釣り人の想像力で竿とジグを選ぶ
今回お世話になったのは、湖尻にある『つり船 うえ乃』。“食事処”の看板も出ており、芦ノ湖で捕れた魚の美味しい料理も楽しむ事が出来る。スタッフから「禁漁区には注意。ジグは、捕食しているワカサギに似た40g位が基本だが、色々試してみた方が良い。フォールで掛けるのがベター」と、レクチャーを受けて友人4人とボートに乗り込んだ。
早朝、薄曇りの中を出発。移動中に準備する。この釣り方に今のところ専用竿がない。友人達は海のジギング竿、タイラバ竿を代用。私は釣り具の中古店で安価で購入した硬めの穂先を違う竿のバットに差した全長130cm程の安上がりな竿を使った。ラインはPE1号、リーダーは3号を1m。ジグは細身の30gと40g、色はマジック等でワカサギらしく塗って自作、中々の出来と自画自賛(笑)。
グループの“初獲物”はウグイ!
天候は、薄曇りで風もなく、穏やかな湖面が広がっていた。そんな中、桟橋から10分程走ってポイントに到着。数日前の雨の影響か湖水には少し濁りが入っていた。先ずは自作の40gの“ワカサギジグ”を船の真下に落としてみた。しかし、何度落としてもジグの重さしか感じない。そんな中、友人がウグイを釣り上げた。船中が一気に盛り上がり、奮闘してキャストもしてみたが、相変わらず感じるのはジグの重さのみ。「何がダメなのか…?」。 時間ばかりが過ぎて行った。
ビックリするような強い引き!
午後になっても薄曇りの空に穏やかな湖面。「湖の中は暗い?40gは重すぎる?」と閃いた。そこでジグをゴールドの30gに変更した。自分の想像を信じてフォールを繰り返すと、ジグが浮いて来るような違和感を感じ、竿を立てた途端、ズシリと重い感覚が手に伝わった。次の瞬間、ビックリするような強い引き。「掛けた!!」。震える手でリールをゆっくり巻き上げて来ると、湖面をバシャバシャいわせて暴れまくるブラウントラウトが現れた。「やつた~! ジグの変更大当たり!!」。無事、ネットインさせた獲物を暫し呆然と眺めてしまった。
ブラウントラウト3匹、ヒメマス1匹の釣果!
その後、天候が怪しくなって来たので15時に終了した。グループ全体の船中釣果はブラウントラウト3匹、ヒメマス1匹、ニジマス1匹、ウグイ1匹だった。“レイクジギング”は、まさに“発展途上”の釣り方と強く感じた。自分なりの釣り方を手探りで見つけ出す楽しさが満載だ。次回は、箪笥の肥やしになっているジグを使ってみようと思いながら芦ノ湖を後にした。
施設等情報
所在地: 〒250-0522 神奈川県足柄下郡箱根町元箱根162
TEL: 0460-84-8471
※注:出船時間や消費税変更等に伴う料金の変更がなされている場合も。詳細については【0460-84-8471】に問い合わせ。
東名御殿場インターから車で25分
駐車場完備:乗用車30~40台 バス2台
営業時間:3月1日~5月31日(6時30分~16時30分)
6月1日~9月31日(5時00~17時00分)
10月1日~12月3週目まで(6時00分~16時00分)
解禁期間:3月1日より12月第3日曜日まで 船宿:箱根 芦ノ湖 湖尻「うえ乃」ホームページ
施設等関連情報
〒250-0521 神奈川県足柄下郡箱根町箱根184-1
TEL:0460-83-7361
遊漁料(店売り):1,500円/身体障害者750円/中学生以下無料
芦之湖漁業協同組合ホームページ
※料金等は取材当時のものとなります。料金の変更等がなされている場合がございますので、詳細につきましては各施設等にお問い合わせください。