相模湾・真鶴岩沖のベニアコウの釣法を!|オフショアマガジン | 釣りビジョン

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緑龍丸・神奈川県真鶴岩港

2017.5.08号

相模湾・真鶴岩沖のベニアコウの釣法を!

表紙

神奈川県真鶴岩港『緑龍丸』では2~6月超高級魚のベニアコウ狙いで出船する。丁度この時期は群れごとに固まり移動するベニアコウは産卵シーズンという事もあり、本来生息しているエリアの1500mから1000m前後まで上がってくる。深場釣りの中でもベニアコウ狙いはほぼ頂点に君臨すると言っても過言ではないターゲット。ベニアコウは築地市場に並べば1kg1万円以上の値がつくとも言われる超高級魚。その道具立てと釣り方を向笠仁志船長に聞いた。

船長おすすめロッドと電動リールは!?

良型にニッコリ。珍しく目が飛び出していないベニアコウ

「緑龍丸」は12V電源と24V電源の両方を装備しており、その中でもベニアコウ狙いの船長おすすめの電動リールはミヤマエCZ-9、CZ-10、CZ-15のいずれか。竿はアルファタックルのスーパーディープクルーザー300W、2.1mだ。

「この竿はちょうど良いコシもあって底ダチが取りやすいんですよね」。船長の愛用ロッドは20年くらい前の竿なので、現在は市販されていないが、現在市販されているタックルの中ではDEEP IMPACT TERU STYLEなどが価格的にもおすすめだそう。

道糸はPE10~12号1400m以上の巻量が必要だ。それにスイベル付ヨリモドシをセットしてそこにロングチェーン(1.5m)と、その下にヨリトリリング(スイベルが多めのもの)をセットしてそれに水中ライト(フラッシュカプセルプロ)をセットして、その下にロングチェーン1mをセット。

一見チェーンだらけのように見えるのだが、深場には縄切りと呼ばれる歯が鋭い魚が多く生息するため、道糸を切られないようにそれで対策している。「完璧じゃないんだけどね、これでかなり減るんです」。と船長。

仕掛けは幹糸40~50号、上から2m、枝間は全て3mの8本バリで捨て糸は16号4.5m。枝スはクレン親子サルカン02に20~24号1.2~1.5m。仕掛けに使用するラインは全てナイロンでOKだ。オモリは500号もしくは2kgの鉄筋を使用する。ハリは太地のムツ針24号を使用しよう。

釣り場は天気予報によってその日ごとに変化する

釣り場までの航程は40分~1時間半。水深は1000m前後と東京タワー3本分の釣り場を狙う。餌はイカの短冊、2~2.5cm幅×20cm前後がおすすめ。冷凍のスルメイカやヤリイカで餌を作ってくると良いだろう。

「サバの切り身や鮭皮でもいいんですが、ソコダラ系の外道(イバラヒゲやオニヒゲ)などがどうしても掛かる確率が増えてしまうんですね。

イカの丸々1匹掛けをする人もいるんですが、サメなどの外道がどうしても増えちゃいますよね」。『緑龍丸』では治具に仕掛けを巻いて投入となるので、釣り場に着くまでにすぐに投入できるように準備をしておこう。

ベニアコウ狙いは5人限定で出船しており、釣り場について船長の合図が出たら右舷ミヨシ⇒左舷ミヨシ⇒右舷2番目⇒左舷2番目⇒右舷大ドモとジグザグに投入していく。

4匹も釣れれば大漁!

「着底は基本的に道糸の出るのが止まるので誰でも分かるのですが、それからクラッチを切って糸フケをとって底を常にとれる状態で誘えるかどうかが重要です。仕掛けが上に常に浮いた状態では釣れませんからね。
アコウはカサゴ系の魚なので、根や穴の中にいる魚です。逆にベニアコウはメバル系の魚なので、根の上にいるんですね。
オモリをトントントン…と上下していると根の高い部分にポンッと乗っかる感覚になるんですよね。その瞬間にアタリがある事が多いです。逆にズルズル仕掛けが底を引っ張っているとその根の上に乗らずに魚のいる場所を通り過ぎてしまう。タナを取り直して何回かやっていると、不思議に自然とそういう場所へ乗っかってくるんですね」。

あくまで場所は急斜面を流しているのだが、平行に感じる事もあるので、それは常に意識しながらやった方が良いそうだ。1m上げて落としてを繰り返す事が通常の誘いになるのだが、たまに10mくらい一気に巻き上げて、落とすやり方も誘いになる場合がある。

モゾモゾッがアタリだ!

ヒゲダラと呼ばれるキタノクロダラ

「ベニアコウは、ん?アタッたかな?と思うようなアタリが多い。船が揺れて竿先が戻った時に少しだけ竿先がモゾモゾするようなアタリがほとんどなんですよね」。ガンガンくるようなアタリは滅多にないとのこと。一日6~7回流しができるので、治具は必ず2セット以上用意して、流している間に治具にもとの仕掛けを巻き直せるようにしておこう。

「アタリがあった人は他の人を待たずに先に巻きあげてOK。もしアタリがない場合は船長が合図をしますので、全員一斉に巻き上げをします」。

魚が掛かってからの巻きスピードはリールやボルト(電圧)、海の状況によって変わるので、分からない人は船長に聞こう。ゆっくり巻き過ぎると魚が暴れてハリの穴が広がってしまいバラシの原因になる。しかし、速く巻き過ぎると仕掛けが切れたり、口切れしたりしてしまうので、それもバラシの原因になる。すなわち中間のスピードが良いのだ。
「巻きあげスピードに関してはやっぱり慣れですよね」。

6月まではベニアコウのハイシーズン!

身も肝も美味しいヒゲダラ

ベニアコウの釣りでは普段お目にかかることができないヒゲダラ(キタノクロダラ)が釣れてくる。「この魚はマダラ同じような味がして美味しい魚です。肝もでかくておいしいです」。塩ダラと同じようにして食べると非常に美味だそう。イバラヒゲも良く釣れるが、キタノクロダラよりは味は少し劣る。

ベニアコウは大型で10kgも交じる。10kgを釣れば10万円の価値がある魚だと言うから釣り人の目の色が変わるのも当然だ。6月一杯までは狙えるベニアコウ。価値ある魚を求めて釣りに行ってみては如何だろう?

今回紹介した釣り船
釣り船

神奈川県真鶴岩港
「緑龍丸」

〒259-0202 神奈川県足柄下郡真鶴町岩455
TEL::0465-68-1080
詳細情報(釣りビジョン)
「緑龍丸」ホームページ

出船データ

ベニアコウ船(予約制)
出船時間:午前4時30分集合(※集まり次第出船)
沖上がり時間:昼過ぎ(6or7投入)終了
乗船料金:19,000円(税込)氷付
※竿&リールレンタル2,000円
※仕掛け・餌は持参。

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