誰でも簡単に釣れる「ワカサギ釣り」最速入門【02釣り方編】

釣りは冬でも楽しめる。でも、寒さに耐えるのは非常につらい。それがワカサギ釣りだったら、温かいドーム船の中でぬくぬくと釣りができるし、初心者からベテラン、ファミリーまで十分楽しめる。それに加えて、食べても美味しいという、嬉しいことずくめ。冬の釣りものの王様なのだ! そのワカサギ釣りの方法を短期集中連載でレクチャーします。難しいことは何一つありません。第2回は釣り方編。これだけ読んで釣りに行っても成立します。(執筆:横沢鉄平)

淡水

仕掛けは簡単。餌のセットはちょっとだけコツがある。

ワカサギ釣りは本当に簡単。竿にリールを装着して、ラインを通したらそれに市販の仕掛けを結ぶ。そして先端のスナップにオモリを取り付ければいい。そしてすべてのハリに餌を刺したらもう現場での準備はOK。餌は紅サシと赤虫が代表格で、サシ系はチーズサシ、ラビット、バターラビットなど、様々な匂いを付けた強力なタイプもある。サシはそのままハリ1本に1匹ずつ刺してもいいが、2本のハリに刺して、ハサミで二つに切るのが一般的だ。

これが紅サシ、普通の白サシを赤く染めたもので、ワカサギ用餌の代表選手
このようにおしりと頭に針を刺して、真ん中をハサミで切るのが一般的なサシの付け方だ
ドーム船、レンタルボートを想定した場合の、一般的な初心者向けのワカサギ釣りタックル&仕掛けはこんな感じだ。購入する仕掛けの号数などは、場所や魚のサイズによっても違うので、お店の人やボート屋さんに聞いて決めた方が良い。

難しいコツはほぼ無し。オートマチックな入れ喰いだって珍しくない

実際の釣り方は、次の通り。

1)リールをフリーにして仕掛けを湖底まで沈める。
2)ちょっとだけリールを巻いて、オモリを少しだけ湖底から浮かせる。
3)ほんの少しだけ竿をチョンとしゃくって、誘いをかける。
4)アタリを見る。
5)アタリがあったら、ちゃんと合わせる。
6)巻き上げると釣れている。

まあ誘いをかける部分はいろいろ試行錯誤があったりするものの、この釣りに難しさはほとんどない。正直言って、魚影が濃く、活性が高ければ、誘いも合わせも必要ないほど。沈めて、巻きあげるだけで、自動的にバンバン釣れちゃうことも珍しくないのだ。釣れたワカサギは唐揚げや天ぷらにすると、家族にも喜ばれるし、こんな素晴らしい釣りはなかなかないのでは? 今年こそ近所のワカサギレイクに行って、冬の幸せを体感してみてください。第3回は、様々なワカサギ釣りスタイルを紹介します。

1)リールをフリーにして、オモリが湖底に着くまで沈める。
2)湖底に着いたら、ちょっとだけ巻いてオモリを浮かせる。
3)ほんの少し竿をしゃくるようにして誘いをかける。これを何度もやる。
4)穂先を見て、アタリを待つ。ブルルルという微振動のアタリだ。
5)アタリが来たら、竿を持ち上げて合わせる。巻きながらの合わせもよい。
6)ほら釣れた。めちゃくちゃ簡単です

施設等関連情報

※料金等は取材当時のものとなります。料金の変更等がなされている場合がございますので、詳細につきましては各施設等にお問い合わせください。

この記事を書いたライター

横沢 鉄平 フリーライター。ライフワークはバスフィッシングだが、ワカサギから世界の怪魚まで、すべての釣りを愛する男。ロッド&リールの「三匹が行く」、ルアーマガジンの「ドラマチックハンター」など、長期連載企画での出演経験も多数。キャンプ用品の「ヨコザワテッパン」考案者でもある。
YouTubeチャンネル「ヨコテツ」も、ささやかに継続中だ。

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