【夏タチ本番!】ルアー・タチウオ入門の好機到来!東京都深川『深川 吉野屋』

今年の東京湾はルアー・タチウオが熱い! 浅場で数釣りが楽しめるタチウオの夏パターン、通称「夏タチ」傾向に加えて、今年はF5サイズ(体高が指5本分)以上の良型もコンスタントに上がる“アタリ年ムード”。ジグバッグとベイジギングロッドを掴んで「深川 吉野屋」へと駆けつけた!

船釣り
  • 深川 吉野屋・東京都深川

アクセス良好、コンビニ至近!

「深川 吉野屋」の乗船場は首都高速道路9号深川線「木場出口」からおよそ5分。東京メトロ・東西線「木場駅」から徒歩5分とアクセスが良く、駅から往復タクシーでの釣行も可能。カーナビには「東京都江東区木場6-15-11」(乗船場所)と入力すれば迷わない。

駐車場やコンビニエンスストアが船宿から見える圏内にあり、荷物が多く朝の早い釣り人には嬉しい。好立地ゆえに気を付けたいのは近隣にお住まいの方々への気配りで、早朝の大声や車のドアの開け閉め音、迷惑駐車のないようマナーある行動を心掛けたい。

乗船場に着いたらまずは船着場へ向かって船縁に竿を挿すなどして釣り座の確保。船宿スタッフの指示に従って駐車場へ車を移動し、窓口の空いているタイミングを見計らって乗船名簿の記入と乗船料の支払いを済ませる。窓口で渡される乗船札は船で回収される。出船までコンビニで涼んだりできるのも魅力だが、予約の釣師が揃えば出船できるので、早めの乗船が望ましい。

釣師は「乗船場」へ直接集合。 ©釣りビジョン
開店前に到着したら番号順にクーラー等を置く。 ©釣りビジョン
船着場へは店奥の階段を昇って…。 ©釣りビジョン
階段上の黒板で釣り物の船を確認。 ©釣りビジョン
荷物を置いて、釣り座の確保。 ©釣りビジョン
スタッフの案内で駐車場へ車を移動。 ©釣りビジョン
受付窓口で名簿の記入と乗船料の支払い。 ©釣りビジョン
乗船札は出船前に釣座で回収される。 ©釣りビジョン
潮風を受けてしばしの東京湾クルーズ。 ©釣りビジョン

竿入れからアタリ活発!

「第二十三吉野丸」は東京湾の観光名所を横目にクルーズすること80分ほどで第二海堡を臨む富津沖の釣り場へ到着。水深は40m、底から15mくらいの泳層を探るよう船長からアナウンスがあってから釣り開始。早速竿を曲げたのは左舷ミヨシ(船首)の高木さん。持ち帰らないサイズと認めるなり、魚体に触れぬようプライヤーでフックを外して海へ返す「ペンチリリース」を行っていた。

この後も船中の至る釣り座で竿が曲がり、ポツリポツリとタチウオが取り込まれ、手の合う釣り師から着実に釣果を伸ばしていった。

最初の釣り場は「第二海堡」を臨む富津沖。 ©釣りビジョン
一投目から竿が曲がる好反応! ©釣りビジョン
持ち帰らない魚は、魚体に触らずリリース。 ©釣りビジョン
徐々に釣れる魚の型が良くなって…。 ©釣りビジョン
体高指3~4本サイズがアベレージ。 ©釣りビジョン
周囲に気を付け、躊躇無く抜き上げる。 ©釣りビジョン
複数の竿が曲がる一幕も! ©釣りビジョン
遂に出たメーターオーバー! ©釣りビジョン
この日の最大魚111cm! ©釣りビジョン
ここからメーターオーバーの時合いに突入! ©釣りビジョン
暑さに負けず良型ゲット! ©釣りビジョン
釣座を問わずF5超えが上がる! ©釣りビジョン
ようやく掴んだタチウオに笑み♪ ©釣りビジョン
盛夏の猿島沖で“かき氷”に舌鼓。 ©釣りビジョン

船長に訊くタチウオジギングのコツ

深川 吉野屋の大森健吾船長に今期のタチウオについて訊いた。

──今期のタチウオ、例年に比べていかがですか?
大森船長「例年通りになってきたかな、ってカンジですね。春先はツ抜け(釣果10本以上)するかしないかで厳しかったんだけど、ようやくこのところ小さい魚が増えてきてくれたから、例年通りの“夏タチ”ってカンジでアタリも多くなってきましたね」

──ビギナーにアドバイスするとしたら?
大森船長「今時がちょうどやりやすいかも知れないです。中層のタナの時は指示ダナをしっかり守って頂ければ。それと、ジグを“動かし過ぎない”ことですね。ジグが跳ねるような動きをしちゃうと、あんまりアタんないし、アタったとしてもリーダーカットされちゃう。釣れてる人の真似をして貰うのが一番早いですね」

──ジグのカラー、お薦めは?
大森船長「ここんところは、赤金、緑金。あとまぁピンクは強いですね。ピンク&シルバーも全ピン(全体ピンク一色)も。このへんが鉄板ですね」

また、取材日の最高気温は35℃と今年の暑さは尋常でなく、船宿に3台ある業務用冷凍庫すらキャパオーバーとのことで、猛暑対策と釣果を新鮮に持ち帰るためにも2リットルペットボトルを2本ほど凍らせて持参するのがお薦めとのこと。余るくらいの飲み物と万全の準備で、釣り人自ら熱中症予防に努めたい。

タチウオジギングはおまかせ大森健吾船長。 ©釣りビジョン
船宿推奨、受付で購入出来るフック。 ©釣りビジョン
食い渋り時にはシルエットの小さいタングステン製が有利。 ©釣りビジョン
『深川 吉野屋』ルアータチウオ仕掛け図。 ©釣りビジョン
貸し竿は数もクオリティも必要充分。 ©釣りビジョン
救命胴衣レンタル無料、子供サイズも完備。 ©釣りビジョン

「最高の時期」と船長も太鼓判!

かくして、富津沖から走水沖、猿島沖を攻略したこの日。上げ潮の効いて来た正午近くからメーターオーバーの良型がアタリ出す右肩上がりの展開で、東京湾タチウオのカンタンではないが夢中になれる面白みを満喫した。

竿頭は36本を釣った右舷ミヨシの大竹さん。最大は左舷2番目の橋本さんが釣った111cm。「数もサイズも狙える最高の時期なんで、初心者の方も是非ぜひ来てください」と船長も太鼓判の東京湾タチウオ。アタリが多く、テクニカルで、竿を絞り込む猛烈なファイトの“釣る楽しみ”に加え、刺身や塩焼きは勿論、蒲焼きや天ぷらにしても絶品。“食べる楽しみ”については「オトコの釣りメシ」タチウオ編にコツやヒントが沢山紹介されているので要チェック。

取材後日には10mの超浅場で入れ食い状態、竿頭43本に135cmのドラゴンサイズも上がる絶好釣を叩き出した「深川 吉野屋」。この夏の東京湾で最も熱いターゲットとしてお薦めしたい。

36本を釣って竿頭、40cm超のマアジに一番の笑顔♪ ©釣りビジョン
喉が乾く前に水分補給、熱中症対策を忘れずに。 ©釣りビジョン
クーラー満タンでも荷下ろしラクラクの船着場。 ©釣りビジョン
暖簾が語る、ビギナーにもベテランにも安心の船宿。 ©釣りビジョン

施設等情報

東京都深川『深川 吉野屋』
〒135-0042 東京都江東区木場6-15-11
TEL:03-3644-3562
定休日:毎週火曜日 釣果・施設情報 深川 吉野屋 ホームページ

施設等関連情報

ルアー・タチウオ乗合
乗船料金:男性 10,500円、女性&高校生 8,000円、中学生以下 6,000円
集合:6時
出船:7時/帰港:16時頃
※貸し道具あり(1セット500円)

※料金等は取材当時のものとなります。料金の変更等がなされている場合がございますので、詳細につきましては各施設等にお問い合わせください。

この記事を書いたライター

川添 法臣 釣りビジョンAPC
6歳から釣りに親しみ、海・川・釣堀・湖のルアー・フライ・餌釣りに節操なくのめり込む釣り好き。2019年JGFA沖釣りサーキット・総合優勝/2010年JGFAオールジャパンゲームフィッシングコンテスト・マダイの部・優勝(10.2kg)…他

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