2026年03月11日公開
雪をまとった霊峰・富士の南麓に広がる駿河湾。早咲きの河津桜が咲き始め、春の気配が漂う2月後半。暖かな陽気に誘われ向かったのは伊豆半島の付け根に位置する沼津である。近頃の沼津は、夜の地磯や堤防でマルイカ、ヤリイカが絶好調という話題で賑わっている。今回はそんな沼津でライトゲームを楽しむことにした。久しぶりの海釣りは、心地よい潮風に吹かれながらののんびりとした釣行である。地元の方や釣具店の情報を交え、今の沼津の海をリポートしていく。
地元釣具店で沼津の今を聞く!
沼津に来た際には必ず立ち寄る『釣具・釣餌タイシ』。年中無休・24時間営業で、釣り人にとって非常に頼もしい存在である。今回もエサや仕掛け、そして最新の釣果情報を仕入れるために訪れた。いつも通り、明るいスタッフが笑顔で迎えてくれた。
話を伺ったところ、やはり今年はオカッパリも沖もイカが絶好調とのことだ。特にマルイカは年末から稀に見る好調ぶりで、エギングでも連日つ抜けが狙える状況である。さらに今季は7~8年ぶりにヤリイカの回遊もあり、エサ巻エギやエサ巻テーラーで狙うのが良いとのこと。タイミング次第ではヤリイカだけでつ抜け、マルイカはさらに上をいく可能性があるという。
アオリイカにも好調の兆しが出ているものの、まだ水温が低いためエギよりヤエンやアジの泳がせに分があるようだ。現在の水温は13度台で、これから上がれば春イカシーズンの到来が期待される。
一方デイゲームに関しては、水温の低さの影響で例年よく釣れるハタ系の姿が少ないとのこと。ただ、タカベ、カサゴ、メジナは元気に反応しているようである。今回はワームも持参していたため、困った時のイソメとオキアミも購入した。釣具店でのやり取りもまた釣り時間の楽しみのひとつである。
釣り場の目の前に絶景の富士山
次に向かったのは、スタッフおすすめの「木負堤防」である。足場が良く全長310mと広い、初心者からベテランまで人気の釣り場だ。春や秋のハイシーズンには駐車場が満車になるほどの人気だが、この日はまだ2月ということもあり余裕があった。
堤防に出ると、相変わらずの絶景が広がる。雲ひとつない青空に映える富士山は実に美しい。ただ、海を覗くと小魚の姿が少なく、少々不安を覚えた。周りを見渡すと既に多くの釣り人の姿があったが竿が曲がっている様子はない。こりゃ~中々厳しい1日となりそうだ…でも、焦らずのんびりと楽しもう!
すると、昨夜からアオリイカを狙って泊まり込みのヤエン釣りをしている釣り人に出会った。話では、気温は上がっても海水温はまだ低く、アオリの成長が遅れているという。例年なら2kg級が見える時期だが、今年はキロアップがやっと。ただ深夜~朝マヅメには良型が上がったとのことで、この日も多くのヤエン師が竿を出していた。
私はジグヘッド1.5g+ワーム2インチでスタート。友人たちはパニックサビキでタカベ狙い。しかし1時間ほどは反応が全くなかった。
干潮に向けて活性が上がった?カサゴが連発
沈黙が続く中、予報にない南風が強まり始めたため、私は虫ヘッド3g+イソメに変更。ちょい投げして底付近をゆっくり巻くと、ブルッという反応からのギューン!ようやく本日初のヒットは良型のカサゴであった。
そこから場所を少しずつ変えながら探ると、大小さまざまなカサゴが連発。堤防のヘチ際や石が点在する場所が特に反応良好であった。イソメを豪快に丸のみしてくる様子は気持ちがよい。
海中を覗くと、朝にはいなかった魚影が多数見られるようになっていた。イワシ、メジナ、クロサギなどが群れで入り、堤防先端ではフカセ釣りの釣り人が良型メジナを次々と上げていた。大型のボラも掛かり始め、徐々に賑やかな様子に。しかし、ルアーやワームには反応がなかった魚も多く、正体を確認できなかったのが心残りである。
夕マヅメもカサゴの反応が中心で、ハタ系は姿を見せなかった。ルアー勢や活きエサ勢も苦戦し、この日は全体的に渋い状況だったようだ。後に聞いた情報では、船釣りでもかなり厳しい日だったとのこと。沼津の春はもう一歩先のようである。
それでも、日本一の山を眺めながら釣り糸を垂らす時間は格別で、春の陽気の中での気持ち良い釣行となった。
春本番は目前。沼津の海が動き出す
これから水温が上がれば、今日見たさまざまな魚たちが活性を高め、アオリイカも一気に成長し、私たち釣り人を楽しませてくれるはずである。オカッパリシーズンはまさにこれから。絶景の富士山のもと、多くの魚に会いに沼津釣行へ出かけてみてはいかがだろうか。
施設等情報
24時間年中無休・活き餌あり(アジ・サバヒー) 釣具・釣餌タイシ ホームページ
施設等関連情報
伊豆長岡インターから約10分
「釣具・釣餌タイシ」
沼津インターから約20分
この記事を書いたライター
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