。
ヤリイカ釣りの秘訣を船長に聞いてみると「この釣りは投入が上手くできるかどうかが、鍵です。無理して角を多くしても投入が上手くできないと釣果は上がりません」とのこと。水深があり反応も動いているため、投入が遅れると良い反応の中に仕掛けが入らない場合もある。オモリの着底時間を考慮して反応を見ていく船長も多いので、重要な部分だ。
誘い方は着底後に糸フケを取り、優しく竿を誘い上げる。それから一旦停止して、竿先を海面まで下げて落とし込んでいく。誘いの幅や方法は様々だが、落とし込んだ時や、落とし込んで少し間を開けた際にヒットする印象だ。優しく誘い上げることで、身切れの軽減にもつながり、多点掛けの可能性もでてくる。
その後、しばらくすると船中のあちらこちらでヤリイカが浮上した。小型は少なく良型が主体であった。
テクニカルな展開で楽しすぎる!
後半は記者も竿を出してみることに。
イカ角11cm7本、中オモリ10号という設定。潮回りをしているタイミングで投入までの準備を行った。船の速度がスローになった時にオモリを持ち、リールのクラッチを切る。合図と同時に投入し一気にイカ角を海底へ。すると、着底寸前に仕掛けが止められた。上手く掛かったようなので巻き上げを開始する。ハッキリとした本命の引きに思わず「ニヤリ」としてしまった。上がってきたのはヤリイカである。
すぐさま再投入して着底させ、誘い上げラインのマーカーを見ながら1m毎に段を付けて竿先を海面まで下げる。アタリがない場合は、下げたまま、一瞬だけ糸フケを出して止める。この誘いは、中オモリがあるとやりやすい。ゆっくり竿を立てて道糸を張る…と乗った!お次はなんと、ヤリイカのダブルである。
その後、ヤリイカの反応は沖上がり間際まで続き、最終的にトップは大型主体で25杯という釣果であった。船長によれば、それまではなかなか厳しい状況もあったそうだが、釣行の数日前に調子を上げてきたとのこと。見事な大型ヤリイカが狙える、相模湾小田原沖、絶品のターゲットを釣りに出かけてみてはどうだろうか。
この記事を書いたライター
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