相模湖ってどんな釣り場?
相模湖はダム湖(リザーバー)であり、岸釣りが出来るポイントがほとんどない。また、マイボートの持ち込みが出来ないので、レンタルボートで楽しむフィールドである。私は普段、上流部にあるボート店『秋川屋』から船を借りている。神奈川県といっても上流部は山梨県との県境に位置しており、上流部はクリアウォーターで、多くの見えバスがいつも出迎えてくれるが、釣るのは至難の業で“天才バス”ばかり。ほぼ全域でオーバーハングがあり、岩盤、インレットがあり、本湖は笹濁りでクリーク、大型のワンドが点在、上流と本湖で釣り方を変えて楽しめる。また、私の印象としてはスクールで周っているバスが多く、タイミングが合うと連発があったりするのも特徴。ベイトはオイカワ、ワカサギ、フライ(稚魚)等。フライをはじめ、小型のベイトを捕食している時はボイルしていてもなかなか釣り難いのも特徴だ。
アフターや見えバスに有効な虫パターン
産卵を終えたアフターバスはサスペンドする傾向が強く、産卵後の疲れかボリュームのある物やスローな物が好物だと思う。相模湖は自然が豊かで虫といっても蝶、蛾、イモムシ、甲虫、トンボ等のさまざまな虫を見る事が出来る。虫パターンの狙い方は放置や、チョウチンなど幾つかあると思うが、バスがどのようなポジションに居るかでアプローチを変えると釣果に繋がる。また、ルアーのカラーも重要だと思っており、膨張色、寒色、クリアー系の3種類は最低限用意してもらいたい。この日も移動しながら目でバスを探し、オーバーハングの下やレイダウン付近などに目を凝らす。バスが居るので白系の虫ルアーでアプローチしたが、ことごとく見切られた。そこで、黒系に変えると今まで見切っていたバスが口を使ってくれた。
初心者でもデカバスを釣りやすいフリーリグ
「サイトや上流域は難しく敷居が高い!」と、感じている人にはフリーリグがおすすめ。普段、相模湖でガイドをする時に「サイトが苦手」、「ベイトタックルで釣りたい」、「軽いルアーをオーバーハングの下に入れられない」、「大きいバスを釣りたい」等が釣り人の意見として多いために、何か良いリグは無いかと辿り着いたのがこのリグ。ボリュームのあるホッグ系を使うので大きいバスが釣りやすく、3~11月のガイドで使っている“お助けリグ”。狙う場所は崩落、レイダウン、アシ、岩盤で上流でも本湖でもどこでも釣っている。出来るだけ浅い所に落とし、水深8m位まで引いてくるのがベター。また、濁りが入っているとさらに効果を発揮する。虫系同様にフリーリグのワームも最低3色あると水質とエリアによって攻略しやすい。
この日のタックル
虫系は1.5インチの沈むタイプ、チョウチンではスピニングM、ラインPE0.8号で、沈めて使う場合はスピニングUL、ラインはフロロ3lb。
フリーリグは3~3.5インチのホッグ系ワームをベイトMH、ラインはフロロ14lb、シンカー7~10gを使用した。
施設等情報
施設等関連情報
車:中央道・相模湖ICもしくは、上野原IC
※料金等は取材当時のものとなります。料金の変更等がなされている場合がございますので、詳細につきましては各施設等にお問い合わせください。