2026年03月03日公開
本来であれば、春は季節の変わり目で水温が安定せず、気難しいシロギス釣りとなる。しかし今年は束釣り連発の絶好調モード。アタリも取りやすく、手軽に釣れて初心者でもシロギス釣りの楽しさが味わえる状況だ。今回は横浜本牧港『長崎屋』から、この絶好調シロギスをレポートする。
横浜本牧『長崎屋』へのアクセスと乗船手順
東京方面から横浜ベイブリッジ経由の場合、ベイブリッジを渡りきる地点で右車線へ。首都高速湾岸線・本牧ふ頭ICで降りて約5分。第三京浜経由の場合は、第三京浜から首都高速神奈川3号狩場線に入り、新山下ICで降りて約10分。横浜横須賀道路・並木IC経由の場合、並木ICから先が首都高速湾岸線となるため、そのまま進み三渓園ICで降りて約5分。金沢八景方面から高速下の一般道もおすすめだが、土日祝日は交通取り締まりがこまめに行われているため、安全運転を心がけたい。
なお、受付と乗船場所が離れているため注意が必要だ。まず宿で受付を済ませ、駐車券を受け取ってから港へ車で移動する。初めて訪れる人は、宿にある案内図を参考にするとよい。
宿に到着すると、「お陰様で今日ほぼ満員なんです」と店主の長崎恵夫さんが迎えてくれた。平日にもかかわらず、多くの釣り人が好調なシロギス釣りを楽しみに来ている様子だ。
本来はシビアになるこの時期だが、シロギス釣りファンには“攻略”の楽しみがあり、様々な釣り方や仕掛けを試すシーズンでもある。しかし今期はなぜか絶好調。前日はトップが2束オーバーで、束釣りの人が数名出るなど大釣りを記録していた。受付を済ませ港に移動すると、すでに皆さん準備万端。「とにかく好調で型も悪くないんですよ」と、期待は十分だ。
春シロギスに最適なタックル|天秤と胴付きの使い分け
タックルはオモリ15号前後に合う1.8m前後の竿を使用。小型スピニングタックルやベイトタックルが用いられる。道糸はPEライン1号前後。ベイトタックルは、底に着いた感触を捉えやすくおすすめだ。
仕掛けは天秤仕掛け2本針や胴付き仕掛けがあり、釣り味や好みで楽しめる。船宿にも2種類の仕掛けが販売されているので安心だ。ベイトタックルには胴付き仕掛けとの相性が良い。
中ノ瀬19mラインで入れ食いスタート!アタリ連発の現場レポート
準備が整うと、長崎功船長の操船で午前8時に出船。ポイントの中ノ瀬沖へ向かう。約20分で到着し釣り開始。水深は19m。軽くキャストし広範囲を探るスタイルだ。
早速、和竿を使う知人にシロギスがヒット。「一投目から来ました」と嬉しそうだ。
船中ではあちらこちらでヒットが続く。ただし、外れてしまうシーンも多い。「アタリははっきり出ていますか?」と尋ねると「アタリは分かりやすいですよ」とのこと。本来はアタリ自体が微妙な場合が多く、常連客との技術差が出る部分だが、今期は違うようだ。
誘いと“2番目のアタリ”で確実に乗せる|高活性時の実戦テク
今年の好調要因について長崎功船長に話を聞いた。
「今年は本当に魚が多いんだと思います。ずっとアタってるでしょう」
確かにアタリが途切れない。ただし「胴付き仕掛けの人も、誘わないとアタリが出ないのでそこは注意点ですね」とのこと。潮が緩んでも誘うことでアタリが出るようだ。
また、アタリがあっても焦らないことが重要。すぐ巻き始めるとバラしが多くなるため、“2番目のアタリ”でしっかり乗せるイメージで。「アタった…あれ? おかしいな? あっ掛かった」というシーンが多かった。
エサ付けも肝心だ。上手くつけることを覚え、素早くつけられるようになれば釣果アップにつながる。アタリが多い今期は、初心者やファミリーが学ぶ絶好の機会でもある。
人工エサも通用する理由|冷水期でも高活性のシロギス行動分析
記者も竿を出し状況を観察してみた。アタリが多い様子なので人工エサで試す。キャストし、誘いを入れつつ喰わせの“間”を取るとアタった。手元にはっきりアタリが出る。秋シーズンに近いアタリだが吸い込みが弱いため、じっくり喰わせてからヒットに持ち込んだ。
通常のアオイソメに変えてもアタリははっきり出る。興味深いのは“針掛かりさせるまでの間合い”が人工エサと同じであること。つまりシロギスはやる気満々だということだ。
前日の雪による水温低下の影響か、喰い込みはやや浅かったが、潮が動くと活性はさらにアップ。ダブルも多く、23~24cmの良型も登場した。
満員近くの乗船ながら、この日もトップから3名が束釣り達成。ほかにも束近くの人が多数。「今年はヤバいな」と笑顔で帰港。ぜひ東京湾シロギスフィーバーを楽しんでほしい。
この記事を書いたライター
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