氷点下5℃の夜明け。『道の駅さざなみ』下流の流れで大苦戦
午前6時に現場到着、釣りの準備を始める。当日の仕掛けは10mの本流竿にラインは銀鱗スーパーストロングNEO2.5号を通しで準備した。ハリはランカートラウトの12号で、餌はミミズとマグロの切り身を用意。
最初に選んだポイントは『道の駅さざなみ』の下流。過去に大物の実績があるポイントなので、流心脇やカケ上がりを丁寧に探ったが、ここで大苦戦を強いられた。兎に角、魚からの反応が悪い。アタリは1時間に1回ペースで、ハリ掛かりさせることが出来ない。気が付けば陽が昇り、時計は10時を回っている。ようやく魚が掛かったが、狙っている大型には程遠い30cmのニジマスだった。
「今日はダメかも…」。『道の駅大岡特産センター』前の流れでも大苦戦
心機一転、ポイントを『道の駅大岡特産センター』に移して再度竿を振った。しかし、ここではアタリすらない状況が続いた。流石に心が折れそうになったが、2022年の締めくくり釣行で諦めてはいられない。ひたすら竿を振り続け、待望の時が訪れたのは午後2時だった。ひったくる様なアタリの直後に魚が大ジャンプする。慎重にやり取りを行ない、タモ入れできたのは38cmのニジマス。
魚がとてもスレている。県内外から訪れる多くの釣り人が、連日竿を出すのだから無理もない。普段なら納竿するところだが、もう少し粘ることにした。
『道の駅さざなみ』下流のスレた魚にリベンジを!最後に奇跡が!!
悔いを残さず今年を締めくくりたい。午前中に苦戦した『道の駅さざなみ』下流へと向かった。
ラインを銀鱗スーパーストロングNEO1.25号にサイズを落とし、これを9mヤマメ竿にセットした。このタックルでは大型のニジマスを釣り上げることは難しいが、スレた魚をハリ掛かりさせることを最優先にした。この選択が功を奏し、数投目で30cmのニジマスを釣り上げることが出来た。
まだまだ魚はいる。集中して沈み石の周りをゆっくりと餌を流すと、今度は大物特有の重いアタリ。水中で大暴れするニジマスは明らかに50cmを超えている。何とかいなして足元まで寄せるが、次の瞬間仕掛けが宙を舞った。ハリを小さくしていたのが原因だ。しかし、ガッカリしている暇はない。この時点で午後4時を過ぎていた。釣りが出来る時間も残り僅かだ。
集中力を研ぎ澄ませて竿を振る。すると、45cmのニジマスを釣り上げることが出来た。そして最後に奇跡が起こる。オモリを重くして餌を底波に漂わすように流すと、大型の魚がハリ掛かりした。時間的にも今年最後の魚になる。慎重にやり取りしてタモ入れに成功したのは丸々太った52cmのニジマスだった。
悔しい思いもしたが、最終的には2022年最高の締めくくり釣行となった。
施設等情報
施設等関連情報
・道の駅さざなみ(冬季休業中)の第2駐車場は広く、川にアクセスしやすい
・道の駅大岡特産センター 駐車スペースあり。トイレもあり。
※料金等は取材当時のものとなります。料金の変更等がなされている場合がございますので、詳細につきましては各施設等にお問い合わせください。