幸栄丸・茨城県鹿島港

2016.6.8号

茨城県・鹿島沖のマゴチはオレンジ色で攻略!

梅雨時期にスタートする新定番としてすっかり定着した茨城県・鹿島沖のマゴチ。昨年までは6月初旬からスタートしていたのだが、今シーズンはカレイを狙う漁船でマゴチが獲れ始めたとの情報を受け1ヵ月早い5月19日からスタート。初日から竿頭24匹! 連日竿頭ツ抜け(10匹超え)を記録。そんな好調なマゴチはどう釣るか? マゴチ狙いのワームのカラーや釣り方を『幸栄丸』のマゴチ船の舵を握る荒原康宏船長に聞いた。

水温の上昇とともに浅場に接岸するマゴチ

キャプテンズレポート
仕掛け図

「鹿島沖の水温はまだ17~18℃くらいですが、徐々にマゴチの適温になってきたんじゃないかなと思います。これが20℃くらいまで上がると更に食いも良くなるのではないかと思います。5月半ば、マゴチのやり始めはまだ水温もここまで上がっていなかったので狙う水深は15m前後でしたが、ここ数日は日を追う毎に浅くなってきています。今日は一番浅い所で6mでした。ドンドン上がっていますね」。釣れた大きなマゴチのメスは抱卵状態にある。これから1ヵ月くらいはマゴチの群れも5mの超浅場まで上がり、釣果もピークになって行くだろう。

ルアーマゴチ竿は一つテンヤロッドでOK!

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マゴチ用のタックルは、基本的には一つテンヤマダイの竿でOK。硬さは色々あるが、船長的にはMH(ミディアム・ハード)がベスト。「MHだと丁度スイミングテンヤをセットして底をトーントン動くようにしておけば、竿を立てた状態の置き竿でもマゴチが勝手に掛かってきます。硬いと魚が掛からずに弾いちゃうんですよね。釣り座の空いている平日で他の人に邪魔にならないようでしたら、同じようにして1本置き竿にしての2本竿で狙う人もいますよ」と船長。

シーバスロッドを使用する人は少し柔らかめがお勧め。マゴチは口が堅いので竿もしっかりアワセが効く竿が良さそうだが、船長はそこまで気にしなくてもちゃんとアワセを入れればフッキングするので、竿は硬ければ良いと言うわけではないようだ。リールは2500~3000番。道糸はPE1号200m。リーダーは4号3ヒロ(4.5m)がお勧め。「これだけ太ければタモを使わずにマゴチを海面から抜きあげも可能です。また、スナップサルカンは使わないで直結が良いですね。サルカンは小型になると弱いので、マゴチでも何本か魚を釣ると開いてしまってバラシの原因になるので、直結が良いですね」と船長。

スイミングテンヤ&ワーム(オレンジ)が効く!

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ワーム各種販売中

使用する仕掛けはスイミングテンヤ30~40g。それにワームのBUGANTS(バグアンツ)3インチ、キジハタグラブ4.5インチのオレンジをセット。これだけあれば十分だそうだ。「ワームも色々な種類や色が出ていますが、僕はオレンジの一色持っていれば十分ですね。食いが良くても悪くても、オレンジが効果覿面です。『幸栄丸』の船宿受付でも船長が使ってマゴチが釣れた実績がある物のみ置いて販売しています。釣具店に行く時間の無い方はそのまま手ぶらで来ていただいても乗船前に購入できます。オレンジ色のバグアンツは、潮が澄んでいようが濁っていようが釣れる、まさに鹿島灘では最強のカラーですね。鹿島港の釣り船の舵を握る若船長達も推奨している人が多いです」。スイミングテンヤの他にはオーバルテンヤの8~10号も有効だ。

マゴチが海面まで泳いでくる!?

概念図

マゴチ船はよっぽど風が強い日以外は横流しの釣りとなる。マゴチの釣り方はアンダーキャストで前に出来るだけ投げる。着底後、糸フケを取り、底をバスケットボールのドリブルのようにトーントーンッとゆっくりオモリを置くようなイメージで誘う。海底から30cm浮かせ、平行に1mトレースしてくるイメージだ。マゴチは底を這っている魚。そのため、船の魚群探知機に全く反応は出ない。すべては船長の経験で流していると言う訳だ。釣り場までの航程は約5分~1時間。大洗沖から銚子沖までの広範囲が漁場だ。「アワセは待つと言う人もいるんですが、即アワセが有効です。ゴツゴツ、コツコツもしくは、咥えている時にはモソーッ重たくなるだけのアタリもあります。ちょっとでもアタったらガッツリとアワセを入れてください。船長達が良く釣るのは常に動かしているので釣れる。そのアタリを出すために誘いをかけると言うわけです。聞いたらビックリすると思いますが、食いの良い時にはマゴチが水面まで追いかけてくる事があります。1匹マゴチが掛かると底からその魚を追いかけて、水面まで来る事があって、追いかけてきた魚を4匹まとめてタモですくった事もあります(笑)」。

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マゴチ釣行は8~9月まで♪

マゴチ釣りは6~7月浅場へと産卵のため上がりピークを迎え、8~9月には徐々に深場に落ちて終盤を迎える。「マゴチ船でマゴチを釣るのは、ルアー船で青物を釣るよりもよっぽど簡単です」と船長。基本的な釣り方は簡単だからこそビギナー向けだが、数を伸ばすにはちょっとしたアレンジやテクニックが鍵を握る。「『幸栄丸』のマゴチ船は平日でも必ず仲乗りがいますので、釣り方がわからない方はスタッフに気軽に声をかけてください。釣れた魚は仲乗りがタモ入れもバッチり行いますよ」。マゴチ釣行は早めに出掛けよう♪

今回紹介した釣り船
釣り船

茨城県鹿島港
「幸栄丸」

〒314-0003 茨城県鹿嶋市小宮作1069-67
TEL: 0299-82-2775
詳細情報(釣りビジョン)
幸栄丸ホームページ

船宿データ

マゴチ船: 集合4:30まで、揃い次第出船、沖上がり11:30
乗船料金: 男性11,000円、女性・中学生以下6,000円(氷・食事付)
レンタルタックル有り: 女性・中学生以下無料

※料金等は取材当時のものとなります。出船時間や料金の変更等がなされている場合がございますので、詳細につきましては釣り船までお問い合わせください。