【それ食べましょうよ・三皿目】これは旨すぎる!アジの骨せんべい

食材として軽視されそうなゲストフィッシュや部位に光を当てる企画【それ食べましょうよ】……三皿目はアジの骨。餌釣りでもルアーフィッシングでも、それに岸釣りでも船釣りでも、釣法やスタイルを問わず人気なのがアジ。言うなればキング・オブ・釣魚。みんなが大好きなアジは骨まで愛してね!(執筆:宮崎紀幸)

コラム

骨せんべいを食べるためにアジを釣る!

日本人の食卓に欠かせない魚と言えばアジ。刺し身やなめろうなどの生食はもちろん、塩焼きや干物にしても抜群の美味さを誇る。しかも朝食、昼食、夕食、どのパターンの食し方にも対応する万能性。そりゃ、人間のみならず、他の大型捕食魚やアオリイカなどにも食されるわけだ。アジって最強! そんなアジを文字通り骨まで愛する料理をご紹介したい。それは、骨せんべい。身の部分は刺し身や、なめろうにするとして、残された骨。まさか捨てないですよね? 30cm以上のメガアジ、ギガアジだと、骨も太く強いため適さないが、それ以下の小アジ~25cm前後のアジなら、骨も立派な食材。骨の食べ方は、もちろん骨せんべい。むしろ大型のアジよりも、いわゆるアベレージサイズのアジが骨せんべいにはジャストサイズと言える。これが食べたいからこそ、俺はアジを釣る……は言いすぎか(笑)。

バーチカルコンタクトで釣りあげた身厚のアジ。肉質もかなりイイが今回の主役はあくまでも骨だ。骨せんべいを考えた場合、大型のアジ1匹よりも、小アジ3匹のほうがありがたい(笑)
いい感じの釣果。アジのほかカマスも入っている。これだけアジがいれば、骨せんべいの争奪戦も安心だ。カルシウムたっぷりの骨せんべいは、ビールのつまみにはもちろん、子どものおやつにも人気がある。だからこそアジの釣果は多いほうがいい

作り方は、素揚げするだけ!

さて、作り方。使う部位はアジを三枚におろしたあとに残る尾ビレや背ビレが付いた中骨。この中骨に塩を振って、5分ほど置く。それからキッチンペーパーで浮き出た水分を吸い取れば下ごしらえはOK。あとは160~180℃に熱した油の中に、中骨を入れ、時折りひっくり返しながら、こんがり色づくまで6分ほど素揚げにすれば完成。あとは、好みで塩&コショウ、それにレモンをひと絞り。もちろん、冷えたビールの用意も忘れずに!

これこれ。サックリと揚がったアジの骨せんべい。塩とコショウを振って、レモンもキュッとひと絞り。実は揚げながら、ビールを飲みつつ2匹ほど味見済み。揚げたての美味さよ。アジは最強だ!

施設等関連情報

※料金等は取材当時のものとなります。料金の変更等がなされている場合がございますので、詳細につきましては各施設等にお問い合わせください。

この記事を書いたライター

宮崎 紀幸 東京は多摩川のほとりに住まうフリーランスライター。
地元・多摩川での釣り&野外活動を楽しみつつ、自身でもトラウトやシーバスなどのルアーフィッシングを嗜む。冬はカワハギ釣りにも熱くなる!

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