予約は電話のみ、当日は5時半までに港に集合
記事末の「小峯丸HP」を開き“ハンバーガー・メニュー”から「アクセス方法」を選ぶと乗船場所の住所(千葉県千葉市中央区寒川町2-203-3)が載っている。私のカーナビでは写真の画面となるが、乗船場所はこの場所から港へと続くスロープを下って右奥へと更に進んだどん詰まりだ(駐車場も同場所)。午前5時30分までに集合し車を停める。スタッフが軽ワゴンでやって来て受け付け。予約順に船型プレート(写真)で釣り座を選ぶ。トモ(船尾)の人から荷物とともに乗り込んで準備を始める。「小峯丸」は、オーバースローも出来るよう釣り人は11人限定で全員右舷に並ぶ。
リールは“ハイギア”より“エクストラハイギア”
小峯翔太船長から「オーバースローの時は後方確認必須!」や「釣り人の後方に立ち入る時は一声掛ける」、「船首のトイレは男性の“小禁止”」などのレクチャーを受ける。ルアーはこのところ40gの特定のブレード付きスピンテールジグ(写真)が好調との事。サワラは速いスピードで泳ぐルアーほどよく反応する傾向があり、リールを速巻きするのは勿論だが、“パワーギア”より“ハイギア”、それより更にギヤ比の高い“エクストラハイギア”を使う方がバイトの可能性は高くなると言う。この日、“ルアー・サワラ船”は私達が乗り込んだ予約乗合船の「第十一小峰丸」と仕立船の「第七小峰丸」の2隻が出船した。
まずワラサ!お次はサワラのダブルヒット!!
女将に「行ってらっしゃい、頑張って!」と、見送られながら「第十一小峰丸」は6時過ぎに出船。港を出ると後方には美しい朝陽が昇った。鳥山や跳ねなどを探しながら南へと走る。1時間程走り、「やってみましょう。水深18m、ジグを着底させてから巻いてください」との船長アナウンスでスタート。投げて、ボトムを取って、速巻きの繰り返し。20分位経った頃、ミヨシ(船首)がファイトを開始!トルクのある突っ込み。大型のサワラかと思いきや4、5kg級のワラサ(ブリの若魚)だった。お次はトモ(船尾)2番の竿が曲がった。同時に投げていた私にもバイト!なんとサワラのダブルヒット!!しかも引きはかなり強烈!
私は3kg!トモ2番は3.6kg!
ドラグを効かせながらラインを弛めないように巻き続ける。テンションが抜けると首を振られてフックアウトしてしまう。足元まで寄せ、釣り人と目が合うと、一気に反転して猛スピードで潜行!ラインが鬼のように出るが、慌てずに少しずつ確実に距離を詰め海面でくるりと回して、船長のタモに納まった。血抜き後計測で、私のサワラは3kg!トモ2番の方はそれより一回り大きな3.6kgだった。その直後にミヨシでもヒット!しかし、大きそうだったその魚は姿を見ることなく残念ながらバレてしまった。その後も粘ったがランカー級のシーバスや旨そうなイナダが釣れたものの沖上がりとなった。
大型期待!12月中旬頃までチャンスは続く!
釣ったサワラは船長が丁寧に脳締め、血抜き、神経締めをしてくれて、ペットボトルの氷とともにクーラーに。最高の状態で持ち帰らせてくれたお陰げで最高に美味しいサワラの炙りや刺し身、塩焼きなどを堪能させて頂いた。
小峯翔太船長に“ルアー・サワラ”の今後について訊いてみた。「“ルアー・サワラ”は毎年12月中旬頃まで狙いますが、終盤になるほど大型が喰い付く可能性が高まります。今回の3~4kg級のサワラのファイトもパワフルでしたよね。でも、5kg以上になると体長も体高もグンッと増し、そのパワーは桁外れに強くなります。次回はそんな“モンスター”に是非挑戦してください」。寒川港『小峯丸』のルアー・サワラが最盛期を迎えた!今がチャンスだ!
施設等情報
施設等関連情報
料金=9,000円(氷付き)※女性と中学生以下は2,000円割引き
集合=午前5時30分(港)
出船=6時頃
沖上がり=午後1時頃
レンタル=貸し竿 500円(リール・ライン・リーダー付)
※詳細は問い合わせ
※料金等は取材当時のものとなります。料金の変更等がなされている場合がございますので、詳細につきましては各施設等にお問い合わせください。