視聴者にインパクトを与えるビッグベイトゲーム!
奥村和正による「D-IMPACT」らしい釣りといえば、やはりビッグベイトゲーム。『デプス』が販売するルアーラインナップも、当然ビッグベイトプラグが豊富だ。中でも、初めて見たとき、その巨大さに度肝を抜かれたのが、「ギラギラコウゲキ」だろう。また、現在開発中ではあるが、「フナ型スイムベイト」は「ギラギラコウゲキ」を超える重量級であり、着水と同時にドッパーン!と激しい着水音が周囲数十mに響き渡るほどの大きさだ。私が久々にこの番組担当となり、最初の撮影で感じたのは、奥村和正の体つきが、以前に比べ精悍になっていた事。撮影の合間には釣り以外の事もよく話すのだが、何故そこまで鍛えるのか聞いた所、「ビッグベイト主体の釣りをやる以上、体力アップは欠かせない」と言う。
確かに、このルアーサイズ…これを投げ続けるのは、相当な筋力と体力が必要なのだろう。そしてもう一つ感じたのが、こんなモンスタールアーの数々で、本当にバスは反応するのか!?と言う事。しかし、取材が始まるとすぐに、そんな疑問は吹っ飛んだ。巨大なビッグベイトが宙を飛んでいく姿は異様そのものだが、着水後、奥村和正がアクションさせる「ギラギラコウゲキ」や「フナ型スイムベイト」を生で目にすると、それはまるで生きているかの様になまめかしく動く。デッキに並んでいた時に、あれほどまでに感じた違和感が無くなった。「これは釣れる…」。そう感じた瞬間、デッキに並ぶビッグベイトも当たり前の存在に変わっていた。その後、番組では幾度となくビッグベイトへのチェイス&ヒットシーンの撮影に成功。「フナ型スイムベイト」では、未だ番組内でヒットシーンを収める事は出来てはいないが、必ずその時は来るはずだ。
番組記録更新!モンスターバスを仕留めたのは「ハイサイダー」!
数あるビッグベイトの中でも、ひと際異彩を放つのが4ピース・ジョイントのビッグベイト「NEWハイサイダー」だ。従来の発泡素材の「ハイサイダー」から、ABS樹脂製中空ボディーへとリニューアルされている。
以前、奥村和正は番組撮影時に大きなウグイがデカバスに追われるシーンに遭遇。そのバスは「スライドスイマー」でヒットさせたのだが、その時目の当たりにした大きなウグイの動き、そして瞬く間にスイッチが入り、激しい捕食行動をとるビッグバスの群れが強く印象に残った。その行動から、デカバスを狙うにはビッグサイズの「ハイサイダー」が必要だとひらめき、このルアーの開発に着手したという。
「Documentary-78 大寒波襲来!氷点下の池原ダムにモンスター出現!!」で2022年度 最初の番組記録更新!!
大寒波襲来、氷点下の聖地・池原ダム。朝から雪がちらつく中、撮影はスタート。ぶっつけ本番、事前情報無し。どんな状況であれ、まずはフィールド全体の状況を掴む事が大切。そんな中、奥村和正が手にしたのは「ギラギラコウゲキ」。誰が見ても厳しいと思える状況ながら、中途半端な釣りは、自らの首を絞めるだけ。このスタイルこそが奥村和正らしさ。
しかし、この日は、予想を超えるタフコンディション。定番の前鬼筋、備後筋、白川筋、本湖エリアとくまなく探っていくが、ディープの「コーリングハスラー」に僅かながら反応があったのみ。ヒントらしいヒントを得られないまま初日は終了。
迎えた最終日、奥村和正がメインルアーに選んだのが「NEWハイサイダー」。この厳しい中、ビッグベイトの展開など、誰もが避けるべき選択。それでも奥村和正はビッグベイトを選んだ。しかし、現実は無常、何も反応が無いまま刻一刻と時間は過ぎていく。初日に回ったエリアでは、同じく無反応。備後筋から下流へと折り返し、備後橋をくぐろうとしたその時、突然エンジンのスロットルを緩める奥村和正。何があったのかと、カメラを回し始めると…「坂本濁ってんのか、もしかして…」と口走った。朝から風もなく、雰囲気の感じられないこの日の池原ダム。風もない以上、濁りは重要な要素になるのだ。「これはありやな…」と呟き、備後筋と坂本筋のインターセクション付近から、坂本筋方向へ「NEWハイサイダー」をキャストしていく。そして次の瞬間、とてつもない衝撃バイトが襲った。激しいやり取りの末、取り込んだのは、凡そ3900g、66.5cmのモンスターバスだった。
「Documentary-79 番組記録連続更新!聖地池原ダムで巨大バス捕獲!」で更なる驚愕モンスターバスを仕留める!!
3月下旬の奈良県・下北山村。例年に比べ季節の進行が早く、標高の高い池原ダムでもサクラが満開。現地に到着して気になったのは、スロープがほとんど水面上に出てしまうほどの大減水。珍しく、取材前日にプラクティスを行い、取材を迎えた奥村和正だったが、前日の状況はあまりよくなく、唯一バスを確認できた前鬼筋からスタート。しかし、予想通りバスの活性は低く、ビッグベイトでは反応なし。プロトの「シンキングスウィッシャー」で攻めると、最新式の魚探には、何度かチェイスしてくるバスが映るというが、あと一歩、追い切らない展開。こうなると、いったい何がキーポイントになるのか…。
この日、エリアを選定していく際に、基準にしていたのが水質。雪代が入り、冷たく濁りの激しい白川筋。バスが好む水質ながら僅かな反応しかない前鬼筋。坂本筋、備後筋は僅かに濁ってはいるが比較的クリアな水質。モンスターバスを探し出すには、全体の濁り具合を把握し、その中で一番可能性のあるエリアを選択することが重要となる。僅かながら反応があっただけに、前鬼筋で粘る。しかし、「カバースキャット」で辛うじてヒットさせたのは50cmに満たないレギュラーサイズのバスだった。こうなると、移動したくなるのがビッグバスハンターである奥村正和の性。新たな可能性を求め、向かったのは白川筋。「雪代の冷たい水が入り、可能性は低いはずだが…」、何かを感じ取ったのか、細かくボートを走らせ、普段はあまりやらない中流エリアを探り始めた。
どうやら、前日に比べ、濁りのエリアが移動し、その境目を探しているようである。すると、濁りが少し弱まったアウトサイドベンドを発見。ここで手にしたのは「ハイサイダー220」、前回、番組記録を打ち立てたこのルアーをチョイスし、岩盤エリアにキャスト、ゆっくりとした動きで、その岩盤際をトレース。すると、瞬時にデカイとわかるモンスターバスがヒット。とてつもない引きを、ヒュージカスタムで強引にねじ伏せて素早くネットで捕獲した。その重量…5000gオーバー、全長を計測すると67.5cmの驚愕サイズ。またしても番組記録を更新。奥村和正らしさが、随所に現れたストロングなビッグベイトゲームとなった。
2023年も孤高のビッグバスハンター・奥村和正の釣りは見逃せない!!
独自のスタイルで60cmオーバーのモンスターバスに挑み、追い求めるフィッシングドキュメンタリー番組「D-IMPACT」。2月7日初回放送の「Documentary‐82 シーズン開幕直前!モンスターバス連発の総集編!」では、シーズンイン直前を盛り上げる特別企画として、ここ数年、池原ダムに拘り、釣行を重ねることで、極限まで高まった奥村正和の集中力。番組記録を更新するなど、2022年に見せた数々のヒットシーンを中心にお届けする。
これから訪れるハイシーズンに向けて、ビッグベイトの釣りを復習するもよし!2023年も魅せる奥村和正の釣りに陶酔するもよし!「釣りビジョン倶楽部」では、過去放送から新番組まで、好きな時に好きな場所で番組視聴することが可能!ビッグバスハンター奥村和正の釣りを見逃すな!!
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