朝一、悠々と泳ぐバスの群れを発見!
5月中旬ともなると、その日、どのような状態の魚に狙いをつけるかによって、狙い方や釣り方が違うので、いろいろと迷う時期でもある。その理由は、魚にとっての一大イベントでもあるスポーニング(産卵)。今の湖の状況は、「プリ、ミッド、アフタースポーニングの魚(産卵前、産卵中、産卵後)』、さらに「産卵に関係ない魚』が混在しているのだ。まずは、桟橋周辺の魚の状態を確認しながら釣り方を決めようと、湖面を見た瞬間、悠々と泳ぐバスの群れを目撃した。その中にアフターで、体力が回復したであろうサイズも確認できた。
釣りやすいエリアは濁りがある中流、上流域の岩盤のスポット!
今回のエリア選択は、下流域から上流に釣り上って、釣れるエリアを絞るプランにした。それは、下流域は5mのボトムまで見えるほどクリアな水質で、「これだとサイトフィッシングをしやすいのではないか」と感じたからだ。しかし、魚は見えるのだが、警戒心が強く、トップやフィネスを使っても見切られてしまうことがほとんどで、なかなかバイトまで至らなかった。
中流域の琴平橋周辺までくると岩盤地帯が広がり、若干ではあるが濁りも入り、水質もステインウォーター、少し濁りのある状態になっていた。濁りは魚からルアーを見切られにくい状況にする。そこでボトムの釣りに変更すると、待望の魚からの反応。その後、リザーバー特有の強い引きを堪能することが出来た。釣れたスポットはボディーウォーター(本流)が岩盤に当たらない小規模なワンドだった。そこで、1匹目をヒントに同じようなスポットを選択しながら、上流域へ釣り進んでいくことにした。
上流域の太田部橋周辺まで来ると濁りが強くなり、マッディーウォーター(濁りが強い)になっていた。「濁りが強くなると巻きの釣りも反応でるのではないか」と直感したので、狙うスポットは変えずに、小型のスピナーベイトで狙うことにした。この釣り方もすぐに反応を得ることが出来て、バスフィッシングの楽しさを堪能できた。
アブなどの虫対策と落石に要注意!
気温も上がり、湖面から見える新緑と岩盤が映える季節。それと同じくしてメマトイという虫に悩む季節にもなって来た。釣りをしていると、顔の周りを数匹で飛びまわり、羽音と虫が視界に入ることで、釣りに集中できない状態になるからだ。また、アブもいるので、肌を露出していると噛まれてしまう恐れもある。ちょっと気が早い気がするだろうが、この時期から虫よけスプレーを持参することをおすすめする。ちなみに、最近は小規模の地震が度々あった影響か落石の可能性もある。岩盤地帯で釣りをする時は、ボートを岩盤に寄せ過ぎないように注意してほしい。
施設等情報
施設等関連情報
■営業:無休、7:00~16:00(平日)、6:00~17:00(土日祝)
■料金:日釣り券:1,000円、年券:5,500円
・ローボート:1人2,000円、2人2,500円、3人3,000円、エンジン付きボート1万円
・レンタル:「フットコン」バッテリー込み4,000円、バッテリーのみ2,000円
・持ち込みボートスロープ代(湖面ルール:エンジン付き4ストのみ利用可能)
カヌー:1,000円/日、小型ボート:2,000円/日、中型ボート:3,000円/日
※料金等は取材当時のものとなります。料金の変更等がなされている場合がございますので、詳細につきましては各施設等にお問い合わせください。