狙うは勿論“BIGMAMA”!
5月に入り、季節は春と梅雨の間なので、スポーニング(産卵期)の真っただ中。狙うは早々にスポーニングを終えたアフターの“BIGMAMA”だ。実は去年もGWにここに来ており、その時はスポーニングに関係のない30cm前後のアベレージサイズの数釣りや“アフターバス”が釣れた。“見えバス”も多く、ブラインドでもアベレージサイズのバスがたくさん釣れたので、その記憶をもとに今年も来たのだ。
初日は全域を走り回り、午前中にミドストでアベレージサイズが2匹。あちらこちらを探したがバスはあまり見えず、見えてもネストの魚なのでスルー。水温は朝イチで14℃、昼も16℃までしか上がらなかったので、バスの反応も微妙な感じだった。“見えバス”も少なく、立木のディープを触ってもバイトが少ない状況。原因は釣行前日までに降った冷たい雨による水温低下と、放水による急激な増減水と思われる。さらに立木周りを狙うにも午後からは風が強くなり、本流筋は釣り難くかった。どうやら減水し始めたタイミングでは釣果が得られていたようだが、掴みどころのない状況の中、彷徨う釣りでポロポロ拾って初日は終了した。
2日目の朝にビッグバスをゲット!
2日目の朝イチは、スロープからほど近いエリアでフィーディングのバスが上がってくるポイントでフィネスな展開。居さえすれば釣れる場所なので、サクッと流して移動を決断。昨日入っていなかったからという単純な理由で向かった先は西の川。結果的にはこの時の判断が良かったようで、西の川の中流域で良いサイズのバスをキャッチすることが出来た。
上流域はネストの魚が多かったが、フィーディングで入って来ている魚もチラホラ見えた。ただ、フィーディングの魚はスピードが速すぎて勝負にならなかった。その後は、人も増えてきたので西の川を後にして本流筋を行ったり来たりで、ポロポロと拾い釣りで終了となった。
今後、水温が20℃前後で安定すれば…
水温が20℃前後で安定すればアフターが増えてくる時期になり、アベレージサイズのバスも釣りやすくなる。また、各川筋の上流ではフィーディングに上がってくるバスをサイトで狙えるようにもなる。今回の感覚だと5月末~6月中旬は楽しい釣りができるのではないかと思う。
釣り方のコツ
ロッド: バス用スピニングロッド、6フィート4インチ、ウルトラライトアクション
リール: スピニングリール2500番ハイギア、シャロ―スプール
ライン: フロロカーボン4lb
ルアー: リアル系ワーム2.8インチ + フィネス用ジグヘッド1.3g
今回のように、ストラクチャーにタイトに付いているバスをミドストで狙うコツは下記の2つ。
1)レイダウンに沿ってレンジを刻む
私が大事にしているのはレイダウンに対してルアーを引く向き。可能であれば根本から先端に向かって引いて来る。そうすることで根掛かりのリスクを回避しつつ、よりさまざまなレンジを刻める。
2)根掛かりの回収率UPで効率化を図る
8号のナスオモリはお持ちだろうか。ナス型オモリにスナップを付けただけだが、根掛かりをした時、このオモリをスナップでメインラインに通して揺するだけで外れるのだ。ミドストだけでなく、シングルフックのルアーとの相性が良いので、事前に作っておくことを勧めたい。
施設等情報
施設等関連情報
車:(1)大阪方面から:京奈和自動車道路・五条北ICから約2時間、(2)三重方面から:熊野尾鷲道路・熊野大迫ICから車で約40分
※料金等は取材当時のものとなります。料金の変更等がなされている場合がございますので、詳細につきましては各施設等にお問い合わせください。