釣りビジョン

【マルイカ好調!】良型マルイカ主体で数も伸びる!神奈川県・葉山あぶずり港『たいぞう丸』

2026年05月11日公開

1706_main

水深60~70mのやや深場を狙い、良型主体によい日にはトップ40~60杯の好釣果を見せている、神奈川県・葉山あぶずり港『たいぞう丸』のマルイカ(ケンサキイカの幼体)釣り。多少のムラはあるものの好調が持続中だ。マルイカのテクニカルで楽しい釣りと美味しい食味を堪能しに、4月下旬に出船した。

スマホ入力でスムーズな受付

葉山あぶずり港『たいぞう丸』へは、横浜横須賀道路利用の場合、「逗子IC」で下車し、逗葉新道を通って国道134号線「渚橋」交差点を左折するのが便利。赤煉瓦の建物手前を右折すると駐車場があり、直進右側が船宿事務所棟だ。駐車場には朝からスタッフが常駐しており、指示に従って駐車する。事務所の入口に、船型の座席表が印刷された用紙が貼り出されているので、空いている好みの座席に名前を書き込んで確保する。受付時間(取材日は5時30分~6時)になると事務所が開き、スマホで専用QRコードを読み込んで乗船名簿を入力、料金を支払う。氷は港に面した漁協の売店で購入でき、バケツ1杯300円。すぐ近くに係留された「第二十三たいぞう丸」に乗り込んだ。

エキスパートに聞く、マルイカ専用竿の考え方

マルイカ専用竿の穂先は、極端に細く繊細なものが使われる。これは、いわゆる「ゼロテン」と呼ばれる釣り方に最適化されているためだ。胴は硬調だが、同船したエキスパートに話を聞くと「硬調にも何種類かあり、使い分けている」という。水深が深めで良型中心に狙う時(今回の取材がこれに当たる)は、胴が最も硬いものを使うそうだ。一方、夏場など水深の浅い場所で小型を数釣る場合は、胴が硬すぎない竿を使う。前者では小さな合わせでしっかり掛ける必要があり、胴が軟らかいと竿を立て切らなければならず、その一瞬の遅れが釣果に影響する。逆に後者では、強く合わせると弾かれてバレやすいため、ややソフトな胴調子がよいという。

 

朝イチから触り多発!良型マルイカ好調

「第二十三たいぞう丸」は、7時少し前に出船して進路を南にとった。航程30分ほどで釣り場の「亀城根」に到着。山本真一船長は、マルイカの群れを素早く魚探で探し出し、「はいどうぞ、水深は60m」と投入の合図。皆一斉にオモリを海に投げ入れて仕掛けを投入する。

ここで気づいたことが1つ。ヤリイカやスルメイカ釣りと違い、オモリを前方に大きく放り投げる人は少ない。船縁から真下の海面にオモリを叩きつけるように落とす人もいる。これは仕掛けを一瞬でも早く着底させたいがための作戦だ。イカ釣りは群れの移動が早いことが多く、仕掛けをできる限り短時間で送り込む努力が重要になる。左舷胴の間(中央)で船中1杯目のマルイカが釣れた。続いて左舷ミヨシ(船首)でムギイカ(スルメイカの幼体)、右舷側でもポツリポツリと釣れて、好調な滑り出しとなる。

潮が弛み、ダブル連発!サイズアップの時合い到来

中盤、「潮が速いし、群れの移動も速いので、スッテの数を減らして3~4本に。慣れない人は3本でOKです」と、山本船長からマイクでアドバイス。左舷ミヨシのエキスパートに話を聞くと、「群れの移動が速くて、仕掛けの着底が間に合ってないんです。スッテを1本減らせば、その分だけ速く落ちます。ほんのわずかな時間短縮ですが、それで乗ったりする。そのため、オモリも皆さんが50号のところを60号にしたりします。また、マルイカの〝触り(アタリ)〟はスッテが少ないほど分かりやすい。少ないスッテで手返し良く釣ったほうが、数が伸びることも多いですね」とのこと。

後半になると、潮が弛み、仕掛けが群れの中に入っている時間が長くなった。魚探の反応は縦に伸び上がり、マルイカが掛かるタナも高めに。すると釣れる型が良くなり、この日一番の時合いが到来した。

今シーズンも好調!夏に向けて数釣り本番へ!ダブル!良型!

記者もオモリを着底させ、ミチイトは張っているが穂先が伸びた状態(ゼロテン)で、竿先を押さえ込むような〝触り〟で合わせ、マル→ムギ→マルと3杯ゲット。1流しに何度も投入できるようになり、皆さん釣果を伸ばしだす。が、よし、これから!というところでタイムアップ。結果、マルイカ2~42杯。なかなかの好釣果だ!竿頭は横浜市の刀禰(とね)さん。2番手20杯(横浜市の丸岡さん)、3番手19杯(葉山町の青木さん)と続いた。

山本真一船長に今後について聞いた。
山本船長「今は水深60~70mの場所を狙い、良型マルイカ主体に釣れています。例年だと夏前にムギイカが盛り上がります(昨年は5月頃)。その後は、釣り場の水深がだんだん浅くなり誰にでも釣りやすいマルイカ釣りになり、小型ながら数釣りのシーズンがやって来ます!例年だと8月頃まで狙うので、チャンスはまだまだ続きます。テクニカルさが楽しくて、食べたら超美味しいマルイカ釣り、是非チャレンジしに来てください。」

今回利用した釣り船

神奈川県葉山あぶずり港『たいぞう丸』
〒240-0112 神奈川県三浦郡葉山町堀内50
TEL:046-875-1932
定休日:第1・3・5木曜日 釣果・施設情報 たいぞう丸ホームページ

出船データ

マルイカ乗合
集合・受付:5時30分~6時
出船時間:7時(夏季は6時)※要問い合わせ
乗船料金:10,000円
※氷は港の売店で購入可:バケツ1杯300円
貸し竿:あり(予約時に確認を)
※詳細は問い合わせ
     
※記事の掲載内容は公開日時点のものになります。時間経過に伴い、変更が生じる可能性があることをご了承ください。

この記事を書いたライター

岩見 忠弘
釣りビジョンAPC
0mの海面から水深1,000mの超深海までのレンジで、数cmのハゼやキスから、イカ・タコの軟体動物、数十kgのキハダやベニアコウまでの様々な魚を狙うフィッシング・ライター。
このライターの他の記事も読む

その他オススメ記事

釣りビジョン倶楽部