ジークラックの今年のイチオシはタイラバ、スッテ、エギ!

近年はソルトにも力を入れつつある、ルアーメーカー・ジークラック。キープキャストでのイチオシ商品は…と尋ねると、タイラバ、スッテ、エギなどソルトルアーたちが並んだ。今年は食べても美味しい高級魚&軟体系を狙おう!

ソルト

リアルさを追求したタイラバ、スッテ、エギの3部作を紹介

キープキャストの会場に入ると、すぐにドーンと現れたのはド派手なジークラックブースだった。以前はバスルアーメーカーという印象だったが、近年はソルトにもかなり力を入れているようだ。今回おすすめなのはタイ&イカ系ルアー。営業の廣瀬正浩さんにお話を伺った。

廣瀬「ウチはイカメタルなどソルトに力を入れてやっているんですが、今回はタイラバも出しておりまして…。リアルなシルエットというテーマで、エビをモチーフにしたタイラバが今年のイチオシですね」

鉛製で重さは80g、100g、120gの3サイズ。今年の秋のリリースを予定していて、現在開発とテストを進行中ということだ。

続いて、イカメタルスッテの新作。イカメタル専用ドロッパーの海老助がタングステンのスッテになって登場する(※イカメタルの仕掛けとは、下に鉛やタングステン製の「スッテ」、上に浮きスッテやエギなどの「ドロッパー」の組み合わせになる)。

廣瀬「海老助スッテTG20号です。従来品はドロッパーの海老助なんですけど、これは下側のスッテになります。本当にリアルなエビシルエットのタングステンスッテなので、上も下もリアルにイカにアピールしてくれる…というのが特徴ですね」

3つ目のイチオシは、キャスティングタイプのエギ。こちらは布製ではなくABS樹脂製で、布では不可能なABSならではのリアルさを追求したという。

廣瀬「海老助のそうなんですが、表面にザラザラの凹凸をつけているんです。この凹凸感を出すことでイカが触ったときに違和感を与えないような加工をしています」

他にも、ソルト新興メーカーらしい固定観念にとらわれないアイデアが反映されているルアーばかり。海釣りの世界にも新しい風を送り込んでくれそうだ。

G-009 タイラバヘッド(ジークラック)。SPEC:重量=80、100、120g。カラー=全6色予定。税込価格=未定。(2023年9月発売予定)凸凹加工された表面の加工とエラストマーの足がリアルさを増している
海老助スッテTG 20号(ジークラック)。SPEC:サイズ=20号。カラー=全8色予定。税込価格=未定。(2023年発売予定)ボディ素材にはタングステンを採用。より小さなシルエットで水の抵抗を抑え、狙ったタナまで素早く落とすことができる
G-006 キャスティングエギ(ジークラック)。SPEC:サイズ:2.5、3、3.5号。税込価格=未定。(2023年発売予定)布ではなく、ABS樹脂を採用。エラストマー製の柔らかい足もサワサワと動き、しかも蓄光・発光するので、視覚変化でもイカにアピールする
ジークラックブースは小技の光る、工夫を凝らした演出が満載。嫌でも釣りに行きたい気持ちが高まってしまう

施設等情報

株式会社ジークラック
TEL:058-260-6227 株式会社ジークラック公式サイト

施設等関連情報

ザ・キープキャスト2023(終了しました)
■会期
2023年3月11日(土) 9:00~17:00
2023年3月12日(日) 9:00~17:00
■会場
ボートメッセなごや 第3展示館
愛知県名古屋市港区金城ふ頭2-2

※料金等は取材当時のものとなります。料金の変更等がなされている場合がございますので、詳細につきましては各施設等にお問い合わせください。

この記事を書いたライター

望月 俊典 千葉県九十九里町生まれ。雑誌『Rod and Reel』副編集長を経て、フリーランスの編集/ライターとなる。海外の秘境釣行も大好きで、『世界の怪魚釣りマガジン』の立ち上げ&制作を手掛けた。現在は、琵琶湖事務所で仕事や釣りにいそしむ。著作は『バスルアー図鑑』(つり人社)。ちなみに、学生時代に、ネッシー(といわれているであろう現象)を目撃&撮影したことがある。

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