50cm近い美しいニジマスたちが養殖池で!
「鹿島槍ガーデン」は1日券のみの販売で、1号池と3号池はキャッチ&リリースが義務付けられている。また、ルアーもシングル、バーブレスフックを使うなど、しっかりとした制限が設けられている。まさに“魚ファースト”といってよい釣り場だ。フィールドには落ち込み、瀬、藻などが点在しているためロケーションは抜群である。ちなみに、大きな個体が放流されていることを証明するかのように、各養殖池では様々なトラウトが悠々と泳いでいた。1匹、1匹を丁寧に管理していることから、養殖池を泳ぐトラウトたちの魚体は、釣り人を魅了するほど美しく、訪れた釣り人たちのモチベーションを上げてくれる。
小さめなスプーンの速い動きでトラウトを翻弄!
受け付けを済ませて2号池でスタート。まずは5gのピンクシルバーでサーチ。すると、2投目を巻き始めてすぐにラインに変化が…。鋭くフッキングさせると、スプールから糸が出るではないか。少し細めと思われる3.5lbラインを使用していたので、無理が出来ず、慎重に魚を寄せてくると、いきなり50cm近い綺麗なニジマスが顔を見せてくれた。
その後、すぐに反応がなくなり、重さと色が同じで小さめのスプーンを試すことに。するとそれが爆発的にはまり、百発百中を演出することが出来た。しかし、時間が経過するにつれて魚がすれて来た。そこで、場を休めることも兼ねて、1号池に移動することにした。1号池に着くと、イトウ、ブラウントラウト、ニジマスなどが優雅に泳いでいる。ここの魚はルアー慣れしているのではないかと思い、スプーンではなくフローティングのルアーで速い動きを演出。すると、後ろから大きなブラウンがチェイス、即座に緩いアクションを加えるとすぐにバイト!この魚も2号池で釣りあげた魚と同様に引きは強烈だった。その上、岩などが所々に点在していることもあり、出来るだけ慎重にファイトする。ネットに入った瞬間に喜びが溢れた。昼休憩後は、1号池で同じようにスプーンとミノーの交互で狙うと、やる気のある魚が多数バイトして来た。
遂に幻と言われているイトウがバイト!
そして、その時が来た。ブルーシルバーの3.5gのスプーンに替えて一発目。巻き始めてすぐに重さが加わった。半信半疑で合わせると、合わせた瞬間にスプールからラインが出されていく。それも止まらない。ロッドの力でいなしたが魚が寄って来ない。この魚の正体がイトウであると直感した。焦る気持ちを抑えながら魚との距離を詰め、ランディング体勢に入った瞬間に魚が暴れてハリス切れ。残念!周りのアングラーから「85cm以上はあったよ」と言われ、久々に膝から崩れ落ちた。ネイティブのイトウではないが、悔しさが零れてしまった。5lbのラインで挑んでいれば、ランディング出来たのではないかと思うと悔しい気持ちで一杯だ。
今回の釣行においての学べたことは2点。まずはラインの太さ。そして2点目はハリを太軸にすること。この2点はどの釣りにおいても重要で、基本的なことだが、今回の釣行で、再度、魚が教えてくれた。魚に感謝しかない。
施設等情報
〒398-0001 長野県大町市平鹿島8589 フィッシングランド鹿島槍ガーデンホームページ
施設等関連情報
※3kgまで持ち帰り可能。オーバー分は2,500円/1kgで買い上げとなる(子供は2kgまで持ち帰り可能)
※釣りの際のルール等は、公式ホームページを参照
※料金等は取材当時のものとなります。料金の変更等がなされている場合がございますので、詳細につきましては各施設等にお問い合わせください。