2026年04月10日公開
松輪江奈港『あまさけや丸』出船のマダイ釣りが好調という情報が入ってきた。今シーズンは例年より抱卵が早めだったらしく、多少のムラはあるものの釣果は平均して良いと言う。“乗っ込み”間近のマダイを釣りに3月下旬に出船した。
コマセマダイは通年、リクエスト乗合&仕立船で気軽に出船
松輪江奈港『あまさけや丸』は、一年を通して“コマセマダイ”と“アジ&泳がせ”などが人気の船宿。リクエスト(予約)乗合と仕立船のどちらも気軽に楽しめる。例えば、仕立船は5人から出船するので、5人集まれば仲間だけでチャーター(仕立)が可能。また、5人集まらなければ、リクエスト(予約)乗合として申し込めばよい。基本的にはトータルで3人以上集まれば出船となる。今回は『あまさけや丸』のホームページで、出船予定のコマセマダイのリクエスト(予約)乗合を確認し、電話で予約して乗船した。(HPは記事末参照)
集合場所は、港の『あまさけや丸』前の岩壁。目の前まで車で乗り付けることができる。4月中は5時集合・6時出船だが、季節で変動するので確認してほしい。受付は、女将が到着次第おこなわれるので、乗船名簿を記入し、オキアミ(3kg)と氷(2~3kgのブロック)を注文する。注文したオキアミと氷は、乗船後に席まで届けてくれる。前日爆釣していただけに今日も楽しみだ。
ミチイトのマークを強調するとタナ取りがラクに
『あまさけや丸』でのタナ取りは“上から”となる。コマセマダイではきちんとタナが取れることがとても重要なので、誤差が出ないようリールのカウンターではなく、ミチイト1mごとのマークを数えて水深を測ることが推奨される。しかし、逆光などでマークが見えにくい場合も多くある。そこで、予めマークを油性ペンで強調して見やすくしておくとタナ取りがラクになる。タックルの詳細は仕掛け図を参照いただきたい。
つけエサのオキアミは、尾羽を切り、切り口からハリ先を入れ、真っ直ぐになるようにハリ先を腹側に抜く。基本1匹掛けで良いが、喰い気が落ちた時などに2匹を抱き合わせに掛けると喰いついて来ることがあるので臨機応変に対応したい。
また、この釣りはハリスが長いので糸巻きを利用したい。船底に水が流れている時や船の移動中などは、糸巻きに仕掛けを巻き取っておくと手前マツリ防止になる。
朝イチは野比沖からスタート。その後、久里浜沖へ
『第二十三あまさけや丸』は定刻出船。好調の久里浜沖に行く前に、まず航程20分程の野比沖で暫しウォーミングアップ。
「はいどうぞ、タナは上から30m。タナの5m位下からコマセを撒いてください」と言う鈴木涼太若船長の合図で釣りスタート。リールをフリーにして、ビシを投入、ミチイトの1mごとのマークを数える。同時にハリスも沈んでいく。つけエサの付いたハリも海中へ。水面に35mのマークが来たところでイトが出るのを止める。竿を大きくしゃくり上げてコマセを撒き、竿を下げながらしゃくった分リールを巻く。ミチイトの30mのマークが水面に来るまでこれを繰り返し、5m程のコマセの帯を作る。竿をキーパーに掛けたらタナ取り完了。30秒前後でハリスが伸び、つけエサとコマセが同調、いつ釣れてもおかしくない状況になる。さあ、ここからが“釣り本番”だ。
野比沖でのウォーミングアップ後に久里浜沖へと移動、再び船長の指示通りコマセを撒く。すると間もなく、右舷ミヨシ(船首)で待望の船中1匹目のマダイが取り込まれた。「(まずは1匹釣れて)あー良かった!」と笑みがこぼれた。続いて、右舷トモ(船尾)2番で船中2匹目が上がった、こちらは少しサイズアップ、この調子だ!
“やる気”スイッチが入ると連発!
本格的に乗っ込みが始まるとマダイはかなりナイーブになると言う。派手な誘いや多目のコマセにさえ警戒して逃げてしまうらしい。こんな時は、静かにアタリを待つに限るのだが、取材日はちょっと状況が違っていた。魚探にはたくさんのマダイの反応が出ていたが、何故かハリのついたエサになかなか喰いついてくれない。マダイはたくさんいる、なのに“やる気”が今ひとつ。大漁だった前日にエサを食べ過ぎたのだろうか?
そんな中、右舷ミヨシが好調!2匹目を釣り上げた!釣り方を見ていると、タナ取り後に暫くは静かに置き竿。その後、竿を立ててメリハリのある誘いを掛ける、という感じ。すると、またまた喰った、3匹目!潮がミヨシへと流れていたことも大きい。いや、それ以上に誘いが決め手なのだろう。スイッチが入れば喰うと思われた。
乗っ込み開始は早めか、数釣りも大ダイ狙いも好機到来
中盤過ぎには、右舷ミヨシの釣り人は見事5匹目のマダイを釣り上げていた。潮の流れが変わり、後半の時合いがやってくるとあちこちでマダイがヒット!左舷胴の間(真ん中)の女性アングラーは、この日最大となる、2kg級の良型マダイをゲット。実はこの頃、右舷胴の間に座った記者も良い調子にマダイを釣っていた。ウイリーシャクリのように竿を上下してみた。エビが1m位跳ねては自然に沈んでいくのをイメージ。そんな誘いを繰り返し、マダイのリアクションバイトを狙った(つもり)。この誘いがこの日のコンディションに上手くハマったようで、記者もマダイを5匹釣り上げた。さらに終盤、潮がゆるんだタイミングでハリスを12mに交換して、40cm前後のクロダイを2匹追加。13時頃、沖上がりとなった。
結果、マダイ0.8~2kgが0~5匹(竿頭2人)。ゲストでクロダイ、アジ、サバ交じり。竿頭の1人、横須賀市の川村さんは、「この所アタリに見放されてて…、仏門に入ろうかと思っていたのですが、リベンジできたのでやめときます(笑)」と嬉しそう。4匹釣り上げた杉並区の森さんは、「次回は大ダイを狙います!」と意気込んだ。
鈴木涼太若船長に今後の動向を聞いた。
若船長「今年は早い時期からマダイが抱卵したので、もしかすると乗っ込み開始も早めかもしれません。この取材の頃から2kg前後の良型や4kg以上の大型も釣れ始めています。今後は、数釣りも大ダイも期待十分!初心者も今がチャンス!乗っ込みのコマセマダイ、是非チャレンジしてください」
今回利用した釣り船
出船データ
リクエスト(予約)乗合:1~2人の場合18,000円(3人以上であれば 9,000円)
チャーター(仕立):5人まで45,000円(1人増し9,000円)
※コマセ・氷代は別
出船:4月/6時、5~8月/5時30分
※季節で変動、港集合は1時間前
レンタル:貸竿セットあり(手巻き1,000円、電動2,000円)
駐車場:24時間まで500円(二輪車は無料)
※詳細はお問い合わせ
この記事を書いたライター
0mの海面から水深1,000mの超深海までのレンジで、数cmのハゼやキスから、イカ・タコの軟体動物、数十kgのキハダやベニアコウまでの様々な魚を狙うフィッシング・ライター。
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