釣りビジョン
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2011.3.1号

福田丸・千葉県外川港
冬こそ熱い!銚子外川・犬吠崎沖の沖メバル!

千葉県・銚子犬吠崎沖で年明けから沖メバルが絶好調だ。沖メバルと言えば煮付け。だが、最近流行りのタジン鍋で蒸し料理にすると違った世界があると教わった。刻んだ白菜と残り物の野菜、その上にメバルを乗せ、軽く塩と酒を振りかけて蒸す。野菜はメバルの脂で甘くなり、フワフワのメバルをポン酢と大根おろしで頂けば幾らでも食べられると言う。条件さえよければトップで30尾以上の釣果も珍しくない。2月19日、外川港『福田丸』から船に乗った。

[動画]冬こそ熱い!犬吠埼沖の沖メバル
沖メバルのタジン鍋蒸し

沖メバルのタジン鍋蒸し

午前4時、外川港に到着すると「沖メバルは、蒸して食べるとフワフワで美味しいですよ!今日は沢山釣って食べてみて下さい」と女将の福田るみ子さん。そう、“沖メバルのタジン鍋蒸し”を教えて頂いたのが女将さんだった。それを期待してかどうか…この日は私を含めて7人が集まった。右舷の大ドモ(船尾)から2番目に入れてもらい午前4時30分。定刻の出船となった。

福田稔船長と女将のるみ子さん
フル装備大型快速船 第21福田丸

14本バリにパーフェクトも

『福田丸』の沖メバル釣りは、フラッシャーサビキに150号のオモリをセット。
餌は4~5cmの長さに細く切ったサバの切り身をメインに、喰い渋り時にはホタルイカの筒を取り除いて使う。タナ取りの基本はオモリを海底から50㎝程切った所。魚探反応次第では4~5m上まで誘い上げる事もあるという。そして指示ダナでアタリを待つのだが、ここから先が重要。弱いアタリがあれば根掛かりがない程度に道糸を送り出して次のアタリを待つ。強いアタリがあれば4~5mリールをゆっくり巻いて次のアタリを待つ。これはサビキ仕掛けの持つ特徴。仕掛け上方のハリにメバルが掛かれば強いアタリ、下方のハリに掛かれば弱いアタリが出る。アタリの強さでメバルの喰いダナを判断する釣り方だ。その為アタリの取りやすい竿選びが重要になる。うまくタナを攻め切ると、ハリ数だけメバルが掛かる事も珍しくないそうで、16日には福田稔船長が7本バリを2つ連結し、大型メバルばかりでパーフェクトを達成したそうだ。

特エサのホタルイカ
船ベリにはマグネットが装備されている
仕掛け図

期待が膨らむ第1投目

午前6時、犬吠崎沖に到着すると、北西の強風で海はシケていた。茨城・鹿島の工場から立ち上る煙突の煙が遥か遠くに霞んで見える。かなり沖まで来たのだが、その分、大型沖メバルへの期待が膨らむ。「はいどうぞ!水深は120mです」。全員が待ってましたとばかりにオモリを投げ入れ竿を手に持ち着底を待つ。最初のアタリは誰の竿か?着底後しばしの沈黙を破ったのは私の置き竿。竿先には少し弱いアタリ。すると右舷に並んだ釣り人の竿にも次々とアタリが出始め、いよいよ巻き上げに入った。だが、釣れて来たのは良型のサバ。次の投入でもサバが掛かり、たまらず移動となった。仕掛けが絡むので嫌がる人も多いが、脂の乗った真サバは味噌煮で美味しかった。

良型沖メバルの一荷
マゾイとメヌケの一荷

底荒れの影響で拾い釣りの展開

沖メバルが顔を出したのは次の流し。私の左隣の釣り人だった。30㎝級をダブルで掛け、大きいアジも釣り上げた。次の投入では、私にも“それらしきアタリ”が出て同サイズをキャッチ。船内でもポツリポツリとメバルが取り込まれている。しかし、期待した程の多点掛けはなく、「単発だよねぇ、どこで船を止めていいのか迷うくらい反応が小さいんですよ。シケの前は根の上に大きく群れていたんだけどねぇ」と船長。なるほど、潮回りの時間が長いのはそのせいだった。どうやら、2日前から吹いた南の強風で底荒れ状況の様だ。

パンダメバルと沖カサゴ
パンダメバル

メヌケ、マゾイ、メダイと高級魚の五目釣り

「今年一番の“喰い渋り”」(船長)。そんな状況でも船内を盛り上げてくれたのが高級魚揃いの“ゲスト”達。30~40㎝のマゾイ、この水深では珍しいメヌケ、1~3㎏級のメダイなどだ。“本命”の喰い渋りを補って余りある魚達がクーラーを賑わしてくれた。実はこの釣りが初めての私は、アタリが強いのか、弱いのかその判断が出来なかった為、アタリが出る度に福田船長の指示を仰ぎながら釣り、28㎝から35㎝の“本命”を4尾キャッチして沖上がりの時間を迎えた。実はもう1尾大型の“本命”が掛かったのだが、海面でハリが外れカモメの餌食になっていた。その他に1㎏級のメダイや20㎝級の沖カサゴ、ドンコが交じり、タジン鍋の材料には十分だった。それにしても噂通りの大型揃いである。
結局、この日のトップは28~39㎝の沖メバル6尾。今シーズンの最低釣果となってしまったが、魚探反応はあるので底荒れさえ直れば十分に期待できるだろう。また、今後は抱卵したお腹パンパンのメバルが釣れるシーズン。『福田丸』では状況次第で5月のGWまで出船するという。

良型マゾイ
2㎏級メダイ

数珠繋ぎの多点掛けは次回に期待

さて、肝心の“アタリ”であるが、残念ながら私は強いアタリなのか弱いのかという判断が出来なかった。タナ取りの際に船長から「3~4m上まで探ってみて」という指示が出た時に、上のハリに掛かった強いアタリと判断してゆっくりとリールを巻き追い喰いを狙ってみたのだが、上げてみると1番下バリに35㎝の“本命”が掛かっていたりと、とうとうアタリの強弱という感覚を掴めずに終わってしまった。しかし、1尾であれだけ引きが強いのだから、7本バリにパーフェクトとなったら…。是非、また挑戦してみたい釣りである。

3㎏級メダイ
大型沖メバル

沖メバル、メヌケ・アコウの2枚看板に、ヤリイカにも出船

『福田丸』は、夏から初冬にかけてヒラメを狙う事で有名だが、正月が明けて冬から春の間、中深場の大型沖メバルとメヌケ・アコウの深海釣りに加え、状況次第でヤリイカにも出船する。(3月1日現在は絶好調のヤリイカにも出船中!)福田稔船長が狙うのはいずれも沖合いの大型ばかり。一度経験すると病みつきになる事間違いなし!

抱卵中のメバル

(津端 雄大)

今回利用した釣り船
千葉県外川港『福田丸』
〒288-0014 千葉県銚子市外川町1-10829
TEL:0479-22-5741
詳細情報(釣りビジョン)
福田丸ホームページ
出船データ
沖メバル乗合 (電話予約制)
※船の前に順番にクーラーBOXを置く(直接船には乗らない事)
料金 12,000円 エサ・氷付き(ホタルイカは別売り)
集合時間 4時、出船時間 4時30分、沖上がり 12時
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