釣りビジョン

千葉県唯一のプールトラウト管理釣り場・「フィッシングプールパーク稲毛」を調査せよ!

2023年02月12日公開

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夏には人間が泳ぐプールで、冬にはトラウトフィッシングが楽しめる!? 千葉市にある稲毛海浜公園プールが、昨年12月から管理釣り場としての営業をスタートさせたとの情報をキャッチ。千葉県唯一のプールトラウト釣り場の実態を探るべく調査釣行へ行ってきた!(執筆:安倍康浩)

都心から40分で千葉県唯一のプールトラウト釣り場へ

プールトラウト(フィッシング)とは、夏場はプールとして営業する施設が、オフシーズンにトラウトを放流する釣り場のこと。
そもそもレジャーで楽しむプールは都市圏からのアクセスのよさが魅力で、今回訪れた「フィッシングプールパーク稲毛」も都心から約40分の好立地。稲毛海浜公園プールは「稲プー」の愛称で知られ夏場はファミリーを中心に大人気の千葉県のプールなのだが、昨年12月からプールトラウトフィッシングの営業を開始した。
千葉で唯一のプールトラウトはいったいどんな釣り場なのか? オープンから約2ヶ月を過ぎたタイミングで実釣してきたのだが、結論から先に言えば、魚の釣れ具合、施設の充実度、アクセスのしやすさなどの観点から、筆者としてはリピート確定を決めたオススメ釣り場だった。

実釣当日は、午前10時すぎに釣り場に到着というのんびり釣行。それも東京の自宅を出たのが9時を回っていたから当然なのだが、プールトラウトならそのぐらいチカラを抜いて楽しむのがちょうどいいかも。筆者は以前はとしまえん(2020年営業終了)や西武園ゆうえんち(多摩湖フィッシングエリア)などへも釣りに行っていたものの、なんだかんだで1時間30分ぐらいかかっていたので、稲プーのアクセスしやすさは魅力だ。
さっそく受付をすませ、6時間チケット(平日4,000円)を購入。受付所にはルアーやラインなどの販売もあり、ロッドやネットなどのレンタルアイテムも充実していた。

爆風のなかでもクランクベイトで連続HIT!

稲プーの釣り場は流水プールと50mプールの二か所。同行した釣り雑誌編集者の立川さんとまずは50mプールへ向かう。
待っていたのは気持ちのいいぐらい長方形をした、ザ・スイミングプール。ここで夏はヒトが泳いで遊んでいたかと思うと、プールトラウトになじみがない方は不思議な感覚かもしれないが、釣り人にとってはれっきとした釣り場である。この日は空いていたため立ち位置は自由に選べたが、週末ともなると混雑する時間帯もあるとのこと。
水面を見ると濃い緑色で透明度はかなり低い。はっきりいって魚影を確認することはほぼ無理なほど。スタッフの方に聞いたところでは、ちょうど水位を下げながら、水の入れ替え作業をしているタイミングだったので、2月半ばになればいくらかはクリアアップしているかもしれない。

準備を終えて釣りを開始したのだが、この日はあいにくの爆風が吹く状況。軽めのスプーンなどは投げづらいので、最初からクランクベイトをチョイス。お気に入りのモカDR-SSから入ると一投目からバイト。その後もバイトは連続するがフックアップしない。ならば…と、すぐにファットモカJr DR-SSに変えるとこれが正解で、ロッドティップを抑えるキレイなアタリを捉えて1匹目をキャッチ。その後もほぼ毎投のようにアタリやバラシをしつつサカナをキャッチでき、久しぶりの釣り(実は2023年の初釣りでもある)で鈍った勘のリハビリとなった。
同行の立川さんは最初、ブングでスタートしたが、風が強いこともあり、すぐにクランクベイトに切り替えてトラウトをネットに収めた。ちなみ稲プーのルアー釣りレギュレーションはわりと寛容で、シングルバーブレス、ウエイト5g以下が主な基準となり、ブングなどの縦釣り系やフェザーなどもOKというビギナーにも優しい釣り場なのだ。

 

優雅なグランピング施設でランチを調達!?

釣り開始から1時間ほどで少し早めにランチをとることにしたのだが、ここで予想外の事態が…。「現地で食べ物売ってるでしょう」と甘く考えていたのだが、この日は平日ということもあり、出張販売を行っていなかった。スタッフに聞くと併設のグランピング場のカフェがあるとのことで、釣りもそこそこで行ってみた。一度プールの入場ゲートを抜け(スタッフに伝えた上で再入場可能)、歩いて数分でグランピングやBBQが楽しめる「スモールプラネットキャンプ&グリル」につき、カフェでバターチキンカレーとコーヒーをゲット。プールに戻って昼食をとるため休憩スペースに行ったが、ココの快適さが抜群。もともとレジャープールの施設だけに、テーブルやシートも整備され、席数も豊富。爆風で寒かったこともあり、美味しいカレーを食べながら1時間近くもダラダラと話をしてしまった…。

流れるプールではルアー・フライ・エサ釣りが楽しめる

午後は流れるプールに入り、釣り再開。こちらはルアー以外にもフライ・テンカラ、エサ釣りの釣り方によって場所が設定されている。
水は、50mプールよりもやや薄い緑だが水中の様子はかなり見えにくい。同行の立川さんは、プールにかかる橋近くでプチモカやピコチャタクラで連発させていたが、「1投目では反応あるんですが、同じ場所にたまっている感じではないですね」とのこと。
そのまま釣りこんでパターンを探ることも考えたが、強風でキャストが安定しないこともあり、幅が狭い流水プールよりも50mプールへ戻ることにした。

50mプールでは、試しにティアロ1.6gから入るとすぐにバイトがあり、ニジマスをキャッチ。しかし、クランクに比べるとバイトの数は少なく、そもそも風が強いこともあり、自分では感じられていないバイトも多いだろうと、あきらめてクランクに戻すことに。
午前中釣れていた、ファットモカJr DR-SSは安定の釣れっぷりを見せて、アタリが減ってもカラーローテさせると飽きないペースで釣れ続いてくれた。
そこで次にチョイスしたのが、エリアトラウトルアーとしては珍しい「バルサ製クランクベイト」。これはバスルアーメーカー「ボトムアップ」でルアー開発をしている若松知幸さんのハンドメイドルアー。もともと自身でパインベイツというハンドメイドルアーブランドをされていて、「試してください」との厚意で筆者に託されたものだ。
ボディ長は約2.5cmのシンキングモデルで、使ってみると低速からバルサらしいキビキビとしたレスポンスを発揮。ファットモカJr DR-SSとはレンジとスピードが違うので、組み合わせてローテーションすると、長い時間トラウトの興味をひきつけることができた。

ファミリーやビギナーはもちろん、お手軽に楽しむなら稲プーへ!

結局、16時の終了間際までプールトラウトフィッシングを堪能。今回は、強風だったこともあってクランクベイト以外の釣りもほとんど試せなかったし、流水プールも釣りこめなかったので、それは次回の課題として置いておくことに。
余談なのですが、途中で某TV局の朝の情報番組から現場取材を受け、その撮影中にうまい具合にトラウトをキャッチ! めでたく全国のお茶の間に放送されました~。ちなみに今回はすべてのトラウトをリリースしたが、稲プーではルアー釣りの場合、2匹まで持ち帰りがOK。釣り場でさばいて焼いて食べることも可能だ。
アクセスもよく、魚もよく釣れる稲プーは、ビギナーや家族連れ、そして筆者のようなお気楽系アングラーには特にオススメできる釣り場ですよ!

施設等情報

FISHING POOL PARK INAGE(サンセットビーチパーク稲毛内)
〒261-0003 千葉県千葉市美浜区高浜7丁目1−1
TEL:043-247-2771 サンセットビーチパーク稲毛ホームページ

施設等関連情報

営業期間 2022年12月3日(土)~2023年5月7日(日)(不定休)
営業時間 7:00~16:00
利用料 ルアー釣り(1時間)平日1,200円、土日祝1,500円・エサ釣り(1時間)平日2,500円、土日祝3,000円 ※各種レンタルあり
交通 JR総武線「稲毛駅」からバスで約15分、またはJR京葉線「稲毛海岸駅」からバスで約10分。
車は東関道・湾岸習志野ICから約15分。駐車場あり。
     
※記事の掲載内容は公開日時点のものになります。時間経過に伴い、変更が生じる可能性があることをご了承ください。

この記事を書いたライター

安倍 康浩
ルアー専門誌の編集者を経て、現在は釣り・アウトドアを中心に動画制作をおこなうTOZiiTO代表。霞ケ浦水系のオカッパリバスフィッシングや東京湾のボート(シーバス・チニング)、エリアトラウトなど幅広く釣りを楽しんでいるが、突出して得意な釣りモノがないのが長年の悩み。釣り以外にはSUP、キャンプ、家庭菜園など外遊びを趣味としている
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@yasuhiro_abe16
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