ハゼは秋の「彼岸」過ぎが本番!!
ハゼ釣りは、例年、陸っぱりから始まり、秋の「彼岸」過ぎの本番(「ハゼは秋の彼岸から」と言われる)には、少しずつ水深の深い場所へと移動、ボートや釣り船からの釣りになる。
熱いハゼ釣りファンの朝は早い
気温も10℃を下回る朝、熱いハゼ釣りファンの朝はいつも早い。この日の朝は気温7℃。吐く息も白くなり北向きから吹く風が頬をさすような感じだ。晩秋と言うより「初冬」と言ったほうがいいのかも知れない。今シーズンは、コロナ禍の為か、初期の8、9月頃は、今までには見られないほどの釣り人の数で、江戸川放水路の各ボート店のレンタルボートも予約を入れないと出払ってしまう勢いだった。コロナ感染者の数も落ち着き、規制緩和になり都心域から小1時間程の「安・近・短」で、且つおいしい魚・ハゼは、ビギナーからベテランまでの熱い注目株であるのは間違いない。
江戸川放水路河口近くで大型狙い!
この日は、原木中山側の船宿からボートを借りて、河口近くのポイントまで曳舟して貰った。船宿スタッフは、その日その日で変わるポイントへと曳航してくれるので、実にらくちんなのがこの釣りのいい所。また、“親船”は、必ず釣り場の近くに待機してくれていて、移動やトイレには駆けつけてくれるのもありがたい。
いきなり15cm級!
釣り場に着き、アンカーを入れていよいよスタート。竿掛けをセットして、6尺(約1.8m)の和竿2本を出した。1本に餌の青イソメを付けて沈め、2本目を用意していると、早くも1本目の竿にアタリ。すかさず竿を立てて合わせると、小気味よい引き込み。道糸を手に取り、手繰って来ると、いきなり15cm級の良型ハゼが釣れて来た。「幸先よし!」と思ったが、気温、水温とも下がった現在、秋のように次から次にアタリが来るわけもなく、2匹目を釣り上げるまでは少し時間が掛かった。それでも、この時期としては順調にアタリが続き、何回か場所替えを繰り返しながらも天ぷらを楽しむには十二分な数を釣り上げることが出来た。
大きなハゼを狙うのは決して簡単ではないが、ボート店スタッフに見守られて釣りに集中出来ることは実に楽しい。今後は、数よりも型を楽しむ時期となるが、「江戸前・天ダネの最高峰!」と言われるハゼ。是非、自分で釣って味わって頂きたいものだ。
繊細なアタリを楽しむなら延べ竿
リールをセットした竿での投げ釣りもいいが、繊細なアタリを楽しむには、やはり延べ竿がお勧め。長さも1.2~3m程で良く、オモリは2~4号、袖バリ7号、ハリス1号・8cm程の1本バリ仕掛けが好適。また、これからの時期は、防寒にはくれぐれもご注意を!
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