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滋賀県・高島市、『ガリバーフィッシングガーデン』。超大型トラウトを掛けた顛末は!?

2023年05月09日公開

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『ガリバーフィッシングガーデン』は、滋賀県高島市の山奥にある管理釣り場。ルアー&フライフィッシングは勿論、キャンプやバーベキューまで楽しめる総合施設だ。数釣りと大物釣りのどちらも楽しめるこの釣り場、「数釣りを狙い、その上あわよくば大物も…」と出掛けた。

大自然の中、豊富な魚種でレベルに応じて楽しめる

『ガリバーフィッシングガーデン』には、2つのポンド(池)があり、数が釣れる池は「ミックスポンド」、難易度の高い大型狙いの池は「大池」と呼ばれている。オーナーによると、ニジマスを中心にイトウ、ブラウントラウト、ロックトラウト、ビワマス、イワナ、アマゴが放流されている。ただし、イトウや大型ブラウンは「大池」のみに放流されているようだ。因みに、私のような“管釣り”中級者や初心者は、数の釣れる「ミックスポンド」中心の釣りをお勧めする。勿論、「オレは上級者だ!」と自負する人は、「大池」で大型トラウトを狙うのも良いだろう。最近は寒い期間だけ営業するようなプール型の管理釣り場も多いが、ここのように豊かな自然の中でマイナスイオンを浴びながら釣りをするのは、仕事のストレス解消にもなるし、最高だ!

いきなり“管釣り”ライターのピンチ!

自称“管釣り”中級者の私は、迷いなく数の釣りやすい「ミックスポンド」を選んだ。朝8時からスタート。個人的に信頼を置く鱒玄人ウィーパー(ノリーズ)というスプーンから始める。すると2投目からヒット! 続けて3匹釣れたが、その後チェイスもなければ、バイトも途切れた。そこで、次に信頼できるスプーン、鱒玄人ティーチ(ノリーズ)にルアーを交換。しかし、こちらはアタリもカスリもない。チェイスすら皆無だ。ほかの実績スプーンに替えてみたが、やはり全く反応しない。そこで、ミノーで広範囲を探る釣りに切り替えてみた。ミノーで探り続けていると、岸際でバイトとミスバイトが1回ずつ。岸際でバイトがあるという事は、逃げ道のあまりない所に小魚を追い込んで喰うという事だ。このパターンで釣ろうと、ミノーで広範囲を探りながら、岸際などの小魚の逃げ場が少ないような場所をミノーで探ったが、2バイト追加されたのみだった。
次は水中の岩を偏光グラスで見つけ、そこにミノーを軽くコンタクトさせてみた。それでも駄目なので、岩にミノーを当ててリアクションバイトを狙うが、これも無駄だった。ミノーを投げている間にも朝に3匹だけ釣ったウィーパーを投げたが、無反応。この日は放流もないし、日差しがかなり強くなってきて、トラウトの活性も落ち、正直途方に暮れてしまった。

 

逆転のB-Vibe!超大型のトラウトが…

午前11時30分時点で、小さいニジマス3匹のみ。取材でなければ「今日は3匹しか釣れなかった」と、家に帰って寝るところだ。しかし、実釣取材でそれも管理釣り場。小さいニジマス3匹では帰る訳にはいかない。
陽が高くなり、マス達は活発に動かない。トラウトが追って来なければ、魚のいる所にルアーを持っていきアピールするのみ。この状況下、私の持って来たルアーではメタルバイブしか思いつかなかった。早速1/8ozのメタルバイブにルアー交換。30分後、久し振りのヒット!しかし、目の前でバラしてしまう。1/8ozでも「トラウトは喰い切れないのかな?」。そこで、小さいメタルバイブのB-Vibe(ネオスタイル)に交換した。7年位前に、YouTubeで観たデジ巻きを、私流に使う(YouTubeで少し観ただけなので、正しいデジ巻きは知らない。ルアーをボトムまで沈め、ハンドルを半回転して、ポーズの繰り返しで使った)。するとB-Vibeに替えてすぐに釣れた。釣れた次のキャストでもバイトがある。「これはいけるのでは」と思い、またキャストすると今度は超大型トラウトのバイト!重くて中々寄って来ない。「これは見出しの写真に頂き!」と喜んでいるとバラしてしまった。
ルアーをB-Vibeに替えてからはニジマスが釣れるようになった。でもまだ、さっきの超大型トラウトをバラしたことを悔やんでいると、またB-Vibeに大型トラウトのバイト! 今度は大きくて太い魚体が見えた。しかし、またしても痛恨のバラシ。この後もB-Vibeは釣れ続き、このルアーだけでイワナを含む15匹以上をキャッチ。トータルで20匹くらいの釣果を上げることができた。

様々な釣りが楽しめる!!

この日は放流がない日だった。その事もあり『ガリバーフィッシングガーデン』は、少し難しい印象を持ったのも事実である。ただ放流のタイミングに当たれば、かなり釣れる釣り場だと思う(放流は週2回)。放流されている魚種が多く、2つの異なるポンドがあるので、かなり多彩な攻め方が出来だろう。経験が豊富で、釣れるルアー、パターンを多く持っている釣り人ほど価値が分かる釣り場だと感じた。そしてフライフィッシングも楽しめるので、トラウト好きには魅力的な管理釣り場だろう。

施設等情報

ガリバーフィッシングガーデン
〒520-1142 滋賀県高島市鹿ヶ瀬700-1
TEL:090-1448-0609
※レギュレーション等は公式サイト参照 ガリバーフィッシングガーデンホームページ

施設等関連情報

営業時間:9月初旬~7月末頃(不定休) 8時~17時
※水温の上昇により、休業季節の変更あり(冬季は、池の凍結などで休業の場合も)
※詳しくはガリバーフィッシングガーデンの公式HP、インスタグラム、TELで確認
男性 1日券4,500円、半日券3,500円、女性 1日券3,500円、半日券2500円、子供(中学生未満) 1日券1,500円、半日券1,000円
※半日券は4.5時間
※キープ制限、1日券2匹、半日券1匹(40cm以下)
※一度キープした魚のリリースは禁止
※子供はキープできません。(子供でキープ希望の場合、女性料金が必要)
車:名神高速道路・京都東ICから約1時間30分
     
※記事の掲載内容は公開日時点のものになります。時間経過に伴い、変更が生じる可能性があることをご了承ください。

この記事を書いたライター

中村 達也
大阪府生まれ。7歳から釣りを始め、9歳よりバスのルアー釣りを始める。野池でのバス釣りを楽しむが、2002年に船舶免許を取得し、ボートでのバス釣りで、特大バス捕獲を夢見て湖に通う。ビッグベイトでの釣りを中心にスイムジグやミドスト、フリーリグなどもする。最近は気楽に楽しめる管釣りにも行く自称、管釣り中級者。
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