東京湾、ルアー釣りの“サワラ五目”絶好調!!

千葉県・長浦港『こなや丸』のルアー釣りの“サワラ五目”が好調だ。今シーズンは開幕から良型が多く3kg前後を中心に4、5kgの大型も姿を見せている。それに丸々太ったワラサ(ブリの若魚)や1mオーバーのタチウオなどが交じるのも魅力的だ!

船釣り
  • こなや丸・千葉県長浦

午前5時30分までに受け付けを済ませて港に移動

『こなや丸』“ルアー五目船”では、9月にサワラが釣れ出し、10月に入ると船中15~20匹という好釣果の日が何日も記録された。集合は、5時20分までに国道16号線沿いにある『こなや釣具店』で受け付けを済ませ、その足で港の駐車場に移動する(手順は写真参照)。駐車場ではスタッフの誘導に従って車を停め、クーラーを「第十七こなや丸」の前に置いておく。全員が揃ったら受け付けで貰った番号札の順番に手荷物と竿だけ持って乗り込み好きな釣り座を選ぶ。クーラーボックスは後から手渡しで積み込む。

『こなや釣具店』入口の札を番号順に取る
4時30分頃、『こなや釣具店』開店
店舗に入り乗船名簿を記入
受け付け(ルアーなども購入できる)
受け付けで乗船番号の札と駐車証をもらう
ペットボトル氷が1本支給になる
店舗から港への案内図(5分程度)
港の駐車場の釣り物別駐車位置図

今シーズンのサワラ釣り、当たりルアーはこれだ!

「クーラーボックスは座席の下に、予備のロッドは船の前後の竿立てに立てて通路を開けてください」と進藤通孝船長。また、「安定したバイトが望めるルアーはメタルマジックなどのブレードの付いた40g前後のメタルジグですが、状況次第でヘビーシンキングミノーなどを使うこともあります」との事。釣り方は、「ジグを投げて、着底させるかベイトのタナまでカウントダウンしてからのただ巻きの速巻きです。回収の合図で巻きスピードが上がった瞬間に食ったりします。速め速めで巻きスピードに変化を付けてみてください」。この日は6時頃出船、沖に出ると北寄りの風が強く海はそこそこ悪かった。

車内の見える所に駐車証を置いておく
「第十七こなや丸」に明かりが点いた
仕掛け図
このジグが今シーズンの当たりルアーだ
フィッシュグリップ、プライヤー、ハサミ
6時頃出船、予備の竿は竿立てに立てる

朝からサワラがポツリポツリ好調の予感!

東京湾アクアラインが遠くに見える海域でスタート。「はい、どうぞ。水深16m、下から5mにベイトの反応」という船長アナウンスで開始。流し方はいわゆる“どてら流し(横流し)”で風を船腹に受ける流し方だ。流し替える度に船の向きを反転、風を受ける舷を入れ替える。朝一は次から次へと連鎖する派手な喰いはないもののポツリポツリとバイトして少しずつ数を伸ばしていった。サワラは釣れれば3kg前後中心と良型揃いで、時たま4kg近い大型も交じった。しかし、残念なことに結構バラシも多く、合わせた瞬間すっぽ抜けたり、巻き上げ途中ラインが弛んだ瞬間にハリが外れたりしていた。

開始10分、この日1匹目のサワラが上がった!
少し間が空き7時頃、3kg超のワラサ!
7時10分頃、船中2匹目の3kg超のサワラ!
左舷側にも3kg前後のサワラが来た!
7時45分頃、サワラ3kg超、左舷トモ(船尾)2番!
投げて、沈めて、ただ巻きの早巻きが基本

タチウオ!マゴチ!ワラサ!のちサワラ!

「アタリがあっても合わせは禁物、巻き続けてハリ掛かりさせてください。ハリがバーブレスなのでドラグが出ても巻きっ放しに巻いて。ラインを弛ませないやり取りが大事」と船長。“ゲストフィッシュ”は4kg前後の丸々太ったワラサや“指4~5本”の良型タチウオなど。何が釣れても嬉しい。私もジグを投げてみた。実は今回サワラ釣り初挑戦。船長の言う通り“これでもかの速巻き”で巻いたら、「来た!」。合わせを入れず、ドラグが出ても構わず巻いた。船近くで反転されたのはやばかった。何とかいなして“初サワラ”を無事ゲット!3kg級の良型!ビギナーズラックだが超嬉しかった!

この日は釣れれば3kg前後かそれ以上だ!
「軽いかな?と思ったらタチウオでした」
ルアーが着底した瞬間、マゴチが喰った!
後半“1m級”タチウオが良く交じった!
私にも3kg級のサワラが来てくれた!
「サワラは引きが強くて腕が痛いっす」

今は3、4kgの数釣り!今後は4、5kgの大型狙い!

終盤、右舷胴の間(中央)で4kg級のワラサが釣れたのを皮切りに、左舷大ドモ(船尾)でサワラが喰い付き、続け様に右舷胴の間でサワラ、更に左舷側ではサワラとワラサが隣同士でダブルヒットと、最後の最後に大興奮!
結果、サワラは2.8~3.7kgが0~3匹(トップ3匹2人、八千代市の中台さんと市原市の渡辺さん)で船中13匹。“ゲストフィッシュ”は、ワラサ3.5~4.2kgを0~2匹、タチウオ“指4~5本”を0~2匹、イナダ多数の他、マゴチなども交じった。
船長は、「サワラはベイトも多いし反応もしっかり出ていますので、まだまだ好調が続くと思います。大体12月まで狙いますが、これからは段々大型が多くなり、4~5kg中心に釣れるようになります」と言う。豪快で痛快で何が釣れても嬉しい“ルアー五目船”!是非、乗船して頂きたい。

太ったワラサ!脂乗りが良さそうだ!
午後の“サワラ・ラッシュ”の時間が来たようだ!
すると、右舷胴の間にサワラが連鎖!
直ぐさま左舷側にもサワラ!しかも良型!
サワラとワラサの痛快ダブルヒット!
大きなワラサも最後まで健在だった!
「良いサワラでしょ!脂乗り乗りですよ!」
「やったー!サワラ3匹!重いぞーっ!」

施設等情報

千葉県長浦 『こなや丸』
〒299-0265 千葉県袖ケ浦市長浦拓1-1-111
TEL:0438-62-2707
定休日:毎週火曜日 釣果・施設情報 こなや丸ホームページ

施設等関連情報

ルアー五目船(サワラ)乗り合い(1日船)
※半日船もあり(要問い合わせ)
料金:9,500円(氷付)
集合:5時20分までに店舗で受け付けを済ませ港へ
出船:6時頃
※詳細は問い合わせ

※料金等は取材当時のものとなります。料金の変更等がなされている場合がございますので、詳細につきましては各施設等にお問い合わせください。

この記事を書いたライター

岩見 忠弘 釣りビジョンAPC
0mの海面から水深1,000mの超深海までのレンジで、数cmのハゼやキスから、イカ・タコの軟体動物、数十kgのキハダやベニアコウまでの様々な魚を狙うフィッシング・ライター。

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