伸びる怪魚竿!エンハウス65B+(トランスセンデンス)【大阪ショー速報!】

すっかり定着した感のあるマルチピースルアーロッド。海外も国内も釣り旅に持っていくなら「もう1ピースは無理!」という人も多いだろう。このトランスセンデンスの新作ロッドたちは、ただのマルチピースではなく…どれも可変ロッド、つまり長さが変えられるのだ(執筆:望月俊典)

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1本で2本分の価値がある、可変マルチピースロッドとは?

今となっては、旅系ロッドのマルチピース化は当たり前になってきた。持ち運びが比較にならないくらい楽だし、飛行機内に持ち込めるのでロッドを紛失されたり折られたりする心配もない。そして、今回紹介するトランスセンデンスのロッドはさらに進化したマルチピースといえる。「バット部分の長さ違いのピースを付属させる」これだけで、まったく別のロッドを1本追加で持っていくに等しいメリットが得られるというのだ。海外釣行のスペシャリスト(琵琶湖の人気ガイドでもある)、高田雄介さんにお話を聞いた。

高田「エンハウス65B+は、バスやシーバスなら2~6オンスのビッグベイトを投げたり、怪魚でいうとでっかいディープクランク、ヘビースピナーベイトなどを使ったパプアンバスとトーマン、日本ならアカメ、ビワコオオナマズをターゲットにしたロッドです」

基本は6フィート5インチだが、バット部分を長いピースに変えることで7フィート5インチというまったく違うレングスになる。では、どう使い分けるのだろうか?

高田「パワー帯が大きく変わるわけではないのですが、例えばパプアンバスを丸太カヌーでやる時は65レングスを選択すると安全に釣りができます(転覆しづらい)。あるいは、アカメを水路で細かくロッドを振って釣るシチュエーション、そういう場面の取り回しは65が有利です。逆に、大きい遊漁船や通常のオカッパリは長い方が魚をコントロールしたり抜きあげたりしやすい75を使うイメージです」

持ってみると、75でも意外なほど軽く、65になるとかなり軽快とさえ感じる。そしてしなやかだ。怪魚ロッドというと、硬いイメージがあるかもしれないが、これはかなりよく曲がる。

高田「サオを曲げて魚を獲ることに特化した、本当の意味での怪魚ロッドだと思っています」

エンハウス65B+(トランスセンデンス)。SPEC:自重=175g(6フィート5インチ)、199g(7フィート5インチ)。全長=6フィート5インチ、7フィート5インチ。仕舞寸法=62cm。適合ルアーウエイト=35~200g。適合ライン=PE3~8号。継数=4+1。税込価格=66,000円(発売中)。1番上が長いほうのバット、下から2番目が短いほうのバットです。 URL=https://www.transcendence555.com/enhance65b
トラーパ77B+(トランスセンデンス)。SPEC:自重=205g(6フィート6インチ)、235g(7フィート7インチ)。全長=6フィート6インチ、7フィート7インチ。仕舞寸法=63.5cm。適合ルアーウエイト=15g~。適合ライン=PE6~10号。継数=4+1。税込価格=67,100円。(2023年7月発売予定)。 66と77に長さが変えられるマルチピースライギョロッド。66はクリークで足元を撃ったり、繊細なアプローチが必要なライトカバーにて。77は遠投が必要な大型野池や2枚ビシなどのヘビーカバーなどでおすすめ。下から3番目が長いほうのバット、下から2番目が短いほうのバット。なお、タイトルの写真はこちらのロッドです
ドワーブ-XX(トランスセンデンス)。SPEC:自重=87~115g。全長=3フィート7インチ~5フィート7インチ。仕舞寸法=40cm以下。適合ルアーウエイト=0.5~5g(MAX7g)。適合ライン=PE0.8号以下。継数=4+2。税込価格=59,800円。(2023年3月発売予定) 恐ろしくマルチな渓流ロッド。ベイトリールとスピニングリールの両方が使用でき、さらにベイトでは6パターン、スピニングでは8パターン、合計14パターンの長さに変化する。使い手の自由な発想力が求められるロッドかもしれない
ドワーブ-XXにベイトリールをセットして使う際はリールシートの角をトリガーとして利用する

施設等情報

株式会社トランスヘリテイジジャパン
TEL:03-4405-9568 株式会社トランスヘリテイジジャパン公式サイト

施設等関連情報

フィッシングショーOSAKA2023(終了しました)
■会期
2023年2月3日(金)[業者商談日]10:00~17:00
2023年2月4日(土)[一般公開日]9:00~17:00
2023年2月5日(日)[一般公開日]9:00~17:00
■会場
インテックス大阪 6号館A・Bゾーン、3号館および4号館(イベント会場)
大阪府大阪市住之江区南港北1丁目5-102

※料金等は取材当時のものとなります。料金の変更等がなされている場合がございますので、詳細につきましては各施設等にお問い合わせください。

この記事を書いたライター

望月 俊典 千葉県九十九里町生まれ。雑誌『Rod and Reel』副編集長を経て、フリーランスの編集/ライターとなる。海外の秘境釣行も大好きで、『世界の怪魚釣りマガジン』の立ち上げ&制作を手掛けた。現在は、琵琶湖事務所で仕事や釣りにいそしむ。著作は『バスルアー図鑑』(つり人社)。ちなみに、学生時代に、ネッシー(といわれているであろう現象)を目撃&撮影したことがある。

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