大磯サーフ、夕方限定3時間勝負!
場所は神奈川県、大磯付近のサーフ。リールに税込330円のPE1号を巻き、税込110円のメタルジグを結んだ。重さは40gだ。ただし、リーダーはクレハのグランドマックス16ポンド。こちらは高級品だ。釣りを始めたのが夕方3時過ぎだったので、日の入りまで3時間くらいしかない。ショアジギなんて何年もやってないし、結果が出せるか正直言って自信はなかった。インプレなので、釣れなくてもいいやという軽い気持ちの釣行だった。
波間から飛び出してきたおせんべい?
とりあえずキャスタビリティーは問題なし。軽くスイングして70mは飛んだと思う。まあ、40gのメタルジグが飛ばないわけないか。ボトムまで落として軽くロッドをシェイクしながらリールを巻く。バスでいうミドストだ。この感触だと、タイトに水中でダートしているに違いない。それほど浮き上がってこないし、派手過ぎるアクションでもない。ただ、釣れるかどうかは別の話だ。100均のジグで釣れるのか? ところが早くも5投目にして異変が発生!
「ちょっと重いぞ? これ、魚か? 魚だ!」
波間からおせんべいみたいな物体が飛び出してきた。子供サイズのヒラメだ。100均ジグ、釣れるじゃん! 素早く写真を撮影してリリース。これ、まだ釣れるんじゃないの?
20分経たずに2匹目のヒラメ出現!
ヒラメって、実は簡単に釣れるのか? この1匹で俄然期待が膨らんだ。その後もキャストを繰り返し、ボトムのちょっと上を泳がせるイメージでミドストしていたら、ズシンと来た。
「今度は、ちゃんと引きがあるぞ!」
まさかまたヒラメ? ちょっとだけドラグを緩めて、慎重にファイト。波打ち際まで抵抗を繰り返した相手は、35センチくらいのヒラメだった! 十分に食えるサイズだ。釣りを始めてたったの30分……いや、写真の撮影時刻データを確認したら、20分かからずに2匹釣れてしまった。このジグは「普通に釣れる」といっていいだろう。ハリ先の鋭さも十分にあるし、この程度のサイズの相手なら、フックを曲げられることも、スプリットリングを伸ばされることもなさそうだ。写真を撮ろうとあたふたしていると、散歩をしていた方が、魚持ち写真を撮影してくれた。
「おお、ヒラメじゃん、おめでとう!」
湘南は気さくな人が多いのだ。この魚もリリースした。
合計3匹釣って、納竿。結論は「ショアジギ楽しいぜ」
結局6時ころまで釣りをして、もう1匹子供のヒラメを追加。頭の辺りにスレかかりだったが、たぶん襲ってきたんだと思う。キャスト切れなどでジグは2~3個ロストしたけれど、まあ深刻な経済的損失ではなかった。それよりも、サーフのショアジギが面白くて、もっと本腰入れてやりたくなった。PEも8本撚りを購入して、ショアジギロッドも10フィートクラスが欲しくなってきた。もう100均ではなく、ちゃんと釣具屋さんに行かなくては! 100均の釣り具はこうやって釣りへの敷居を下げてくれるので、釣り業界にも結果として経済効果を生むのかもしれない。ただ、このメタルジグは、この記事を出す前に箱で買っておく必要があるな。100均インプレ、まだまだ挑戦してみよう。
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