ニュースリリース

第24回「釣りビジョン」番組審議委員会議事録

開催年月日 2013年10月16日(水)11:30~13:25
開催場所 株式会社釣りビジョン(東京都新宿区西新宿三丁目9番19号)
出席者 ■ 番組審議委員:8名出席
安藤栄信、岡田順三、鎌田孝史、工藤貴史、鈴木康友、松井義侑、山田邦子、横溝弘史 (敬称略、50音順)
■ (株)釣りビジョン:11名出席
有澤 僚、岩崎信夫、武笠 徹、佐藤静雄、池上浩之、濱田充良、野口哲雄、高橋和義、
吉田 諭、江守麻理香、宮崎涼子
議案 議案1  番組に対するご意見(クレームについて)
審議 上記の議案に関して審議を実施した。審議内容については以降の通り。

 

議案1

当社
開始宣言 11:30
当社
それでは、2013年4月~2013年9月までに弊社に対して視聴者の方々より多々頂戴しているご意見について、該当映像を交え個別にご審議頂きたいと思います。
当社
はじめに、「SUGOIアワー」について、仮装をして釣りをしているのは不快だというご意見に対しご審議願います。
当社
こちらは、2年前に初回放送となり、演出上バラエティー要素が強い番組です。
委員
真面目な番組だと違和感がありますが、バラエティー番組であれば良いのではないでしょうか。
委員
バラエティー要素がある番組が無くなると、面白くなくなると思います。
当社
バスフィッシング番組はとても人気が高く、様々な視点で番組を制作しておりますが、その中の一つとしてバラエティー要素のある番組もあるという位置づけです。
委員
全体のバランスの中の一つだと思いますので良いと思います。
当社
釣り番組に笑いを求める方もいらっしゃるので、バランスを取りながら行ってまいります。
当社
次に「5Lton」について、食べ物で遊ぶのはよくないというご意見に対しご審議願います。
当社
昨年新番組として始動し、こちらもバラエティー要素の強い番組です。
委員
美味しく食べるシーンであれば良いですが、無理やり食べさせることが、不愉快だと思われるのではないでしょうか。
委員
出演者のキャラクターが良いので、もう少し丁寧に行ってほしいです。
委員
汚らしく見えるのは良くないでしょう。食べ物を粗末にするのは、お子様も見ていらっしゃるのでやるべきではありません。
当社
今後は、企画を十分留意して制作して参ります。
当社
次に「GAN’s GANGS」について、ライフジャケットを着用せず釣りをしているのではないか、というご意見に対しご審議願います。
当社
映像だとわかりにくいのですが、腰にライフジャケットを着用されています。
当社
啓蒙のため、全てのバス番組でライフジャケットを着用しています。テロップも入れていますが、ライフジャケットが目立たなかったせいなのか、このようなご意見がまいりました。
委員
このタイプのライフジャケットは、わかりづらいです。そんなに一般的では無いので、視聴者の方は気づかないと思います。
委員
テロップは入れていても、この人は着けていないので、“ライフジャケットは着けましょう“という意味に受け止められるかもしれません。
委員
“ライフジャケットは着けています”や”これがライフジャケットです”というテロップがあっても良いかもしれません。
委員
お洒落に釣りをされる方も多いので、ライフジャケットのタイプを紹介するのも良いのではないでしょうか。
委員
着用するところから映像にするなどの工夫があっても良いと思います。
委員
新しいタイプのライフジャケットが定着するまで、説明を継続していく必要があると思います。
当社
今後は、番組内で分かり易く説明していきたいと思います。
当社
次に「Go for it!」について、テロップなどでロケ地を紹介すると多くの方が来ることになってしまうので、控えてほしいというご意見です。渓流や河川の一部は、場所を明確にしていない番組もありますが、このようなご指摘を踏まえ、今後どのように取り扱って行けばよいか、ご審議願います。
当社
基本は、多くの方が行ける場所でロケをしています。これまでも、映像の風景をみて人が押し寄せるようなことはありました。
当社
小場所と言われるフィールドではロケを控えているのですが、フィールドの大きさについて、厳密な基準を設けているわけではありません。
委員
難しいテーマですね。最近のバスボートはエンジン出力が高くなり、他の釣り人に迷惑をかける事が目立ってきました。釣りビジョンの影響力は大きいので、もう少し大きなフィールドを基準にすると良いかもしれません。
委員
場所は紹介しなくてもわかってしまうものですか?
当社
風景やボートでわかってしまうものです。渓流などはわからないように撮影を行っています。
当社
こういう問題が大きくなっているので、番組上でフィールドを守ろうというマナーの啓蒙を促して参ります。
当社
次に「バーニング帝国」について、出演者の言葉遣いやスタッフの態度が悪いというご意見に対しご審議願います。
委員
汚い言葉は良くないですね。
当社
不適切な発言は、放送上伏せて制作して参ります。
当社
次に「バス番組」について、 釣り上げた魚の取り扱いが悪いというご意見です。映像はありませんが、釣った魚を持っている時間が長いなど過去にも同様な意見を頂いております。ご指摘を踏まえて、短時間での撮影を心がけておりますが、再度ご指摘いただきましたので、ご審議願います。
委員
放送上、釣れた魚のシーンは外せないと思うので、出来るだけ速やかに行ってください。 
当社
次に「バスGallery」について、釣り場に向かって投石をしたシーンは良くないというご意見に対しご審議願います。
委員
良くないですね。子供が真似してどうなのか、という視点で考えてください。
当社
今後は、十分留意して参ります。
当社
次に、ある出演者のタトゥーが番組に映っていたことに対し、配慮があってほしいというご意見についてご審議願います。
委員
放送では駄目ですね。長袖のシャツを着たりして隠すなどする必要があると思います。
当社
入れ墨とタトゥーは違うという観点ではどうしょうか。
委員
実際、タトゥーをされている方も多いですが、テレビに出演する際には隠すのが一般的だと思います。
委員
カメラに映るのは避けるべきかもしれませんね。
当社
ただ、今日の地上波等で、海外の番組や有名サッカー選手等、タトゥーをされた方々が映像として取り上げられています。現状の基準も変わりつつありますが、現時点では入れ墨、タトゥーは避けるように放送致します。また、若者のファッション性など今後の時代の流れを考慮していきたいと思います。
当社
次に「第35会 J.I.B.T.国際カジキ釣り大会」について、取材した船のキャプテンがクルーに対し罵声を浴びせていたというご意見に対しご審議願います。
委員
なんの問題もありません。
委員
罵声ではありませんね。臨場感があって良いと思います。
当社
次に「伝心伝承」について、小さいアマゴをキープするのは良くないというご意見に対しご審議願います。
委員
そんなに小さいサイズだったのですか?
当社
問題のサイズではありませんでした。出演者の方もルールにとても厳しい方なので、注意して行っています。
当社
次に「大漁!関東沖釣り爆釣会」について、出演者の言葉使いが気になるというご意見に対しご審議願います。
委員
問題ないと思います。楽しそうで可愛らしかったです。
委員
不愉快な言葉使いではありませんでした。
当社
次に「東北つれつれ団」について、出演者の釣りレベルや向上心に格差があるというご意見に対しご審議願います。
委員
釣果の問題もあったのではないですか?特に問題ありません。
当社
次に「新緑の南津軽渓流釣りの旅」について、フィールドの情報を細かく公表するのは控えてほしいというご意見に対しご審議願います。
当社
配慮すべき地域は控えていますが、地元の方から詳しく紹介してほしいと言われたので、テロップでフィールドの情報を放送しました。
委員
地元の方の意向もあり、特に問題ないです。
当社
次に「本気でオカッパリ!」について、演出にやらせのような表現があるというご意見に対しご審議願います。
委員
この編集は、あまりよろしくないですね。
委員
わざわざこのような演出をしなくても良かったのではないでしょうか。
当社
申し訳ありませんでした。このようなことが無いように徹底いたします。
当社
次に「バス番組」について、バスのリリースシーンを放送してほしいというご意見に対しご審議願います。
当社
海外におけるバス番組で、釣りビジョンとして初めてリリースシーンを放送した内容をご覧ください。
当社
以前の番組審議委員会においても、バスのリリースシーンは行っていく方向でご審議頂きました。特定外来生物被害防止法の問題もある中で、リリースできる場所ではリリースして法的には問題ありません。今回、啓蒙の意味を含めて、海外でのバス番組で第一弾として試みました。今のところ、国内では行っていませんが、海外のフィールドでは行っていく方向にしております。
当社
現在、海外でのバス番組を制作中ですが、この番組内で特定外来生物被害防止法について触れ、水系を超えての持ち運びやリリースは禁止されていること、リリースは全て禁止されているものではなく、県条例によって禁止されている所があるというように注意を促していく予定です。
委員
なかなか難しいテーマですね。
当社
方向性としてはよろしいでしょうか。
委員
実際は、国内でリリース禁止になっている所はごく一部で、圧倒的にキャッチ・アンド・リリース出来る場所が多いです。一般の方々にリリースは全て禁止という刷り込みがされてしまっているので、理解を深めていただくのはとても良いことだと思います。
委員
番組放送後の反応をみて、次回の番組審議委員会でご報告いたします。
当社
次に「番組の音量」について、釣りビジョンの音量だけ大きいとのご意見に対しご審議願います。
当社
釣りビジョンでは、昨年の12月移以降の新番組及び番組宣伝ではラウドネス対応を行っておりますが、過去のリピート放送番組は現在未対応です。来年の2月以降は全ての過去番組もラウドネス対応にしてまいります。
委員
取り組まれているのですね。
当社
完全対応に向けて、設備等の準備をすすめています。
当社
次に「釣りビジョン提携船宿」について、民放番組の中で防波堤立ち入り禁止危険区域に、渡しを行っている船が放送され、その船に釣りビジョンのステッカーが貼られていたことが、不愉快だというご意見に対しご審議願います。
当社
釣りビジョンのステッカーを貼っている船宿は、釣果などの情報提供を行っていただく提携店です。
通信の世界における情報の合法・違法性は、情報発信側にあるという前提で、送っていただいた情報は全て掲載しております。あくまでも放送と通信は異なり、番組として放送する場合は、コンプライアンスをチェックした上で制作することを徹底しています。通信において、自主性をもって情報提供を行っていただく提携店舗に釣りビジョンステッカーが貼ってあり、現在1,200店程ございます。
当社
問題となっている防波堤・離岸堤について、国土交通省は波を防止するために作ったものであり、人が立ち入ることを前提としていません。よって、主要な港湾では現在立入禁止となっていますが、県の管轄では立ち入りを許可している場所もあります。
当社
渡船については、通船許可や遊漁船許可を取得して営業していますが、一般の方からみて防波堤に上がることは全てが危険なことと理解されてしまっているのが、現状です。
当社
このような問題を踏まえて、安全に防波堤を解放することへ向けて取り組んでいます。
委員
とても難しい問題ですね。
当社
合法なのか非合法なのかという、曖昧な状況を整備して、合法的に釣りができる環境が増えることを望んでいます。
委員
釣りビジョンのステッカーが貼ってあることで、トラブルに巻き込まれることもあるのですね。
当社
宣伝のため、様々な方々に無償でステッカーをお配りしているので、管理できないのが現状です。
当社
提携店に関しては、情報提供していただく中で、プレミアム会員制度を設け、きちんと取材を行って紹介するサービスも開始しました。
当社
問題に対する現状はご理解いただけましたでしょうか。
委員
状況はとても理解できました。取り組みを進めてください。
今後も色々とご意見いただきたくお願いいたします。以上で番組審議委員会を終了いたします。

終了時間:13:25

以上

2013年10月16日(水)番組審議委員会

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