ドーム船で快適な釣り
諏訪湖のドーム船でのワカサギ釣りは、移住した年の10月下旬、友人を誘って出かけたことがあった。この時はシーズン初期のためかワカサギがドーム船の近くに寄らず、半日の釣りで100匹程度(2人)だった。まだ水温が高い頃の浅場では、ワカサギはあまり船の下に寄って来ないようだった。
今回の釣行は前回よりひと月遅れなので、ワカサギも深場に寄り始めたはず。2021年12月2日(木)、友人で、ほぼ釣り初心者の中島さんを誘って出かけてみた。
午前6時30分『民宿みなと』の受け付けでドーム船代、入漁料、貸し竿(友人用)、仕掛け、餌を調達。出船30分前に係留してあるドーム船へ行って席(釣り座)を確保。外気温は−2℃だが、2台のストーブがあり全く寒くない。
定刻から少し遅れて7時15分に出船。私たちのドーム船には、私たちのほかに11人が乗船した。ほかにも1隻が出船したが、コロナ対策で人数にゆとりをもたせているようだった。
釣り場に着くまでに時間があるので、友人にレクチャーしながら、店で購入した諏訪湖オリジナル3本バリ仕掛け+オモリ1号を竿にセット。店主のアドバイス通りに、餌の紅サシをハサミで半分に切って3本のハリに付け、ポイント到着を待った。
ちなみに釣具店でよく見る6本以上のハリが付いている仕掛けは、慣れていない人だとトラブルが多くなるので、ハリ数は少ないものがオススメだ。
アタリは遠く、期待は次第に…
約15分で湖中央部(水深約5m)に到着。繋留後、「始めて!」の合図と共に釣りがスタートした。歳をとっても、何の釣りでも、最初の1投目はワクワクするものだ。
1升(1人分の釣り座)は幅90cmと広くゆとりがある。早速仕掛けを下ろした。「仕掛けを下ろすとすぐにアタリ。電動リールを巻きあげるとやや重い。上がって来たのは7cmと11cm。ワカサギの1荷釣りだ…」。これを夢に描いて来たのだが、夢はすぐに打ち砕かれた。 アタリがない。10分程経った頃、向かい側の6人グループから 「きたきた!」の声が上がった。3点掛け、4点掛けと次々に大きいワカサギ(10cm級)が上がっている。チャンス到来と竿先を上下して誘いをかけるが、私たちの列はアタリなし。たった3mしか離れてないのに残念。
向かい側の6人グループにもアッという間にアタリは遠のき、一瞬の出来事で終わってしまった。多点掛けが多かったので食い自体は良く、群れが小さいのだろう。
次の群れに期待して熱心に誘いをかける。暫くすると再び向かい側の6人グループにアタリが出始め、2点から5点掛けと活気づいたが、またすぐにアタリは遠のいてしまった。
10時。釣れてない様子をみて係りの人が「場所を替えてみましょう」と船を移動。
心機一転、丁重に誘いをかけると10分くらい経っただろうか、私の竿にアタリ。軽く竿を立てるとダブルで来たが、1匹は水面でさよなら。船全体でもアタリは出たがすぐに沈黙。それから暫くアタリなし。
日並みに恵まれれば大型が100匹以上の好釣果も期待
時が経ち、12時30分の迎えの船(申告制)が来るので帰り支度をしようと、私が竿から仕掛けを外したとたんに、周りにアタリが出て、友人は1荷(2匹)釣り。今日はとことんついていない。店の人の話では、「昨日、今日は最悪」とのこと。
ただし、釣れてくるのは、ほとんどが10cm前後の大型。2021年11月29日(月)12~85匹、11月30日(火)53~427匹、12月1日(水)6~52匹と400台の大釣りの日もあるので、群れにあたれば10cm×100匹という楽しい釣りも期待できそうだ。
友人にワカサギ釣りのレクチャーをしている時に、彼が「ワカサギ釣りでオレがあなたに勝つなんて事ありえるかな」と遠慮がちに言ってきたので、「ある訳ネェだろう」と一蹴したのを思いだした。結果は貧打戦の末に逆転負け。ああ情けない!
負け惜しみになるが、釣れる時もあれば釣れない時もある。それが釣りだ。ああ悔しい。
(タックル&仕掛け)
ワカサギ電動リールに穂先28cm(オモリ負荷約1号)
ワカサギ仕掛け(諏訪湖オリジナル3本バリ仕掛け)
オモリ1号
餌は紅サシ
施設等情報
施設等関連情報
車:中央高速道・諏訪IC、岡谷ICから車で約15分
料金:ドーム船料金(1日)3,700円、遊漁券(1日)1,000円
※土・日・祝日は事前予約がオススメ
※乗船名簿をホームページよりダウンロードし、入力後プリントアウトして持参すると餌のプレゼントあり
※料金等は取材当時のものとなります。料金の変更等がなされている場合がございますので、詳細につきましては各施設等にお問い合わせください。