ディープ?シャロー?どちらが正解!?
この時期バスアングラーが思い悩むのは、水温の安定するディープ(河口湖の場合は10~12m)を攻めるか、シャローに残ることができる体力のある“デカバス”を狙うかだと思う。この低水温期ではバスの反応は少なく、どちらも反応なしということも度々あるだろう。しかし、私の経験からすると、“デカバス”はシャローにもミドルにもディープにもいる。ただ50cmUPを狙うのなら、シャローかミドル。ここを攻めた方がサイズを出せると思う。そこで気難しい“デカバス”を狙うのなら、水温や風などのタイミングを見極めることで、反応の少ない冬でも狙って、“デカバス”をヒットさせることも可能だ。
この日は曇りで雨も降り、水温も1桁という寒さ。中々釣り人には厳しいタイミングだったと思うが、こんな時ほど“デカバス”は釣れたりする。諦めずにシャローからミドルにある岩をミドストで狙うとランカーがヒット!低水温期とは思えないファイトでドラグが鳴った。ちなみに、ミドストとはミッドストローミングの略で、ジグヘッドにワームなどをセットして中層を引いてくる方法だが、2007(平成19)年から河口湖ではワームが禁止されているので、ワームはポークなどで代用する。
ゲストがランカーバスをキャッチ!
こちらはガイドしたゲストの釣果だ。この日も“デカバス”を狙って浅めのレンジを探ると、狙いどおり55cmがヒットした。シャローからミドルにいると思われるランカーを狙うために、浅めのレンジからポークのダウンショットで丁寧にアプローチ。ミドルレンジでヒットした。
11月から4月位まではチャンスは少ないながらも来るとデカい。過去には自己新記録や1日で50cmUPが2匹キャッチできたゲストも。人間には寒くてもバスは意外に動けている。
冬でもこんなにバイトがあるの!?
上記のガイドゲストは、この55cm以外にもこの日、トータルで8バイト4キャッチ。バスプロでも苦戦する低水温期時期でもアジャストできると、シーズン中でも中々味わえない連発があるのが、冬のバス釣りの魅力だ。私も過去に48、35、25cmと3連発したことがある。
この日、最も鮮明に覚えているのは、55cmのバスよりも強烈なファイトでフックを伸ばして消えていったバス。もしかしたら1日で55cm以上を2匹釣っていたかもしれない。シーズン中では中々この様な貴重な体験は出来ない。冬や早春はレベルアップにも間違いなく繋がる時期なのである。攻略法が分からない人はぜひガイドに連絡して頂きたい。1から10まで包み隠さずにレクチャーしたいと思う。
今シーズンの低水温期で自己記録の更新を!
気がつけば2021年も後僅か、今年の河口湖も多くのゲストにお越しいただき、さまざまなドラマを見せてもらった。人生で初めてバスを釣ったり、初めてプラグで釣ったり、自己新記録がキャッチ出来たり。老若男女問わず一喜一憂できるバス釣りは面白くもあり難しくもあり、私も常に頭をフル回転させている。来年も「TOP50」に参戦しつつ、河口湖や相模湖などでガイドを行なう予定。是非遊びに来てほしい。
施設等情報
施設等関連情報
車 中央高速道路 新宿→大月JCT→河口湖ICを降りて約7分
※料金等は取材当時のものとなります。料金の変更等がなされている場合がございますので、詳細につきましては各施設等にお問い合わせください。